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(短編集)
さいはての彼女
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さいはての彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全262件 1~20 1/14ページ
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「さいはて」という言葉に惹かれて購入。札幌への旅のお供に持参しました。最初の短編「さいはての彼女」を飛行機内で読んでいて思わず涙。原田さんの本は初めて読みましたが、ユーモアもあり、大人の女性のじたばたとした足掻きに共感し、そしてほんの少し何かが変わる心の変化に感動しました。ぜひ旅をしながら読んでほしい短編集です。 | ||||
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原田さんの小説は、絵画にまつわるものが多いですが、 私は、絵画モノ以外の小説も大好きです。 とても、言葉を上手につかっておられ、陳腐でなく、きれいな景色を 文字で見せてくれます。 今回も、一生懸命に、それでいて不器用に生きている女性を表現され、 その心理描写も、現れる風景も、とてもきれいでした。 私は原田さんの言葉の表現が大好きです。 | ||||
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本の帯に書かれていた『頑張ることに疲れた時に』の言葉に釣られて読んでみましたが、話のテンポが良くてすぐに完読しました。四十手前までがむしゃらに仕事を頑張ってきた女性たちが旅先での出逢いで心境が変わるという短編集でしたが、同じ世代である自分と重ねながら読ませていただきました。お話の中で出てきたナギちゃんが素敵な人物で…自分の人生の中でもこんな素敵な出逢いがあればなと思いました。 一つ不満があるのが、それぞれの短編で描かれていた主人公の女性がどれも似ていること。(気が強い、キャリア・地位がある、お金に余裕がある)自称仕事頑張ってるアラフォー女ですが、そんな地位もお金もない…(笑) | ||||
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人生をリセットしようか悩んでいるときに、偶然出会いました。 海、山、紅葉、雪、丹頂鶴などの情景がまざまざと目に浮かび、その中を苦しみながらも生きる人たちの、やはり偶然の出会いに、涙を禁じ得ませんでした。 読後感に流れる風は、優しく気持ちのよい風でした。 | ||||
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短編4作なのでさっくりと読めます。 久しぶりにマハさんの小説をよみましたが、ところどころにきらりと輝く✨言葉があって心のメモに書き込みました。 やっぱりマハさんの小説は好きだな〜って再認識しました。 マハさんのつむぐ言葉にそして登場人物に逢いにまたこの本を手にとると思います。 | ||||
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短編集の主人公は40-50代の女性である。いずれも仕事に邁進し高い地位を手にしたが、あまりに率直な性格ゆえに人間関係に支障をきたして災難を被るものの、旅先でひょんなことから転機を得る、というのがあらすじである。 それで、本書はぜひに若者に読んでほしいのだ。 「あ、上司にこういうおばさん/おじさんいるわ」と思うこと必至である。 年齢を重ね、とにかく相手の話をじっと聞くという行為ができない人。貴賤に関係なく人間に敬意を払うという道徳が抜け落ちてしまった人。学ぶという行為そのものを忘れてしまった人。 それが本書の主人公たちである。 この主人公たち、素敵な旅を通して成長したようにみせかけて全く成長しないのだ。 これを狙って書いており、主人公と同じような人に「小説を読んで私も清々しい気持ちになった、私も変われた」と感動させているのなら名著だというほかない。 とにかく主人公の言動がひどい。タイトルにも選ばれた「さいはての彼女」を例にしても、偶然会ったバイク乗りの「彼女」との旅を通してまるきり成長しないのだ。 珍走団に絡まれた際に、彼女は波風を立てないように無視を決め込むも主人公は啖呵を切ってしまい後にバイクを壊される。 そして彼女が必死にホールしてもエンジンがかからず、主人公が代わったらなぜかエンジンがかかる。彼女の背中を見て主人公が改心していたらこの展開も感動するのだが、主人公は自分が喧嘩を売ったせいでこうなったことすら理解していないままだ。 あまつさえタンデム中に彼女の後ろで騒ぐな的なことを言われたのに騒ぐ。 極めつけは最後のメール。素敵なバイク旅を終えた主人公は、かつて罵り続けた仕事相手へ謝罪もなしに「また走らない?」とのたまう。相手から見たらまるで意味が分からんだろう。改心した、反省したということが伝わらないし、主人公がタンデムで走ったのを知る由もないのだから「走る」という言葉選びの意味も分からない。 どの短編も主人公の完全なる自己満足だ。主人公から見ればさぞ気持ちがいいだろうが、まわりの人にはまったく伝わらんのである。これが実に巧妙に書かれている。主人公はたしかに憧れるほど素敵な旅をする。私も旅してみたくなるほどだ。しかし、なぜか成長しない。成長しているように見える、でもしていない。驚愕である。 この主人公のようなおばさんおじさん、あなたの身の回りにいるだろう。 普段から横柄な態度で、分かった顔で首を突っ込んでは場をかき乱し、後始末もせずにまた他所へ首を突っ込みに行き、他の人たちがなんとかしたところで戻ってきてどうだ私のおかげだったろうと得意げな顔をする奴だ。 こっちの話を聞いているようで聞いていない奴だ。最初から自分の話をしたいがために、こっちの話を聞くフリをして、結局こっちが話している最中に我慢ならずに遮って話し始める、そういう手合いだ。 そいつが厄介払いで休暇をとって戻ってきたと思ったらなぜか「私と仕事しようよ」と意気揚々になっているのを想像してほしい。果たして清々しい気持ちでいられるだろうか。 この短編集は本当にそういう、成長しない人が主人公だ。 どれも素敵な旅なのに「嫌なことあったけどまた頑張ろ☆」程度の感受性なのだ。 どれも自分の一方的な思いを手紙に綴って終わるのがあまりにも救われないのだ。 どうか相手の話を聞いてほしい。人は成長できるということを忘れないでほしい。 本書はそれを狙って書いたのだと、私は信じたい。 | ||||
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さわやかだ、何かに悩んだ時、迷っている時にまた読み返していい風に吹かれたい | ||||
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ストーリーも楽しめ、普段の仕事に追われて いる私には一本踏み出した皆さんのドキドキ・ワクワクが感じられ、そこに若い力が背中を押す。 それは読みやすいし、楽しめました | ||||
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幸せって、シンプルなんだね そのシンプルな宝物をややこしくして、見えなくしてる自分 さいはての彼女は、見えなくなった大事なことを教えてくれる天使のようだ 世の中ってさ、やたら身構えて、緊張して、気を使って生きるじゃない それが毎日続くもんだから、麻痺しちゃうのかな 子供の頃は、いろんなことに目を輝かせたり、嬉しくなったり、悲しくなったり、感動したり、素直に生きていたはずなんだ すっかり忘れてしまったよ 人間関係、男女関係、部下、上司、取引先、やたら面倒くさいことになっちゃう。何でだろうね。気を使い過ぎ、気を使わなさ過ぎ。こじれにこじれ、そんな中、生きていかなきゃいけないから、おかしくなってんだな シンプルにうれしいと言えばいい 本当は、大好きなんだと言えばいい 自分の思いをそのまま、ぶつければいい もっと一緒にいたいって言えばいい いろんな鼓動をキャッチするさいはての彼女のようにシンプルで、素直な人になりたい 物語の舞台は道東 読んでいくにつれ、何度かバイクで走ってることがよみがえる テントも燃やした思い出もある 笑 網走湖の夕日の煌めきは、感動したなあ あのとき、一緒に走った人は元気かな やっぱ何か忘れてるんだな 思い出さなきゃね これからも生きるんだからさ | ||||
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ライトに読み進められるけど、感動して涙をこぼした場面もありました。原田さんの織りなす言葉たちが心地よく、好きになりました。 | ||||
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自分の理想を追い求めるあまり、周りの人間に強く当たった結果、孤立したおばさんの話です。 旅先での出会いきっかけで自己陶酔し、全てが浄化されたような話になってますが、大本の原因が自業自得なのでなにも共感できません。 しかも、自己完結している物事ならともかく、自分⇒他者に行ったことに対しても一緒に浄化が完了したという恐ろしい勘違いをしており救えません。 また、随所にあらわれる実は主人公の容姿は良いんです、性格も本当は良いんです的な表現(しかもあくまで客観的に表現されていることがポイント)が鼻についてしかたありませんでした。 すごく女性的な創作というか、X(Twitter)でよく見る「嘘松」と呼ばれる類のものを薄~く引き伸ばしたような話ばかりですのでおすすめはできません。 | ||||
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読み返したくなるような一冊です! 迷っている方は、ぜひ手にとって見て下さい! | ||||
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ソロツーリングはソロではあるが、決して一人ではない。 風に曝され雨に打たれ、それでもまた旅に出たくなるのは何故なのか? 自然と戯れ、仲間たちと思いを共有する。 免許がなくてもバイクに跨がって走り出したくなる小説です。 | ||||
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1話読んだら次が、またその次が読みたくなります。 今読み終わったけれど、もう一度…最初から読みます。 | ||||
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どの話も気持ちよく、爽やかで それでいてちょっとホロッときたりして ステキなお話でした 知床は最近行った場所なので 本の中の描写に、その時の情景が思い浮かんで 懐かしい気持ちになりました 旅好きな方には特におすすめです | ||||
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この方の作品に初めて出合いましたが、各編なかなか登場人物の個性が楽しくて、確かに清涼感の有る読後でした。 | ||||
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俺も放置30年のバイク(SUZUKI LS650)ボチボチ整備してまた乗ろうかなっ。 | ||||
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温かさで言うと、人肌より少し温かいホットミルクのような作品 優しくて、がむしゃらな毎日に緩やかなブレーキをかけてくれるような、狭まってる視野を取り戻させてくれるような物語 | ||||
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キャリアウーマンが抱える悩みや葛藤、そしてそこから脱出するひとときの中で人との出会いで感じる安らぎの時間が描かれています。特に最後の話は感動しました。 | ||||
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女性のカッコイイ生き方とは、こういうことだと思いました。 自然と引き込まれ、感情移入できちゃう作品でした。 中年男性にもオススメです。 | ||||
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