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四月になれば彼女は
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四月になれば彼女はの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21~40 2/3ページ
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文字通りだと思います。 刺さる人には刺さる、というか誰にでも刺さると思います。愛とは何かというか考えなくてもいいこと、気づかなくていい人にも気づかせてしまうそんな作品です。でも一度読んでみるといい気がします。今一度考えてみるいい機会になる気がします | ||||
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友人にお勧めされて、初の川村元気作品。 まず、目次を見て月ごとに章が振り分けられているのが素敵な構成だと感じた。しかし、章によっては短かったり、季節に関係なかったりと少々強引なところもあった。 物語の展開は現在と過去の回想から心の移り変わりを追っていく。この物語の素晴らしさは主人公である藤代の元彼女・ハルが1度も現在のストーリーに出でこないことであろうか。手紙や過去、そして、クライマックスの中河さんの話には出てくるが、ハルが今何をしているかという事実は出てこない。それにもかかわらず、藤代を含め、さまざまな登場人物の心を動かしているし、それが前に進めない原因にもなっている。そう考えると、この物語の凄さが再認識できた。 この小説を読むと「恋愛とは何か」「結婚とは何か」を考えさせられる。あさのあつこ氏の解説にもあったが、この小説はどう解釈しても「恋愛は良いもの」とは解釈できない気がする。だからこそ、人生に必要なものかもしれない。 「良いものが人を幸せにするとは限らない」 そういう意味ではこの小説は恋愛を楽しんでいる人もそうでない人にもおすすめかもしれない。 | ||||
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9年ぶりに届いた元恋人からの手紙、ただ単に甘い恋愛小説ではないことは、読みはじめてすぐに気づいた。読み進めるうちに、なぜかわからないヒリヒリした痛みが、心に残っていくのを感じた。 人を愛することの意味、その純粋さを突き詰めていったところにある愛の形。 ハルの最後の手紙にこう記されている。 「でもいま、最後の手紙を書きながら気づきました。 わたしは、わたしに会いたかった。 あなたのことが好きだった頃のわたしに。 あのまっすぐな気持ちでいられた頃の自分に会いたくて、手紙を書いていたのです。 さようなら。 いまフジが愛する人がいて、その人がフジのことを愛してくれることを願っています。 たとえそれが一瞬だとしても、その気持ちを共にしたひとりの人間として」 「自分を大切に思う以上に、相手を大切に思えるということ」作中、作者が幾度ともなく繰り返してきたメッセージ、人を愛することの意味を作品を通して教えられたような気がする。心はヒリヒリしてるのに、あたたかい何かを掴めたような…。 | ||||
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さらっと読む本でも、感動する恋愛小説を期待して読む本でもないと思います。 人との関わりの中で生まれる感情を、美化したり脚色したりせず、繊細で生々しく書かれています。 読んでて苦しくもなりましたが、それでもこの本に出会えてよかったです。 文庫版の解説をあさのあつこさんが書かれていますが、これがとても秀逸でした。自分の言葉にならない読書体験を、書き表していただいたような気持ちです。 | ||||
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学生時代の恋人ハルから突然の手紙。結婚を控えた精神科医藤代の心に何かがうずき始める。ハルはなぜ手紙をよこしたのか。ずっと一緒にいるといった言葉はどこへいったのか。穏やかだったはずの日常に風が吹く。 また来ようねと言った初めての海外旅行。いつでも来れるとその時は思っていた。 なぜか私のこころの奥でも揺れるものがあった。書店で表紙に目を奪われ手に取ったときはこんな気持ちになるとは思わなかった。今すぐ好きな人のところに飛び込んでいきたくなる。普段は言葉にできないけれど好きな気持ちでいるこの瞬間を大切にしたくなる。 季節とともに、時間の経過とともに人の心がゆっくり動いていく、でも変わらない自分でいられる。その様が心地よく読み進めていける一冊。愛の色や形、においや音は誰とも簡単に重なるものではない。私だけのものだからこそ、共有できたときは嬉しい。 | ||||
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場面がとびとびになるが後に伏線として回収される。最初は少し戸惑ったが、後半に畳みかけるような印象を受け面白かった。パズルのようにカケラ(ピース)をはめていき最後にうまく形が見えてくる、そんな小説でした。 | ||||
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よかった。 | ||||
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甘くもなく、酸っぱくもない。 愛は賞味期限のようでそうでもない。 日常を旅する中で毎日が新しいような、そんな恋をしたいと思った。 | ||||
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わたしも同じ経験をしました。 まるで自分のことを書籍化されたように、客観的に自分の人生を振り返ることができました。 私は誰かを愛し、愛されることを 諦めてしまいました。 でも子供という宝物を授かっていて運命を共有しています。 でも もう一度 人生を巻き戻せるなら どうしても自分が愛し愛された日に戻りたいと思います | ||||
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何気なく流れていく日常と、 登場人物の心情にこちらが気づかされる感覚の 濃淡があって読み終わると考えさせられる。 | ||||
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薄くて綺麗な色の作品だったと思う。生きてきた中で得たものと失ったものを考えることができるのではないだろうか。 | ||||
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誰かを愛しているという感情は一瞬、あのときの私はそれが永遠に続く と思っていたという印象的なハルの心情、大島さんのことでなぜ二人は 別れたのだろうか?そして最後にインドに弥生がいるという予想外の展 開、なんとなくもやもや感はるものの心に残る小説であることは間違い ない。 | ||||
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もっと、評価高くていいと思う。 この小説とても良いです。 生きることを意識している方には、 良いのではないかな? なんとなく、学生のころ読んだ 村上春樹的な?匂いが? 個人的感想です。笑 | ||||
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著者のことは知らないが小説家が書いた小説ではないんだろうなという感想。 著者が頭の中にあるイメージを読者に伝えようとしすぎていて小説というより映画を見ている気分になった。 せめて人物が会話をしているシーンなどは間に描写を書くのはやめて欲しい。 また、表現力が乏しいのでくどくなり過ぎて読みにくかった。 ラストには賛否があると思うが全体通してはなかなかいい作品だと思う。 女性がどう感じるかはわからないが間違いなく成人男性には刺さる、特に新海誠の作品が好きな人にはうってつけだと思った。 読んでいて2、3回吐きそうになりながら不整脈に襲われたが逆にそれが心地よかった。 もう少し小説としてかければもっといい作品になっていたと思う。買いかどうかと言われると買い。 | ||||
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映画プロデュース面での方が著名な著者である。作家ではなさそうなので、小説はいかがかと思いきやかなり良作であった。 欠落感を抱えた主人公の恋愛や人生観を通して進むのであるが、まぁ内容的にはありきたり感はぬぐえない。 しかしところどころで、匂わす映画や本や音楽のセレクトがいい。 なにか、かつての村上春樹のような著者自身の洗練さが読者に伝達するようで、端的に言うとオシャレな気分がした。 思えば、人間とは乗り込んだコクピットから死ぬまで出れない生き物である。それが、どんなものであれ。 どうして生きているのだろうということに完全に答えられないのが、そもそも欠落感の最たるところである。 情愛はそこを満たして忘れさせる唯一の感情である。そういった一種の虚しさがうまく表現されていてよい作品だった。 | ||||
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前回の作品の「億男」では、登場人物たちが上から目線で、「自分の考えは正しい」と主張しているようで好きになれませんでしたが、今回の作品は登場人物が自分の生き方や、「愛」についての考え方に悩んでいて、自分と真摯に向き合っている姿に好感が持てました。作者が読者と同じ視点に立っている感じがして読みやすかったです。恋愛小説ではあるのですが、「愛とは何か」ということがテーマで、答えの出ない問題を作者が作者が読者に委ねているのがよかったです。倦怠期の婚約者と結婚を控えた主人公のもとに、昔の恋人から手紙が来るというよくあるパターンの物語のように思えますが、意外な展開があり、そこも面白かったです。またいろんな土地が出てきて、映画化になれば、すごく映像のきれいな映画ができると思うので、是非映画化してほしいと思いました。 | ||||
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既に単行本で持っていましたが、読み終わってしばらくしたらもう一度読みたくなりました。ハードカバーを持ち歩くのも大変なので、スマホにダウンロードしていつでもどこでも読めるようにした。本の中に出てくる何曲かの音楽もダウンロード。主人公、相手と気分がシンクロします。 | ||||
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読み始めは…?って思いましたが読み進める毎に 吸い込まれて行くような… ふと読み終わって気づいたら寝る時間なくなってました やっぱ良いお話だと思うんですよね! | ||||
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同感できる言葉がたくさん出てきます。でも答えは分かりません。川村さんもそんなことを書いていると思います。 | ||||
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これを読んで以来どうにも恋愛小説が読みたくなって、数冊買っちゃいました。 とても感動的な気分になれます。 パートナーに持っている感情が何なのかモヤモヤしている人には特にオススメです | ||||
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