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掬えば手には
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掬えば手にはの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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対象理解について、もう少し自然な形で書かれていたら、もっと人間の本質に迫れたのではないかという変な読後感。 相手の考えがわかる?そんな簡単に出来る?主人公の秘密は一体何?と惹き込まれる。そうか、その人の立場に立ってよくよく観察すると、驚くほど真実が見えて、こぼさず掬えるってこと?そんな思いで読み進めてスイスイ行くんだが、、、、。 残念ながらクライマックスは無く、非現実的で人間の力を侮ったまま終わりを迎える。相手の立場に立つなんて到底無理だよね、って謙虚な態度にも迫って、あらがって欲しかったという思いの残る作品。 | ||||
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いつもながらの優しい瀬尾まいこの世界。今回もたっぷりと堪能した。 登場人物を放置したままにしなかったり、段階を踏んでしっかりと伏線を貼って回収していくのがかなり新鮮だった。 読み終わってからの感想は、書き手の河野さんのぶっこみ方が特に新鮮に感じた。 えーそうくるかというか。 本当にいい本。優しさとは、思いやりとは、人を表面だけで判断していないか、など人が人に対して大切に持っていたい気持ちが詰め込まれている。 少しだけネタバレすれば、「大竹さんはこんないいところがある。性格悪いけど」という表現がとても好き。 オムライスがひっきりなしに本文に出てくるが、本文のオムライスの通りに優しくて甘くて少しずつ工夫されているオムライスのようなお話だった。だから、このお話が嫌いな人なんていないだろう、というのが率直な感想だ。 本作も万人におすすめできるのは変わらないが、落ち込んだときにこの本をおすすめしたい。 きっと元気をもらえるはずだ。 登場人物を一人だけ選んで声をかけるとすれば、三雲さんが幸せになれたらいいね、と伝えたい。 特に感情移入した。 | ||||
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強運の持ち主 とか、図書館の神様 とか、僕らのごはんは明日で待ってる とかで凄く好きだった、瀬尾まいこ さん。 「最近はどんな作品を書かれてこられたんだろう?」と、ふと検索してみて・・・良かったです | ||||
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とても心地いい物語。 | ||||
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【私の雑要約】 俺、人の気持ちが分かる特殊能力持ってる!凄え!だからみんなを助ける!からの闇抱えるバイトの子を何とかしたい!からのホントに持ってるの?その能力?でも、結局、能力在ろうが無かろうが君はいい人だ まさかの特殊能力物? 瀬尾さんが? と、戸惑いながら読む続けると さすが、さすがの 期待していた通りの、ちょっと変わった優しい世界に連れてってくれる 心が浄化される 実際にいると一緒にいたくないだろうなと思う店長でさえも、 気持ちを考えると愛おしい生き物に変わってくる不思議 さすが 人の気持ちを考え理解し、その人のために行動すること それは特殊能力では無い でも、皆が忘れがちな能力なのさ 誹謗中傷ばかりではなく、相手の気持ちを考えると、優しい世界に行けるのさ的な とても、良い本でした | ||||
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付きだから購入。 帯もあり大変きれいな状態で嬉しかったです。 | ||||
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前半の流れから、後半に向けて、期待して読み進めました。『だれもが涙せずにはいられない』を期待して! このコピーは大袈裟過ぎませんかね? 同じ様な体験をしている私含め、すんなりと終わりを迎えることは無いトイレ思います。 | ||||
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初回限定の写真が載っていたので初回限定が来ると思って注文しましたが、実際に届いたものは初回限定ではありませんでした。小冊子目当てでの購入でしたのでがっかりです。ここで買う必要なかったです。小冊子目当ての方は初回限定が売っている実店舗で買うことをオススメします。 | ||||
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さすが瀬尾まいこ‼️こうゆう日常を切り取ったような小説を書かせたら右に出るものなし❗️~と思うのは私だけだろうか⁉️ 初めはなんかガラの悪い店主が出てきてどういう展開になるのかと心配してしまった でもこんなに読み終わって、心がほっこりする小説を書く作家はなかなかいないと思う。今の殺伐とした空気を一変させてしまうようなエンディング、やはり瀬尾まいこはスゴイ‼️そしてバトンは渡されたも名著だったが、この作品はそれよりもさらに読みやすいし、初心者にもお薦めの一冊であると思う。是非とも手に取って欲しい一冊である。 | ||||
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初めのうちは馴染めなかった登場人物たちでしたが、読み進めていくうちに親しみが生まれてきて、彼らのことを応援してましたね。 なんて言うかな。最初は遠いところをぐるぐる回っていた惑星が、いつの間にか気がついたら、随分と近くを回ってて、賑やかなことになっていた‥‥みたいな感じ。はらはらしながら頁をめくっていったら、最後の方は、ほっこりとした気持ちになってましたわ。 それと、〈初回限定〉と記されてる小冊子、『掬(すく)えば手には アフターデイ』が凄く良かったです。読みながら、くすくす笑っちゃいましたよ。 オムライス屋「NONNA」の、口の悪い店長・大竹の視点で話が進んでいくって設定がコミカルで、とってもイカしてた。この小冊子の続きを読んでみたいっすね。 | ||||
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たしか、高橋源一郎さんだったと思います。 瀬尾まいこさんの、「卵の緒」の評で、「家族のことを書くために、それにぴったりの文体を生み出した」と書いていたのは。 文豪といってイメージするような作家さんの鋭利な文体でも、家族のことは(もちろん)かけるのだろうけど、家族の中の、悲しみやおかしみや、、、色んな感情を包み込んで描くためには、きっと瀬尾さんの文体がぴったりなんだと、高橋さんの言葉を思い出しました。 この本も、”瀬尾さんの文体”で書かれています。 特別な文体です。 瀬尾さん初めての方も、もちろん楽しめると思うんですが、何冊か瀬尾さんの本を読んで「そうそう、この文体に触れて、ホッとしたいんだよ。最近仕事も忙しかったし」と、あの文体を期待して読むのが、僕の瀬尾さんを読む醍醐味です。 内容は、心が読める(?)大学生の話。登場人物がみんな魅力的で、とても面白かったです。 きっと読み終えると、大事な人のことを思い出すと思う。 | ||||
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読んでいてあたたかな気持ちになります。 主人公のようにあんなふうにいろいろと気をかけてくれる人がいたらいいなと思いました。店長の変化もほっこりしました。 | ||||
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どの人物も一癖ありながらも優しい気持ちをもっていて、物語全体が温かい空気に包まれているように感じられた。 触れられたくないけれど、誰かに知ってほしい。 そんな思いがいくつも重なった物語になっていた。 NONNAというオムライス店の口が悪い店長の大竹さんがいい味(人間としても、まかない飯でも)を出していた。 口が悪く、ぶっきらぼうで、悪い感情を吐き出しまくる大竹さんだが、実は心優しい一面があったり、掃除をしっかりやったり、相手をよく観察していたりしていて、だんだんと憎めない人物に思えてきた。 明るく誰とでもすぐに打ち解けることができる本書の主人公の梨気だが、自分が何のとりえもない平凡で普通な人間だと思い悩んでいた。 そんな梨気に河野さんが言った言葉が印象的だった。 「相手の思っていることがなんとなく分かったとしても、外れることだってあるし、そもそも分かったからってどうにかしようってあんまり思わないでしょう。それなのに、梨木くんは迷いもなく人に声をかけられる。それこそ、特殊能力だよ」 「梨木くんは、自分がどう見えるかより、相手の気持ちを感じ取って進むことを選べる人だよ。その場で変わる空気なんかじゃなくて、人の気持ちを読んでくれる人」 誰に対しても助けてあげたいという気持ちをもつ梨木だからこそ、自分の殻に閉じこもっている常盤さんに対しても声をかけ続け、少しずつ殻を破るきっかけができたのだと思う。 初回限定版には、アフターデイとしてNONNAの大竹さんがお店のその後の様子を語った冊子がついていて嬉しかったのだが、個人的には梨木と河野さんはどうなったのかも気になっている。 | ||||
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自分にしかない何かを必死に探し求める過程で、別のものを得ることがあると思う。しかし、人のために、内側から突き動かされた行動によって得るものは、もっと大きいのだと思った。 常盤さんの秘密が気になって、途中から一気読みした。読み終わってみて、秘密は読み進めるための促進装置みたいなもので、その過程で味わえたものの方が印象に残った。 ストーリーに大きな起伏はなかったが、バイト先でのやりとり、マラソン大会など、臨場感のある丁寧な描写で、どんどん物語の世界に引き込まれた。 親しい友人のことを、自分はどれだけ知っているのだろうか?相手に自分のことをどれだけ伝えてきただろうか?「近くにいる」とか「長年知っている」ことで、「親しい」と思いこんでいるだけで、実はお互いに共有している幻想なのかも…。主人公の「能力」は、やはり普通じゃなかった。読後、そんなことを考えた。 | ||||
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悪いひとは出てこない。 こんなにきれいにいくわけもない。 でも、泣かされた。 元気まで出た(笑)。 物語のちから、だ。 藤井風くんの歌を思う。 「この宇宙が教室なら 隣どうし 学びは続く」 目の前の誰かの思いに触れる事が出来るのは、 何も特別なことではない、んだ。 瀬尾まいこのやさしさは、強いぞ。 | ||||
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瀬尾さんの作品では、もう忘れかけている思春期の心の揺れを思い起こさせてくれます。 これも瀬尾さんが先生であった時代に思春期の子どもたちに寄り添ってきたからこその表現だと思います。自分もあの頃、そんなこと考えてたなと結構な頻度で頷いてしまうのです。 本作品では青春の光も影も優しく描かれていきます。 「高校生のころは、わけもなく心が揺れ動いて苦しくなったり、ぶつけようもない苛立ちに襲われたり、漠然とした不安に叫びたくなった。」 「そう。いろいろあっただろ。単純明快に暗いところゼロで十代をやり過ごしているやつなんていないもんな」 「だけど、あの時は思春期だったでしょう? 今のほうがずっと余裕」 さて、大学生の梨木とバイト先の店長大竹さん、そして友人たちを巡り物語が展開します。 物語が進むにつれて登場人物の背景が明らかになっていくのも瀬尾さんらしい展開です。 心地よい文章で、つい時間を忘れて読んでしまう。 現代はたくさんの人とスマホやSNSでゆるくつながっていける時代です。 それとは逆に、人と人とが直接かかわり合う、気持ちを推し量り合うことでしかわからないことがあるのも事実。本作では人との関わりが中心に描かれます。 梨木くんは、全てが平均的というけど人の心を酌むことのできる達人ですね。 河野さんも常盤さんも、香山くんとの関わりも、リアルな人と人との関わりの賜物です。 こんな体験できるといいですね。 いい時間を過ごせたと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここからはネタバレです。 常盤さんと秋音に関しては、自分ならとても耐えられないです。秋音が可愛らしければ可愛らしいほど、悲しみは消えないことでしょう。 ここは温かな気持ちに到底なれなかったのでストーリーの流れのよさと差し引いても⭐3としてしまいました。 | ||||
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気持ちよく優しいお話ですねー 見方を変えれば河野さんはかなり粘性の高いストーカーで、大竹さんはできれば近づきたくないし逃げる方が正しい相手だし、並んで歩いてる時に訳分からない会話を一人で交わして挙句自分に向かって何か熱弁始める人間がいたら逃走案件だけど ↑のちょっとヤバめ…?に好意が挟まると気遣いに満ちた優しい関係性が出来る 「怖かっただろうな」でげらげら笑う河野さんのフォローは偉大だ 見てるだけじゃなくて、誰もが見られてもいて、そこに好意があると優しい労りの連鎖が発生する 読むタイミングを選ばず読後気持ちが穏やか効果が得られる楽しいお話でした | ||||
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著者のファンなので、毎回新作を楽しみにしています。 今回も、とっても優しくて人と人の繋がりの尊さを感じさせてくれました。 本当に、なんで瀬尾さんはこんな優しい物語を書けるんですかね。 ラストは感動の涙を流しました。 等身大の主人公に共感でき、自分も日常の中で周囲の人にアンテナを張って行動できたらと思いました。 今作も非常に楽しませていただきありがとうございました! | ||||
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このタイトルの意味がわかるラスト付近で、涙腺がたまらず崩壊しました。 瀬尾さんはなんでこんなに優しい小説を書けるのだろう。 読み終わったあと、心が洗われたような清々しい気持ちになり、大きく赦された感じがしました。 素晴らしい作品です。 | ||||
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主人公の人の良さが光るストーリー。 河野さんとの関係性が良い。 全体的には心休まる素敵な物語なんだけど、著者の作品として捉えるともう一つ訴えかけるものがない。 バイト仲間常盤さんの状況も理由は簡単に推測できるし、作品への絡ませ方はもうひとつ。 主人公の他人への気の使い方が結局自分にも帰ってくるのだろうけど、こんな生き方は疲れそう。 それでも人に関わるのは素敵な事だという思いは伝わるストーリー。 | ||||
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