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戸村飯店青春100連発



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【この小説が収録されている参考書籍】
戸村飯店青春100連発
戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)

戸村飯店青春100連発の評価: 4.64/5点 レビュー 67件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 61~62 4/4ページ
No.2:
(5pt)

家族の距離感

瀬尾まいこってやっぱりいいなぁ。と思わされた作品。
個人的に瀬尾まいこの書く「家族の距離」みたいなものが
すごく好きだったのですが、最近の作品は家族離れしていたので
久しぶりに「家族」を書いてくれて嬉しかったです。

弟はどこにでもいそうな関西の子。
関西人なのにどこか関西に馴染みきらない兄。

弟視点から書かれていたときは
お兄ちゃんを「こういう人いるよな」とちょっと距離を置いてみてましたが、
兄視点になって
どこにいてもしっくりこないと感じてきたお兄ちゃんに
「どうにか頑張って!」とエールを送ってしまいました。

何気ない関西の日常、
特別じゃない10代の日常、
ゴールがあるとも
正解があるとも限らない人生を
自分の足で歩み始める戸村兄弟。

別段事件が起こるわけでも
大恋愛が起こるわけでもないけれど
人生っていろいろあるんだよなぁ。
そんな人の人生を少し垣間見ることができる素敵な作品です。
戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)より
416776802X
No.1:
(5pt)

素晴らしき兄弟愛

「切っても切れないくされ縁?」
まさしくその通り。
血の繋がった兄弟は、どうあったって縁は切れないものなのです。

見た目も性格もまったく正反対の
ヘイスケとコウスケの戸村兄弟。
年も一つしか違わないから、何かと比べられ、お互い気分よくない。
自分は男兄弟の真ん中なので弟の気持ちも兄の気持ちも
両方ともなんとなく分かる。

ヘイスケは高校卒業後大阪の家を出て東京へ。
とにかく閉鎖的というか地元意識が強くて
何にでも首を突っ込んでくる周囲の人間から離れたくて東京へ。
コウスケはそんな何を見ながら、将来は自分が実家の戸村飯店を
継がなくては、と思う。
あ〜、分かる。二人の気持ち。だから両方応援したくなる。
結局、行き着くべきところに行き着いたという感があってほっとした。

紹介には爆笑コメディーなんて書いてるけど、
コメディーというより兄弟の成長物語、だな。
いい感じで二人がたった1年で大きく成長してる。

なんだかんだ言いながらやっぱり兄弟で
お互いのことをどこかしらで意識し合ってる。
そんな兄弟の姿が微笑ましかったです。
戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)より
416776802X

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