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約束



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【この小説が収録されている参考書籍】
約束
約束 (文春文庫 は 36-14)

約束の評価: 3.00/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

面白い。とてもスリリング。

現代の高校生が幕末維新の明治時代にタイムスリップ、ダイナミックなドラマでありながら
史実も織り交ぜて小説にしている違和感が感じられないところが作家のすごいところです。
約束 (文春文庫 は 36-14)Amazon書評・レビュー:約束 (文春文庫 は 36-14)より
4167917939
No.2:
(4pt)

読んでいて藤沢周平を思い出した

現代の高校生がとその関係者の意識だけが明治初年に跳躍しその時代の人物に憑依するという設定は、SFというよりはファンタジーであり、それよりも伝奇小説といった趣だ。半村良氏の「妖星伝」が伝奇小説っぽくありながらしっかりSFっぽかったのと好対照だなどと読み進めていた。読んでいて西南戦争が始まるまでのところは史実を説明する感じで持たれたが、その直前に中江兆民と村田新八を通してフランス革命やパリコンミューンを浮かび上がらせた構図の妙に感心し、クライマックスは展開も、その思想信条においても切れ味もよく重量感もあり面白かった。この辺の登場人物の心情の重さとやるせなさから藤沢周平氏を連想してしまったのは紋切り型に過ぎるかもしれないが、それが「伝奇小説」的設定の中で達成されているところが本作品の特筆すべき点だ。しかもオチがジュブナイルっぽく微妙に危ういバランスで成立しているところもなかなか珍しく興味深い。
約束 (文春文庫 は 36-14)Amazon書評・レビュー:約束 (文春文庫 は 36-14)より
4167917939
No.1:
(4pt)

日本は仁義の大道を世界に広める国になるべきだ、と西郷に言わしめた作者の思いをいかにくみとるか。考えさせられる。

明治維新を総括すべきと志向していた著者の習作。
本書を読む喜びと悲しみが同時にあると、本書の解説にある通り、もうこの作家の新作は読めないのだ。
大事に味わってほしい一冊。
約束 (文春文庫 は 36-14)Amazon書評・レビュー:約束 (文春文庫 は 36-14)より
4167917939

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