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幸村を討て
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幸村を討ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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真田幸村が主人公なのに、彼が大活躍する話ではありません。織田有楽斎や後藤又兵衛などの武将達が幸村を語る事で、彼の姿が浮かび上がって来ます。今までになかった手法が、面白いと思いました。ただ、幸村の活躍を期待した方は、物足りなく思うかもしれません。 | ||||
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重々しい内容で読み応えがあった。主人公は真田家の信幸改め信之と、信繁改め幸村兄弟ではあるが、次々と登場人物が変わるので混乱しそうになる。読む方もそうではあるが、著者はよくこの複雑な筋書きをかっちりと書いたものだと感心する。 | ||||
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徳川と豊臣の最後の戦い、その舞台裏で真田家と各武将たちがどのような思惑をもって戦に臨んでいたのか、そして真田家は何を目指したのかが描かれた戦国ミステリ。 徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永。 徳川と豊臣の最後の戦いに参戦した男たちの視点から、真田幸村はどのように見え、どんなやりとりがあったのか。 一つ一つを丁寧に描きながら、最終章では幸村の兄の信之が、真田の戦を繰り広げる。 それぞれの武将の思惑を読みつつ、幸村はどう振舞うのか、読み応えが満載だった。 特に、伊達政宗と毛利勝永の章が、お互いの筋を通す男気があって好きだった。 また最終章の、徳川家康・本田正信 vs 真田信之の戦は、それまでの総括になっており、それぞれの持ち味を出しつつ、緩急入り混じった駆け引きや緊張感があって楽しめた。 | ||||
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塞王の楯でも思ったけど完全にいくつかの話に別れてるのを1冊にする必要あったのかな 主人公万能感も似ている 1冊にするには長すぎると感じて途中で読み飽きたものの結末と言うかオチは知りたいという義務感でなんとか最後まで読み終えました 忍び同士の暗闘がさすがの筆致というか面白かったので星2つ | ||||
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兄弟の絆に涙しました 家康の、強かさにも驚き‼️ 関ヶ原の戦をこんなに多方面から書かれたのを初めて読みました | ||||
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良し | ||||
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こんな幸村は、初めてです。池波正太郎氏の真田太平記も渾身の作だと思いましたが、今村氏のは、意表をつく作品で、堪能しました。 | ||||
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気に要らなかったことなし。実に面白かった。 | ||||
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茶々と毛利勝永のエピソードがとても良いので是非読んでほしいです | ||||
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「八本目の槍」のように、様々な人物の視点から、同時期に起こった出来事を描き、最後にそれぞれの行動が何の為に行われていたのかが分かる。 それぞれの思惑が、大きなうねりとなるような展開は、バタフライエフェクトのよう。 最終章の、真田信之対家康の、言葉による戦は、ヒリヒリとした空気感が描かれていた。 題名に「幸村を討て」としたのも、流石でした! | ||||
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登場人物の心理描写が、ホントかぁ?と思いながらも、ドンドン引き込まれて面白い小説である。結果は史実なんだが、その過程の解釈が作者の切り口の妙で、現代人とは異なる400年位前の武将達の考え方かと、妙に納得した。ただ、ホントにこんな考え方なの?と思う。 | ||||
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いい。「八本目の槍」とあわせて、三成と家康と真田に対する見方が大きく変わりました。今翔の今後に大きな期待! | ||||
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なぜ、昌幸の次男に産まれた幸村が、当初武田信玄が最も信頼を寄せていた典厩信繁と同じ諱を名乗っていた理由が記されており、また、後年「幸村」を名乗るに至ったかも描かれていて興味深いものであった。 | ||||
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誰も見たことのない「真田幸村」を誕生させた傑作! 個人的には直木賞受賞作「塞王の楯」は丁寧に人の思いが描き込まれている反面、ヒールが存在しないせいか今村作品らしくない冗長さも感じられ、読了に苦労し、野心作「童の神」・傑作「じんかん」の過去2回のノミネートも加味されたのでは?と感じられる作品だった。 しかし、本作「幸村を討て」は、「八本目の槍」の静かな緊迫感と「塞王の楯」で見られた重厚な人の思い、しかも「個」ではなく「家」という思いを絶妙なバランスで調和させた、文句なしの新たな今村翔吾作品だった。 | ||||
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他の方も書いているように、500ページ越えの大作です。通勤カバンに入れると、膨らんで大変。社員通用口検品所のガードマンが、カバンを開いて、びっくりしていた(笑)。 歴史小説、というより歴史ミステリーですねえ。「大坂城に突如現れた、真田幸村とは何者なのか?本当に真田昌幸の次男・真田信繫と同一人物なのか?」「真田幸村が大坂城の戦いで目指しているものは何なのか?その黒幕は、果たして誰なのか?」 様々な謎を、多重構造的に描きながら、最後はきちんと、伏線が回収され、納得のゆくミステリーに仕上がっています。(ちょっと、アレ?というところもあるんだけど、ネタバレになるので避けます。ヒントは「真田源四郎」)。 ただ、この作者の描き方は、直木賞候補になった『じんかん』もそうなのですが、歴史の中の時空(時間と空間)を行ったり来たりしながら、多層的に進めてゆく、というスタイルなので、戦国時代、真田3代、大坂の陣等について、ある程度の知識がないと(最低限、司馬遼太郎の『城塞』と池波正太郎の『真田太平記』を読み込んでいないと)ついてゆけないかもしれません。(このタイトルの本を買う人は、だいたいどっちも読んでるんだろうけど)。 また兄「真田源三郎信之」と弟「真田源次郎信繁」の二人の会話を「源三郎は」「源次郎が」で延々と続けて叙述している部分があるので、これは、頭が混乱しました。(こっちのトシのせいで、若い人は大丈夫なんだろうか?)。 でも、これだけの長編ミステリー、真相、真犯人が知りたくて、一気に読めましたよ。 | ||||
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今村さんの本は大体読んでいますがこんだけ読んでて疲れちゃったものは初めて。史実が元なので揺ぎようのない話。私は話の根幹はあっても今村さんの世界で広げて創作した物語の方が好きかな。『幸村を討て』は文庫長編でやっても良かったかも | ||||
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沢山の作者が描いてきた真田幸村。 今村氏がどの様に描いていくのか楽しみにしていました。 一見の価値あり。お薦めの一冊です。 | ||||
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思わずのめりこむ展開だ。大阪の陣を熱かった歴史小説は数多いが、中でも 出色の出来栄えといえるのではないか。合戦の描写はあるにはあるが、裏側 での暗闘をしっかりと描き切り、表部隊といえる合戦以上に、物語の魅力と なっている。真田兄弟の物語ではあるが、登場する脇役(とは言い難い個性 派の面々)の各々の背負って立つ物語が、物語に色どりを添えており、それ らが相まって、物語の表裏を成している。この構成もにくい。大阪の陣とい うと、真田幸村の日本一の兵としての物語に収斂しがちであるが、信之・信 繁兄弟の暗躍というシナリオは、考証は抜きにしても案外それこそが真実な のかもしれないという説得力すら、この物語には感じさせてしまう力がある。 表裏相対す、凄みすら感じる展開に酔いしれる。 | ||||
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まさしくインテリジェンスの世界が広がっていく大坂の陣。 ミステリアスに包まれていく。 その顛末の”真”を追っていく。 織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永が語る。 父の想いのこもった兄、”信幸”の諱は”信之”に改名させられた。 そして、弟、”信繁”の諱は、大坂の陣にて、”幸村”に改名した。 なぜか。 その”幸村を討て”と号令が発せられた。 つないでいくための絆は強し。 ”雪を割って咲く華こそ美しいと知っておりますれば”が染みる。 ”薄氷の上を歩むが如し”戦う姿が見えてくる。 ”幸村”の名は天下を轟かした。 | ||||
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猛々しく華々しい合戦描写というより、陰に影に蠢く漢たちの思惑にスポットを当てた作品ですね。 時は戦国末期の大坂冬と夏の陣。 主役は真田信之・幸村兄弟。 お膳立てする脇役には、順に徳川家康・織田有楽斎・南条元忠・後藤又兵衛・伊達政宗に毛利勝永。 500ページを超す個と衆の狭間で揺れ動く思惑と心理戦に、さすが直木賞を獲るだけある作家さんだなぁと大の真田ファンである私はただただ感心するばかりでした。特に南条や又兵衛のくだりは面白かったですし、家康の真田昌幸に対する邂逅も特に昌幸ファンな私はツボりました。 迷わず★5にしたかったのですが、最終章の真田信之vs家康・正信の舌戦描写がちょっと間延び的に感じてしまったので・・・ | ||||
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