乱れからくり
評判
乱れからくりの評価:
4.14/5点 レビュー 35件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41〜57 3/3ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
乱れからくりの評価:
4.14/5点 レビュー 35件。 A ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
怪しげな屋敷での連続殺人、探偵の名推理、奇抜なトリック、意外な犯人…。そうしたものを何よりもミステリに求める古典本格の愛読者なら、読んでおかなければならない作品でしょう。
ねじ屋敷という好事家が創造した異空間に、殺人者の邪悪な想念に操られたからくり玩具たちの冷酷な稼働音が乱舞し、蜘蛛の巣のように謎とトリックの魅惑に読み手をからめとってゆく。期待を裏切らない傑作です。必読の一作とオススメしておきます。
ただ、よく本作に対して指摘される問題が、一点あるようです。
※注・ここよりネタバレさせてありますので、未読の方は読了後にお読み下さい。
他のレビューにもあり、また本作を読んだ多くの人が瑕疵として指摘するのが、作品のはやい段階でおこる隕石の落下事故です。後に連続殺人が起こる屋敷の住人のひとりが、海外旅行へ向かうための自動車での移動中、落下してきた隕石の直撃をうけて死亡するというものです。走行中の車に隕石が落下するなどという偶然が、あまりに蓋然性とリアリティに貧しく、バカバカしさに読者を落胆させるという批判です。
もっともな批判とも思えます。しかし直木賞や泉鏡花賞なども受賞し、文学的にも優れた作品を著した作者が、こうした指弾の可能性に気づかなかった筈はないと思えます。また普通の交通事故にするだけで、そうした不自然のそしりを回避するのは容易です。では何故作者は、自然でありがちな自動車事故にしなかったのでしょう?
ミステリにおいて、交通事故にみせかけた殺人は、枚挙に暇がありません。もしありきたりの自動車事故ならば、おそらく読者は、これは事故にみせかけた殺人ではないかと疑うでしょう。後に起こるねじ屋敷連続殺人の第一の犯行ではないかと考える。しかし、隕石の落下という予測することも人為的に起こすことも100%不可能な、奇跡のような事故死ゆえに、これは後の殺人事件には連ならない、まったく別件の奇禍としか捉えようがなくなる。従ってこの事故による死者は、ねじ屋敷連続殺人の被害者ではあり得ないことが、これによって明示され、同時に被害者であり得ないからには犯人である可能性を有し、たとえ死者であっても容疑者リストから除いてはいけませんよと、作者は読者に示してみせたのだと思います。そして実際、作品の冒頭に死亡するこの人物こそが犯人だったことが、ラストで明らかとなるのです。
容疑者リストから除けないこと、遺産に関する動機、連続殺人が全て犯人が犯行現場にいなくてもよい性質のものであること、等々…。それらを考え合わせれば、犯人の正体にたどり着ける論理的な道筋が、冒頭のこの事故死から、ひそかに行間に書き示されているのです。つまり神の手になる奇跡ような隕石事故は、死者が犯人であったというウルトラC級の奇抜な犯人設定に際して、作者が読者へのフェアプレイに徹するため提示した、重要な伏線であり手がかりであったと思われます。
よって私はこの点を、ミステリを遊びの文学として愛した作者が、作品の傷と評される可能性を承知のうえで、文学的な完成度よりも犯人探しミステリとしてのフェアプレイを重視したある種の《英断》であったと評価しました。もちろん異論もあるでしょう。どう捉えるかは、読み手によって様々だと思えますが。