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花唄の頃へ: くらまし屋稼業
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花唄の頃へ: くらまし屋稼業の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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VSおじいさん編のバトルがおもしろかったけど、突然と当たり前のように登場してきたあぶり屋さんには違和感を覚えました。ほとんど伏線も無く登場した割には解像度が高すぎるのです。次巻以降の伏線なんだろうけど、本巻の構成のバランスを崩しちゃっていますね。 | ||||
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本巻で思わず「巧いっ!」と座布団三枚投げたくなったのは、ワケ分からん序章のくだりが「ああ、そういうことだったのか」と分かる本書の後半、ある人物の通り名を見た時ですね。そこでたまらず、最初の序章にとって返して読み直し、「こりゃたまらんわい。まるで、ミステリの趣(おもむき)あるよな」と、ぽんと膝を叩きたくなった次第です。ある場面に来て、冒頭の謎めいた場面の意味が判明するという絶妙な趣向なのでした。 それと、これも本書の終盤、某登場人物が、前門の虎後門の狼てぇ絶体絶命の窮地に陥る場面があるのですが、読み手のわたし、心の中で「この糞野郎め。あの世に、晦(くら)め」と、快哉(かいさい)の声をあげてましたわ。だって、こやつらの不行状(ふぎょうじょう)のせいで‥‥(ぶつぶつ独り言)。 表紙カバーの〝おおさわゆう〟さんのイラスト、わたしはかなり好きです。今回は、平(へい)さん こと 〈くらまし屋〉の堤平九郎(つつみ へいくろう)と、強敵の炙(あぶ)り屋・万木迅十郎(ゆるぎ じんじゅうろう)が、愛宕(あたご)神社の石段で対峙する場面の絵ですね。両人ともに己(おのれ)の掟をしっかと持つ化物(ばけもの)もといっ、剣の達人同士。その勝負や如何(いか)に。本巻第三章「炙り屋と振(ふるい)」のその場面を、どうぞお楽しみに! | ||||
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楽しい時代小説 一気読み | ||||
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一気に読みました。悲しいですねぇ。 | ||||
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読書の魅力に取りつかれたのは、小学生時代に読んだ、当時、朝日ソノラマから出版されていた加納一朗氏の「荒馬・是馬」兄弟が活躍するシリーズもの。その後、赤川次郎氏、菊池秀行氏、夢枕獏氏など様々な文庫本を読みあさりました。値段も手ごろで、少ない小遣いでも買うことのできた、書下ろしの作品。まさにそれを現代に再現してくれたのが、今村翔吾氏の「くらまし屋稼業」シリーズです。 直木賞候補作になった「じんかん」「童の神」や「八本目の槍」「てらこや青義堂」「火喰鳥シリーズ」など、素晴らしい作品を次々に発表されているのですが、中でもこの「くらまし屋稼業」はまた別の装いがあります。どの1冊も登場人物それぞれの矜持が読むものの心を打つのは共通しつつ、決してそれがマンネリ化しない展開が秀逸です。 今、何十年も前に文庫本の魅力に取りつかれた自分に戻ったかのような気持ちになっています。令和3年1月に発売のシリーズ最新作「立つ鳥の舞」もすでに予約しました。ワクワクしながら読め、そして人の心のひだにふれるような本シリーズを、ぜひ中高生にも手に取ってほしいと願います。 | ||||
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この作家さんのテンポのよさが心地よい。次々と繋がっていくのに、次々と登場人物も増えていくのに、物語がもたつかない。だからページをめくる手が止まらない。もちろん物語も面白い。 | ||||
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物語の背景と比して、清々しさを感じ、読後感がとても良い | ||||
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とても面白いです。テンポが良く読みやすい。 | ||||
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くらましシリーズの第六弾。 今回は悪仲間としてつるんでいる裕福な旗本の次男・三男たちが次々と殺害されていく話。 下手人が分からない中、いかにくらますのか、読み応え満載だった。 今回の下手人の事情は本当に切なかったし、平九郎との数奇な縁にも驚かされた。 様々な裏稼業の男たちが登場するが、今回は平九郎と炙り屋の活躍が目立った。 平九郎と炙り屋は本来敵同士なのだが、単に憎む相手というよりも好敵手という間柄で、今後も二人の戦いからは目が離せない。 また、二人とも仕事には絶対的な流儀を持っていて、自分の損得よりも流儀を優先する姿勢は見事だった。 また次のシリーズも楽しみに待ちたい。 | ||||
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面白い | ||||
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巻が進むほど、今村先生の構想の深さに痺れています。 今回も泣きました。 5巻に登場した、少女と祖父。 少女の健気さと、爺様の想い。 暫く唄が耳に残って仕方がありませんでした。 井蛙流の秘密の一端も披露され、平九郎が成長するために必要な新井蛙流のために命を差し出して伝えた技。 きっと、平九郎に伝えた思いと技は、これからの真の厳しい戦いで発揮されるのだろうと。 数々の必殺剣が繰り出された最強の好敵手・炙り屋との決闘に手に汗を握るような興奮。 真の敵、「虚」と彼らはどう絡むのかという膨らむ期待。 そして、追い打ちをかけるように泣かせる人情。 老いた者が諭した「信条」。 平九郎の得た真の「非情」。 炙り屋の心に宿る「人情」。 哀しみと温もり 活劇と謎解き それらが見事に織りなす時代劇の魅力にたっぷり浸ることができました。 毎回「ぼろ鳶」の登場人物が密かに登場するのもファンにはたまりません。 今回は一世代前の火消の活躍を描いた「黄金雛」からとはお見事! 読めば読むほど、壮大な世界観に惹き込まれ、次が待ち遠しくて仕方がない。 | ||||
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