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春はまだか: くらまし屋稼業



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【この小説が収録されている参考書籍】
春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)

春はまだか: くらまし屋稼業の評価: 4.50/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

暇つぶしにはなる。

シリーズ1は目新しさもあってそこそこ面白かったが、今作はストーリーテリンクではあるものの、クォリティはない。中盤以降は“人情もの”的な展開で、スーパー剣術遣いの 堤平九郎 の殺陣シーン以外にスリリングな部分は少ない。「文庫書下ろし」はこの程度がいいところ。
春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)より
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No.7:
(3pt)

大味な人情噺

前巻がおもしろくて期待してたんだけど、策謀とトリックで解決するような頭脳ゲームの側面が無くなったりとか、綿密に練られていたのだろう「掟」の設定があっさりと反故にされたりとか、「対抗組織」の伏線が雑に回収されたりとか、期待外れな内容でした。そんな有象無象の他の時代小説と差別化されていた長所が、軒並み、雑に消費されてしまったのが残念です。その結果、ただの人情噺が出来上がりました。というのでは、もったいないお化けが出そうですね。
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No.6:
(5pt)

これ、めっちゃおもろいわあ。そんでもって、胸に染みてくる温かさが、もうたまりませんなあ。

めちゃ面白かったです。胸がいっぱいになってしまった後味も良く、このシリーズにすっかりハマってしまいました。

このシリーズ第2巻で、まず上手いなと思ったのは、主役となる〈くらまし屋〉チームの中に不穏なさざ波を掻き立てるところすね。まだ第2巻なんだから、通常、「チームの絆はこんなにも固いんだぞ」「スクラムがっちり組んでんだぞ」みたいな方向で話を進めていくと思うんだな。ところがここではそうせずに、チームの和をあえて崩すようなことを、序盤でしてみせる。だから読み手は、「おいおい、一体どうなっちまうんだ、〈くらまし屋〉のチームはよ」てんで、はらはらさせられちまうんだな。意表を突く仕掛けを初手から繰り出す著者は、相当思い切ったことをしてのける強者(つわもの)であるなあと、唸っちまいやした。

それから、じんと胸熱くさせる話のあったかさも、かなりのもんでやす。ラスト、思わず泣いちまったじゃねえかよ。

おしまいに、登場人物のひとりが〈くらまし屋〉の平九郎(へいくろう)に向かって言う素敵な台詞をひとつ、引かせてもらいます。

《「くらまし屋は、殺し屋じゃねえ。人を生き直させる者さ。優しさの欠片(かけら)を失っちゃ、勤まらねえと思いますがね」》p.185~186

そうそう。このシリーズのタイトルも遊び心があるなあと、気に入ってしまいましたよ。
現在、第8巻の『風待ちの四傑』まで刊行されてるシリーズのタイトル、第二巻から順にその一文字を拾っていくと、ある四字熟語になるように考えられてるんですよね。著者のこういう洒落(しゃれ)っけ、いいっすね。
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No.5:
(5pt)

とてもいいです。

早く届き、簡易包装でよかったです。
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No.4:
(5pt)

良好な状態で届きました。

迅速に届き、丁寧な梱包でした。

中古本を購入した際にかび臭い匂いのする本があり、それが気になりますが、御社の本に匂いは全く無く、本の状態も良好で良かったです。
また利用させて頂きます。
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No.3:
(5pt)

作者の壮大な構想に徐々にはまる予感

武州多摩の出11歳の娘「お春」の救出が今作の肝
母が病の為2年前の宝暦元年(1751)江戸に出て「菖蒲屋」に奉公に上っていたお春
その救出のきっかけとなった飛脚の「風太」
そして風太の過去を透かして語られ始めた、江戸三大盗賊幻の鬼灯「鬼灯組」
くらまし屋とんは真逆の裏稼業をしている「炙り屋」
裏の人材も扱う闇の「口入屋」
世に破られぬ錠前はないを信条とする「錠前師」
三年前にかどわかされた主人公の妻「初音」
など続々と壮大な構想の中に著者が潜めている人物たちが、憎らしいほどの匙加減で徐々に現れる
くらまし屋掟「こちらが示す金を全て先に納めしこと」を破らせてまで助けてもらう「お春」
しかし、故郷に幸があるのか、幸はどこにあるのか
今後のくらまし屋稼業が展開する物語の人物たちと
そしてぼろ鳶組に登場する大富商や名は明かさられていないがあの独特の顏
もうすでに著者の手のひらの中で、私は転がされている
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No.2:
(5pt)

活劇&感動

とにかく面白い。そして泣かされました。P234(辺りから)~238 及びラストで、胸が揺さぶられ涙腺がジンワリと来ない人はいないのでは? あと7、8年もしたら、風太とお春は江戸の片隅で、幸せな夫婦として暮らしている事を信じたい。作者も、二人のこの出逢いには必然のようなものがあると書いていますので……信じていますからね! また、カヴァーのイラストにも暖まります(女児の親ならなおさらに!)
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No.1:
(5pt)

1巻目から世界観が広がった待望の続刊!

好評時代劇の第2弾です。序盤からとても面白く、心を鷲掴みにされます。一度読み始めると最後までページをめくる手が止まりませんでした。
困った人々の行方をくらますことで、人々を救う「くらまし屋」の秘策も前作よりパワーアップ! 平九郎のいざというときの勝負強さがたまりません。
「炙り屋」を名乗る、これまた謎の裏稼業の男の登場が、シリーズの今後を期待させます。3巻の発売がいまから待ち遠しいです。
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