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まんまこと
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まんまことの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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■《しゃばけ》シリーズが好調の、畠中恵江戸人情ミステリー新シリーズの登場だ。6つの連作短編が収められている。《まんまこと》とは《本当のこと=真実》の意■主人公は、江戸の神田に住む高橋麻之助、22歳。父の宗右衛門は神田で8つの町を支配する名主である。名主とは揉め事を玄関で裁定する、今で言うと家庭裁判官のような立場をさす。麻之助は今はちょっと遊び人風になっているが、根は真面目で頭も切れる。2人の親友も居る。同い年の八木清十郎は、やはり町名主の息子で非常に女にもてる。相馬吉五郎は23歳、同心の家に養子に入っている。この3人が持ち込まれた難事件を解決してゆく趣向だ■表題作「まんまこと」は、嫁入り前の笠松屋の娘おのぶが身ごもっていて、しかもその父親が麻之助だと名指しされる騒動を描く。本当の父親をあぶり出すために麻之助と清十郎はある噂を流す。その結果意外な人物が登場し、しかも口止め料まで渡してきた。やがて調停のために、関係者一同を高橋家玄関に集合させる麻之助。彼は、鮮やかな裁定を下す――■その他5つの短編はどれも人情味に溢れ、読後感はきわめて爽快。連作の進行と共に3人の若者の人生にもいくつかの進展があり、畠中ファンはこの新シリーズからも目が離せなくなりそうだ。 | ||||
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この方のしゃばけが面白いとか色々評判を 聞いていたしそれにこのまんまこと用のサイトを 見たりして読んでみました。 何というのでしょうか。。。 アクション物ではなくかといって恋愛物でもない ほんとに他の方々が書かれているとおりあくせくせず のんびりした江戸時代の人の日常を見ているような そんな感じです。 時代小説というと大体ある程度歴史とかわかっていないと 読みにくいというものが多いのですがそういうのが苦手な人には 時代小説への扉を開く事になる本ではないでしょうか? こういうのんびりしたのは好きなので星を5つつけたいのですが あまり短編は好みではないので星を4つにしてみました。 この方の他の作品も読んでみたいけれどこのまんまことの 主人公で長編を読んでみたいです。 そうすると多分もっとどっぷり江戸時代の日常に浸れるのかなぁ と思います あとこのお話は歌舞伎のお芝居とかにしてもいけそうなんて 思ってしまいました | ||||
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はたから見れば些細なことかもしれないが、当人たちには大問題。 中にはそんなもめごともあるけれど、持ち込まれるさまざまな問題を、 麻之助は杓子定規ではない人情味あふれる調停で解決していく。 読んでいて心がほのぼの温まる。内容的にはまあまあ面白いと 思った。悪友の清十郎や吉五郎、そのほかの人物たちの個性も豊かに 描かれてはいる。けれど、もう少し個性にインパクトがあっても よかったのではないだろうか。少々物足りなさも感じた。「しゃばけ シリーズ」の印象があまりにも強いせいでそう感じるのかもしれないが・・・。 | ||||
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畠中恵さんのふんわりしたお江戸人情ミステリーの新作です。 この方の書く主人公達はみんな悩んだり、凹んだりするけど、心が優しくって、気持ちがあったかくて大好きです。 ただ、この作品は、「しゃばけ」の時のような"妖怪"という可愛いくも強いインパクトを持つキャラクターがいないせいか、はたまたシリーズが始まったばかりだからなのか、まだ読者をぐぐっとその物語ワールドに引きずり込む勢いは弱い気がします。 キャラクターの個性もやや弱い感じ、通り一辺倒なイメージが強くて、人情物を書きたいのか、ミステリーが書きたいのか・・・ちょっと迷ったような感じでしょうか。 読み手側もちょっと迷ってしまいます。 畠中恵さんらしいふんわり感は満載なので、、次回作に期待しています。 | ||||
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いかにもゆったりとしたお話。江戸時代の時間の流れがうらやましい。あくせくしない人情が、この雰囲気を醸し出しているのだろう。 おやっとさせて、ほろりとさせる。どっぷりつかるわけではなく、しんみりとした気持ちにさせてくれる。 人間社会はこうでなくっちゃ、と思わせてくれる作品です。 | ||||
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しゃばけシリーズでは人物像がもうすっかり確立しているので、比べるとその辺りはまだこれからという感じはします。新シリーズですし、妖怪などインパクトのある者は出てこないですし。でも私は面白いと思いました。ふうわりワールド、好きですね。 | ||||
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畠中恵の新作。 お江戸を舞台にして町名主の放蕩一人息子、麻之助の 活躍を描く時代物。 時代物でちょっとした謎解きメインのお話とくれば 「しゃばけ」シリーズを思い出すけれど、 この作品では妖たちは出てきません。 それがちょっと残念ですが(笑) 16までまじめ一本やりの麻之助は、ある時から放蕩息子になってしまい、 親や回りのものからも心配される始末。 そんな麻之助が悪友である清十郎、吉五郎などと 町で起こるちょっとした事件を解決していく。 やはりどこかで「しゃばけ」シリーズを連想させて ちょっとインパクトが弱い。 もう少し設定を変えてもらうともう少し入り込めたかな、と思う。 ただ、面白くないわけではなく、 麻之助や清十郎、吉五郎3人の関係や 麻之助とお由有という女性との微妙な関係、 許婚となるお寿ずという女性との関係など 人間関係もより深く描かれているし、 江戸時代の生活なんかも少し垣間見られるし、 十分読み応えはあると思う。 | ||||
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主人公麻之助の遊び人としての描き方や、腕っ節の強さは、 これまでの畠中恵の時代劇「しゃばけシリーズ」「ゆめつげ」の主人公とは異なりますが 育ちのよさや、芯は素直で心優しい知恵者と言う設定はほぼ同じで、 登場する難題や事件も深刻なものではなく、 物語は全体的に相変わらずゆったりおっとりした、ほのぼの読み物となっています。 今回は主人公の淡い恋物語が、物語り全てを通して、うっすらと軸になっていて そのはかない色合いが、なんともきれいな味に仕上がっていました。 物語と主人公たちはまだまだたくさんの続編を生み出す可能性を持っていそうです。 | ||||
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畠中氏の新・江戸モノ。町名主の息子の麻之助と悪友達の繰り広げる、お江戸神田の騒動あれこれ。…なのだけれど、うーん…。 きっと畠中氏の中ではすっかりキャラクターが出来上がっているのだろうけれど、惜しいかな、なかなか前面に出て来ない。 高校生レベルの演劇を見るようで、本の中で登場人物達だけが楽しんでいて、こちらにまで伝わらない。 練りすぎて独りよがりになったのか、まだまだ練る余地を残しての刊行なのか、やはり、うーんと唸ってしまう。 やりたい事は理解できるのだが、それならば「ゆめつげ」をシリーズ化するのではダメだったんだろうか。 残念! | ||||
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