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まんまこと



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【この小説が収録されている参考書籍】
まんまこと (文春文庫) まんまことシリーズ 1

まんまことの評価: 3.79/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1~20 1/2ページ
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No.29:
(4pt)

絶品!人情系推理エンタメ |『まんまこと』畠中恵

畠中さんの作品は初めてでしたが、面白い!マジで。
どれくらい面白いかというと、早速続編を購入したほどです。

・・・
舞台は江戸。お上に訴え出るほどでもなく、長屋の住民同士で解決できる範疇を超えている、そうした「中くらい」のいざこざ・もめごとは、町の名主が裁定していたという。家の玄関前で裁定していたので、そうした名主を「げんか」というとのこと。

主人公は神田界隈の名主の跡取り息子、麻之助。
これがまた、16歳の時まではしっかりした子だったが、突然「真面目さ」をどこかで失くしてきてしまったかのようにチャランポランになってしまった。

この麻之助と、女性に事欠かないイケメン色男清十郎、そして堅物の同心見習の吉五郎。彼ら三人が織りなす、エンタメアクション系+推理系人情系時代小説?

・・・
さて、本作のどこがよいか、というとやはり主人公なのです。

決断が遅いとか、責任を持ちたくないとか(結婚とかいや)、実家住まいながら、我儘言い放題のちょっと面倒な若者笑 ただ、心の奥底ではとても素直で真面目、そして茶化しながらも筋の通った裁定を時に親の代わりに下したり。

何というか、ギャップ萌え的というのでしょうか。

そして、全編通じてじわじわと描かれる、敗れた恋への後悔。そう、きっと麻之助をチャラチャラへらへらに変えたのはその失恋!

そして、その対象がめっちゃ近くにいたりするのです。このあたりも見ものです。

・・・
ちなみに内容は、連篇となっており、少しずつ前後に関係があります。

各話で事件が起こります。「この子はあなたの子よ」とか、堅物の半ボケ老人が昔の恋(架空)を語るうちに本当にその恋人の娘を騙る女性が出てくる、とある植木が誰のものか、親友清十郎の弟が誘拐される、とか。

こうしたトピックが、「まんまこと」「柿の実を半分」「万年、青いやつ」「吾が子か、他の子か、誰の子か」「こけ未練」「静心なく」の六篇構成に散らされ、ある意味テレビドラマのごときの印象でありました。

・・・
ということで、私にとって初の畠中作品でした。

ハマる雰囲気たっぷりです。麻之助とお寿ずの偽装結婚が、本当の恋になるのではと期待しつつ、次の作品は少し時間をおいてから読もうかと思います。
まんまこと (文春文庫) まんまことシリーズ 1Amazon書評・レビュー:まんまこと (文春文庫) まんまことシリーズ 1より
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No.28:
(3pt)

うーん、今ひとつかなぁ

しゃばけとは全く別な設定の話なので、同じテイストを期待して読んだわけではないのですが……
一番ひっかかるのが、麻太郎がお由有への想いに妙にこだわるところ。
顔だけの浮わついた男に引っ掛かり、子どもが出来てしまい、年上の男の後妻にして貰うことで窮地を乗りきったお由有。その上、一度は麻太郎に「子どもの父親になれるか?」って……
んなもん、なれるかいっ!
と、読みながらつっこんでしまった。
うーん、この設定でお由有のどこに魅力を感じれば良いのか(困)
しかも、本作の最終話で麻太郎の手を取ろうとしてる?子どもを置いて?えー、何この流れ。
お由有への嫌悪感がぬぐえないので、その人に魅かれる麻太郎にも嫌悪感が、、、
これですっかり気持ちが冷めてしまった。
本当なら★1~2個の評価。
でも、大好きなしゃばけシリーズの作者さんということで3個にしました。
はじめの二、三話は面白かったので、シリーズ買いしちゃったんですが、ちょっと後悔し始めてます。
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No.27:
(3pt)

自分の為の覚書

つまらない訳ではない。けど、何か読んでて乗れない
リズムがどうも合わないらしい
新刊出てた機に頭から行こうと思っていたが、少々無理あり
覚書
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No.26:
(2pt)

作者買いして後悔

しゃばけシリーズが好きで、上位レビューで似た雰囲気だろうと思い、全巻買たっところ・・・
これは失敗。

畠中先生の一番の魅力の人情の機微が全く感じられなかった。
むしろ捨て置かれた感じ。
ファンタジーが物語の終結のためだけに機能していて、読者の期待する感動のほうには働かない。
・・・あの設定であの流れはがっかりしかないでしょう的な。

レギュラー陣も、キャラが立っていないとういか、一応設定はあるのに、なんだか魅力が乏しく途中でそれぞれが入れ替わっても大差ないような・・・・。

何度も何度もネームを練り続けて完成された漫画と、構成段階というか草稿段階というか初回でとりあえず作ってみました的な漫画のごとき開きがある・・・やっつけ仕事?

合う合わない、世代の違いもあるかも知れないので、まず1冊読まれて判断されたい。
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No.25:
(1pt)

作者には申し訳ないですが、全く物語に引き込まれなかったです。

しゃばけシリーズを読んでみたいと思いましたが、ふと目についたこちらを先に読んでみました。

一言、う~ん・・・という感じです。
1話目の「まんまこと」でお腹いっぱいです。

他の形も記載されていますが、
キャラクターが皆どこにでもいそうで薄いです。
読んでいて、一人一人が生きている感じがしてこない。
紙の上で生きている人物、という感じです。
切羽詰まった感じ、心あたたまる感じが全く伝わってこない。

また、情景描写がほとんどないです。
言葉が若干お江戸言葉なだけで、もはや背景を現代においても変わらないのでは?という感じ。
宮部みゆきさんの作品が好きで、宮部みゆきさんの江戸モノ作品はたくさん読んでいますが雲泥の差です。
作者にもファンの方にも申し訳ないですが、
あまりにも薄っぺらい話ですごく残念だったので、レビューを記載せずにはいられませんでした。
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No.24:
(4pt)

まったり

しゃばけシリーズを一通り読み終えた後の畠中さんの作品です。読んでいるうちに、まったりした気分になり、肩の力が抜けてきて、楽になります。
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No.23:
(3pt)

想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。

想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。
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No.22:
(4pt)

オトナな甘酸っぱさが好きです

頭のいい「お気楽」な若者が、悪友たちとおもしろおかしく江戸の町でモメ事を解決していきます。
おとっつあん達の心配をよそに、思い切り町中を飛び回り暴れまわる…でもそんな彼らにも、思い通りにはいかないものがあって、それが物語に味わいをもたせているかなぁ、と思います。
しゃばけのようなファンタジー性は少ないのですが、その分時代物としてのリアリティが楽しめます。
町名主として彼がこれからどうやって成長していくのか、とても楽しみです。
全体的にはハッピーなんだけど、単純にハッピーではないことがたくさんあって…そんな現実にありえそうな甘酸っぱさというか、ほろ苦さが感じられるお話です。
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No.21:
(1pt)

んー…

しゃばけシリーズが割と好きなのでこちらも読んでみましたが...。
全然面白くなかった↓↓
キャラも皆どこにでもいそうだし、ストーリー、情景描写もイマイチ。
池波正太郎、宮部みゆきに続けて読んでしまったのが間違いだったかも。
文章力の圧倒的な差を感じてしまいました、ごめんなさい。

しゃばけ以外はもう読まないかも。
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No.20:
(4pt)

後半に失速

2007年に出た単行本の文庫化。
 麻之助シリーズの第一冊。6本を収める短編集。
 主人公と友人たちが、町内のちょっとした謎を解き明かしていくという時代小説。現代的な捕物帖なのだと思う。
 最初の数編は非常に良くできていて面白かった。ストーリーに捻りがあり、思いもしない結末へと至る。しかし、後半の何本かで失速してしまったのが残念。
 親子というものがテーマに据えられていたのが成功の原因だろう。
 この先のシリーズ展開が楽しみだ。
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No.19:
(5pt)

青春ものとして、いいと思う

読者によって畠中さんの各シリーズの好みは分かれそうです。

私はこの「まんまこと」が一番楽しめます。
麻之助がヒーロー的で、
娯楽作品としての押し出しがいいと感じます。

しゃばけシリーズも大好きなのですが、
マンネリ化がきつい。
その点、本作「まんまのこと」は、
家鳴は登場しないものの、
キャラクターがはっきりしていて、
推理も気楽に楽しめる。
この時点で合格点です。

最後の「静心なく」は青春ものとして、
いいと思います。
最後の一文は鮮やかだと思います。
感動しました。
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No.18:
(5pt)

軟らかな。。

しゃばけシリーズを読んで好きになったのでこちらも購入しました。

どーなのかなぁと思ってましたがしゃばけに負けず劣らず好きです。
予想外。

若いのにとても賢い主人公。
心優しく冷静でひょうひょうとしてるようで弱い部分も。。

淡い恋については賛否両論あるようですが、この時代は
自分の想う相手と一緒になれない、互いの気持ちを最優先できない
ことは当たり前にも近い珍しくないことではないでしょうか。
それはそれで納得してる、でも近くにいるだけに忘れられない…ような。

現代なら女々しい、有り得ないと言えますがこの時代背景ならではの
せつなさで私はいいと思います。

揉め事を解決するサマはしゃばけシリーズと同じくスッキリできて小気味いいですね。
早く次も読みたくなりました。
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No.17:
(2pt)

もっと文章力をつけて欲しい

こぢんまりとした、江戸が舞台の推理小説。
人情味に溢れ、登場人物達の関係に浸りたくなる。

ただ作者に文章力がないのため、何を書いているのか理解でない部分があった。
情景描写とかをもっと積極的に入れてくれれば、読みやすかったと思う。
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No.16:
(5pt)

しゃばけとは違った魅力

ひよわな若旦那が主人公のしゃばけとは違って、ちょっと“ワル”で“オトナ”の麻太郎。
畠中氏作品のまた新しい魅力にであえる一冊です。
続きも早く文庫本にならないかな…(ビンボーだから)
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No.15:
(5pt)

ほのぼのとしたなかに・・・

甘く切ない想いがただよう。優しくゆるやかな語り口で、読んでいて心が穏やかになる。
思わず笑ってしまう面白さもあり。とても魅力的な作品でした。読んでよかった。
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No.14:
(5pt)

「まんまこと」だけが大事なわけじゃない

ご町内の揉め事を調停するという、「名主」という制度が畠中ワールドのふうわりとした世界にはよく合います。
名主の跡継ぎ息子・麻太郎は、事件の「まんまこと(真実)」を探り出して、揉め事をおさめようとするわけですが、それは成敗のために行われるのではない。
皆がいちばん幸せになれるように、丸くおさまるように、という考えがいつも根底にあるようです。
実際の名主が、本当にこういう行動原理をもっていたのかどうかはわからないけど(小説はファンタジーですから)、江戸人の粋というのは、こういうものだったんじゃないか、と思わされたりもします。
現代人はとかく、白黒つけろとか、責任をとれとか言いがちですが、そういう風潮へのアンチでもあるのかな、とすら思えます。
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No.13:
(5pt)

淡い想いが、せつなさが…。人を大きくする。

「まんまこと」は収録されている6つの作品が、それぞれドラマがあって短編として話がまとまっているので十分面白いですが、回を追うごとに主人公・麻之助の想い人が誰なのか、「何故」添い遂げられなかったのか、麻之助が、どうして今のような性格に変わってしまったのかが、見えてくる過程がとても切なく、胸に響きました。
江戸時代というのは、陽気で華やかで楽しい町人世界が広がっているような錯覚を持っていましたが、それぞれの身分や立場が、現代とは比べ物にならないほど、人間社会の上の足枷となっていたんですね。

特に、ラストシーンが好きでした。麻之助の心の内のこの表現!
まるでお芝居を見ているような気分になりました。もう、作者の腕に感動していいやら、物語
の素晴らしさに感動していいのやら…。(どっちも一緒かぁ)
出来ることなら、いつかTVドラマではなく、舞台でこのお話の芝居をやってほしいです。
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No.12:
(4pt)

粋なお話

ちょっと中途半端な感じは受けますが、面白かったです。この時代の日本は、江戸は、粋でいいですネ。もう少し人物描写、心情描写をつっこんで欲しかったです。結ばれない恋はちょっと悲しいです。
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No.11:
(5pt)

リアルで弾力のある人情話、畠中節快調!

しゃばけシリーズからなかなか脱却できないが、江戸もの、謎解きものを背景に持ちながら、登場人物たちは「人間」として生きることの切なさ愛おしさ全開。それでいて湿って重苦しくならずに、若者と年寄り、親と子、男と女を描いていて情のある展開。

 いいねえ、読んでいて気持ちがさっぱりしてくる。主人公と一緒に成長していく心持にもなれるし、我を張り頬を膨らませる少女にもなれる。叶わぬ思いを抱えて生きていく、その苦しさをやんわりと万遍なく投影した中に、世慣れた練れた味わい。この微妙な雰囲気が、なんとも心地よい。
 このシリーズ、どう展開していくのだろうか。楽しみ楽しみ。
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No.10:
(5pt)

温もりある解決

江戸神田の名主の息子、麻之助は飄々としたちょっと頼りなさげな若物。
二人の幼馴染、清十郎は遊び人のイイ男、吉五郎は同心の家に養子に行った堅物。
この三人が町名主の家に持ち込まれる問題の捜査を通して“まんまこと”(本当のこと)を探り当てていくお話。問題の真実を明らかにするだけでなく問題に関った人たちの心の”まんまこと”を探っていく様子は人情味溢れるやさしいもの。
麻太郎は、ある出来事が起こるまでは頼りがいある名主の跡取りと評判も良かったのだが、いつの間にやら人の良い遊び人になってしまった。
そこら辺のことも物語の終盤になると解ってきますが、それまでに麻之助の心のうちがちらほらと現われるのが麻之助の青年から大人への心の変化と思われます。
江戸物(しかも人情物)好きの方には、難解なところも無く読みやすく楽しめるもだと思います。
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