■スポンサードリンク
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.23pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特許関係の小説は少ないので読みましたが、期待通りでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公が「法の間隙を突いて一件難しい依頼を解決する変わり者有能弁護士」のよくある弁護士物お仕事ドラマ…の題材が法から特許に変わり主人公が弁護士から弁理士になったバージョン。 目新しさを重視したのか少し変化球を投げたかったのか、主な依頼人とそのライバル社の両方がモデルが何となく分かる名前のVtuber事務所。 兎に角一般に馴染みのない特許とVtuberの両ギョーカイ用語だらけでその説明で粗筋が邪魔される上、話自体は徹頭徹尾有りがち展開で始まり終わる。 主人公のヒロイン弁理士も有りがちで華がなく平凡。 正直つまらなかった。 その内売れっ子女優を主人公にしてつまらないお仕事ギョーカイドラマ化しそう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1.総評 「専門知識で煙に巻いているだけで、ミステリー小説と謳うにはあまりに深みのない、単なるキャラクター小説」といったところでしょうか。 私自身知財のお仕事をしている身なので、特許ものの小説には否応無しに期待してしまいます。 さらに、本作は特許ものにありがちな企業小説ではなく、ミステリーというジャンルで描かれている点、しかもそれを知財のプロである現役弁理士が書いたという点、これらに惹かれて買いました。 しかし、読み終えての感想は「がっかり」の一言。 この作品のどこがミステリーなのでしょう… これをミステリーとすること自体、また大賞に選出されること自体が私にはミステリーです… 2.物語性について 物語性は、はっきりいってしまいますが無いに等しいです。 事件は弁理士試験や司法試験の知財法の問題のような、つまり知財業界では教科書に載っていそうなありきたりな事実関係で構成されています。そこに精巧なトリックはなく、複雑な人間関係もない。舞台背景や人物描写があまりに軽薄に描かれているので、今一つ臨場感が無い。 言うなれば、弁理士試験等の問題を、その登場人物にちょっと個性をつけてキャラクター化した程度の物語です。 その個性も大して精巧に描かれておらず、各人物の思想や動機などがよく見えないため、全員コロコロ転々と感情の変異する不安定な人達に見えます。 これは賞レースの募集要項等の何か制約があったのかもしれませんが、記載量を3倍くらい増やして、全てのシーンをもっと丁寧に描けば良い作品になるのではと思います プロットは悪くないと思います。上で述べたように教科書レベルの定番な事件がベースとなっています。定番が故に読者はスムーズに入っていけるはずなんです。そこを利用して、もっと深みを出して欲しかった。 知財の難しい知識(同業者から見ればさほど難しくはないけど)で一般の読者を煙に巻いて、深みのなさを巧妙に隠しています。 小説ではなくドラマの脚本を読んでいるような気分でした。 知財関係の複雑な制度(権利侵害や無効審判)といったものを、全く知見のない一般の方々にも分かるように平易な表現を使って丁寧に書いていて、その点はとても評価できます。 世間に知財の重要性を知ってもらうための本と考えれば、このような小説を執筆された著者の方には、同業界に属する者として頭が下がります。 作品中での、制度説明の内容等に若干違和感を覚えるところもありますが、ストーリー優先とするならそれもとやかくいうほどではありません。 このような丁寧な文章を書く先生は、普段弁理士としてもお客さんに懇切丁寧に対応されているんだろうなと感じました。 一方で、特許制度等の理解のし易やに重きを置き過ぎて、肝心の物語性が極めて単調なように思います。 その点では、特許庁や弁理士会主催のコンテストならまだしも、この作品がなぜ「今このミステリーが凄い」大賞を受賞したのか、全く理解ができません。 最新技術の横文字(Vtuber、レーザー測距技術等)や法律用語(無効審判、侵害訴訟等)を並べ立てて煙に巻いて誤魔化しているだけに感じられます。 中盤以降、ひたすら専門用語の連打や複雑な手続きの説明パートがあり、肝心のストーリーを見失いかけました。 ストーリーをなおざりにして専門知識の説明に終始されると、読者としては苦痛、というか単純に面白くない。 仕事柄、審判手続きにそれなりに携わる機会のある私のような人間ですら、読んでいて苦痛を覚えました。 確かに各制度について分かりやすくは書いていますが、物語性を犠牲にしてまで制度上の細かい点に踏み込む理由がよく分かりません… 弁理士に読ませたいの?同業者達に見せてニヤニヤさせたいの?と思うほど、同業者の私から見ても内容の深浅の匙加減が謎です。主人公が登録商標、登録商標と連呼するシーンなど、嫌悪感すら湧きました。 3.文章力について 著者の文章力の無さにがっかりしました。 物語性云々以前の問題です。 擬音や叫び声をそのまま文字で書き表すなど、文章表現がかなり低レベルです。 また比喩表現の使い方も上手とは言えず、例えば、主人公の器に液体が云々の表現、あれは必要なんでしょうか?何か大小説に載っている比喩表現を表面上掠め取って思い付きで真似てみた、という感じの、そんな幼稚な文章に見えます。 使いこなせていない中途半端な比喩表現をするくらいなら、多少冗長的になってでも正確な言葉で直接表現した方がいいのでは?と思いました。 また、文章構成もまともにされていないのではと思うほど。 読みながら何度も何度も「話の腰を追ってまで、その一文をそこで差し込む理由は?フライドポテトにやたらとこだわる理由は?一人ノリツッコミを口に出してる女はやばい奴だろ…なんで体育大の陸上部の練習に飛び入り参加…?防音部屋のドアを壊す怪力は何か必要なの?」そんな疑問を何度も持ち、読んでいて苛立ちが止みませんでした。 コミカルな雰囲気を出したいのかもしれませんが、可読性を下げている一因です。 ストーリー上のある重大な真実を隠して読者を撹乱するために、意図的に複雑かつ冗長的な文章にしている、というのなら納得もいくでしょう。 しかし、読んだ限りではどうもそういうことでは無さそうです。 著者の脳内には何か最初から決められた事件の設定があり、その設定を専門知識がないであろう読者に理解させることに必死になって事実説明をしている、そんな印象の息苦しい文章です。 それをリアリティと捉えるか単なる事実の羅列と捉えるかは読者の好みかもしれません。 私は、意味の無い味気も無い、無駄な情報の羅列にしか感じませんでした。 また、この息苦しさを解消するために要所要所にコメディ的な要素も盛り込まれています。しかし、そのコメディ要素の方向性が知財の専門性に依拠し過ぎていて、知財業界の人間ならニヤリとしても一般の人には伝わらないのでは?と感じます。私はちょっと同族嫌悪というか、薄ら寒く感じました。 一方で、専門用語を羅列して、不必要に細かな制度を描写することにより、幸いにもストーリーの単調さを隠す作用を奏しています。 物語性の低い本作が大賞を受賞できた理由も、その煙幕効果がうまく効いたのかもしれません。 4.登場人物につきて ここに至っても、やはり著者の文章力の無さ、表現力の無さが遺憾無く発揮されています。 本作は多くの女性が活躍します。 しかし、残念ながらその女性達にはあまり魅力を感じません。 容姿の言及は不必要に細かく、経歴や性格などもやたらと説明的な文章で書かれています。 しかし、細かな所作による書き分けや、内面的な描写ができていません。登場人物が作中で生きていないんです。「どこどこに行って、某と会って、こんなことをした」と淡々と書かれているだけ。上に述べたように取ってつけたような感情描写(器に液体が云々)は有りますが、取ってつけ感が際立ってます。淡々と進んでいた物事の中で突然感情が沸いてくる不自然さ。 「クールな女性が突然我慢ならなくなる」という描写として意図的にこのような書き方をしているのかもしれませんが、圧倒的に描写が足りておらず、臨場感が無い。 これでは読者は登場人物のイメージを正確に掴めないため、文中に説明書のように記載された"キャラクター情報"を頭に叩き込んで読まないといけない。これがとにかく苦痛です… 男性陣はもっと悲惨です。 小太りの中年、高圧的なヤクザ社長と、それに辟易するみすぼらしい社長、オタクの技術屋等々。男に恨みでもあるのか?と思うほど、情け無い描写だけはきっちりと描いている。 この作品はミステリー小説だから人物や背景描写はほどほどでいい、という思想があるのかもしれません。 しかし、だったらミステリーの肝心要の事件性を追求して欲しい。事件の表面的なトラックや動機、人物像で撹乱するなどミステリー的ギミックを入れて欲しい。 「安っぽい企業小説を原作とするドラマの脚本」を読んでいる気分でした。 5.まとめ 大賞を取るくらいならどれほどの作品かと思いきや、本当にがっかりしました。 作品そのものにがっかりしたのはいうまでもありませんが、この作品を大賞に選出した選考委員にもがっかりです。 私は知財界隈の人間なのでかなり贔屓目に本作を読みましたが、一般の方々がこれを読んで何が面白いの?と、とても疑問に思います… 特許制度という煙幕で正体を隠しただけの、陳腐なキャラクター小説です。 弁理士と弁護士を混同してそうなありがちな企業小説の方がまだ面白いかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特許業界のものです。今まで弁理士が主人公となったミステリーは読んだことがなく、このミス大賞を受賞していることもあって、とても楽しみにしていました。 が、読んでみると色々突っ込みたくなる点が… 特許の素人が色々調べて書いたような内容に見えるのですが、著者は現役の弁理士なんですよね… 内容も浅い気がするし、正直ガッカリでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近、読書離れしてるので、ちょっとゆっくり読んでみたくなりました、ちょうど5月の、連休でしたので、一気によみました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特許屋さんから見ると、事件はこんなにさっさと進まないと思いますが、争点が話題ではなく、ドラマの進行が主題ですので、期待するとちょっと物足りないかも。 現実の争いは、もっと泥臭いものです・・・・専門雑誌の記事になるような、そんなめんどくさい話は、特許屋さん以外誰もワクワクしません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特許にもVTuberにも全く詳しくありませんでしたが、専門用語は丁寧かつ簡潔に説明されていて、テンポも良くさくさくと読み進められました。 内容はリーガルものの王道というか、嫌〜な敵が出て来てイライラさせられたあと、主人公が思いもよらない方法で、スパッと切れ味良く彼らを成敗!といった流れで、非常に読後感が爽やか。 ただ、ページ数も少なく話の盛り上がりどころも少ないので、どっしりした読み応えを求める人にはちょっと違うのかなと。 どちらかといえば、中編くらいのボリュームで、ドラマ化すれば初回15分延長の枠で綺麗に収まってしまうくらいの長さです。 ただ、このテンポ良くストーリーが進んでいく感じは前回大賞の「元彼の遺言状」同様ミステリーとして素直に楽しめるので、個人的にはとても好きな作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分が主人公になった気分で、ハラハラドキドキでした。 小説って苦手な人もいると思いますが、これは楽しい! ぜひ、一読ください!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特許関連をテーマにしミステリー仕立てにした小説は珍しい。 その慣れない専門用語がずばずばと前面に出てきて、しばし戸惑うところがある。 そして、争点にVtuberに関係するというところに目新しさがある。 そのVtuberのシチュエーションには今一つの説明が欲しいところがある。 相手側が代理人を立てずに、企業どうしが対峙や交渉することはまずないだろう。 はやし立てるドタバタ劇は面白いかもしれないが、ひねりは少なくて、そのオチにガクッと来る。 いつも楽しみにしていた”このミス大賞”。 これは本当に、これが”このミス大賞”なのか、疑問を感じる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表現が乏しく文体も淡々としていて物語に入り込めませんでした。 それゆえストーリーやキャラクターに惹きつけられることなく、サクッと終わってしまったように感じます。 それを選評では「スピード感」という言葉に置き換えているのでは? 個人的にこの作品からは"小説"としての魅力を見出せません。このミス大賞はもう信じないようにします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
株式会社宝島社が主催する、第20回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したようだが、ミステリー大賞は、どのような選考基準なのか?書評ではスリリングかつユニークなミステリーとあるが、どの場面がスリリングなのか?弁理士が主人公となっているが、結局、弁護士の力を借りなければ解決できず、その横柄な態度にもイラっとする。 ただただ、字面を眺めるだけ、全く情景が浮かばない。 『チーム・バチスタの栄光』シリーズの海堂尊氏が受賞したのは大いに頷けるが、この作品はいかがなものか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
分かり易く仁王立ちするタイプ最近多いよね 小気味よいのは良いんだが、途中でちょっとハーレクイン小説でも読んでる気分になってきた。なんというか既存感?設定目新しいから読んでてそれなりに楽しいんだけど読むのめんどくさくなるひな型感っていうか 読みやすいっちゃ読みやすいけど、状況描写が箇条書きに近いのが飽きる原因か?デビュー作ならヘンにこねくり回すよりは好感だが、投稿作で「キャラの肉付けはシリーズ化してから出すから後でね」みたいなのは好かんな どうにも最後まで、在庫処分だとしてもフリマで数台ばっか捌く必要があったんだろうか?に引っ掛かった。しかも安い値段で ほどほどと言ったトコでしょうか | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後にみなさんのレビューを読みました。 専門知識をお持ちのかたから観たら、 不満な部分が散見されるのですね・・・。 私は全く知識がありませんでしたので、 専門的な部分はちょっと調べて確認をして、 やっと、漠然と分かるくらいでした。 しかし、だからこそ、シンプルに筋だけ楽しめたのかも。 最終章に入る前に、一度整理しようと思い、 相関図を書いてみたら、全体像がよく分かりました。 次回作にも続きそうだし、 天ノ川トリイのスピンオフなんかもできそうだし、 今後も楽しみな作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特許を巡る攻防、となると、どうしても法律が出てきて難解になるのは仕方がない。ヒロインの弁理士・大鳳未来は、特許侵害で困っているクライアントを助ける仕事をしている。冒頭の、電機メーカー同士の争いは、彼女が違法すれすれ、または違法と分かっていても行動するであろうことを提示する。 本筋はVtuberという見慣れない仕事に就く、天ノ川トリィという少女が巻き込まれる特許権侵害をどうさばくか、というところにある。天ノ川トリィが演じるバーチャル映像の「天ノ川トリィ」の画像処理技術が特許を侵害している、という警告を受ける。ネットで販売していた機器を使用して映像化していたのだが、開発したメーカーが莫大な金額を要求する。「天ノ川トリィ」の映像を配信している会社には払えない金額だ。警告を発したメーカーの狙いは何か。大鳳未来に解決策はあるのか。法律の解釈をめぐって熾烈なやりとりが始まる。 ただ、一つだけ引っかかったことが。それは天ノ川トリィの超人的な身体能力である。そこまで誇張する必要があったのだろうか。それではマンガ、いやアメリカンコミックになってしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまり面白くなかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
わかりやすかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
弁理士がテーマで興味深い内容です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供へのプレゼントです。 とても、喜んでくれました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
馴染みのない特許の世界なので、次の展開がよみづらい。ミステリーの題材としては二重丸。その特許の世界を解説っぽくせずに、かつ、読者を置いていかずに250ページでまとめるあたり、さすが本屋大賞。 ところで、無効審判を起こせる真の特許権者である鍛冶屋が得た「相当の対価」はいくらなのかしら? 冷静に考えれば一番有利な立場にあるのは鍛冶屋なんだから、特許事務所に仕切らせておかなくてもいいし、数億円のVTuber案件よりも、10~100億円規模のスタジアム案件をターゲットにしたら、VTuber案件のスピード感なんか無視して、じっくり無効審判で戦える。 ちょっと無理があるな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特許関係の法律が読者にはほとんどわからない為、雰囲気で有利不利を判断するしかない。一応、作中でこれでもかと説明されるものの、初読で完璧に理解できる人は少ないだろう。 ストーリー的にも主人公達に都合の良い証拠がいくらでも出てくるので、カタルシスなどは感じない。 Vtuberに関しても表面をさらっているだけなので、元から馴染みがない人には雰囲気を楽しむスパイス程度の要素でしかないだろう。 途中で論旨が変わるので、そこで余計に分かりづらくなる。 処女作とのことだが、文章はとても拙い。 高圧的で高飛車な女弁理士という設定も昨年の「元彼の遺言状」の二番煎じを狙ったようにしか思えず、とても魅力的であるとは思えなかった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!