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アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実



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【この小説が収録されている参考書籍】
アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実 (角川文庫)

アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実の評価: 4.35/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(1pt)

松岡氏最低の作品

奇想天外のところは彼の真骨頂といえるが、これまで描かれたルパンのイメージとかけはななれており、なぜここにルパンか出てくるのか全く理解不能。やはり借り物のヒーローでなく作者の作り出したヒロインを自由自在奔放に活躍させるべし。
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No.16:
(3pt)

面白いのだが文章力に難

文章力に問題がある。中学生並みの語彙で説明過多なので萎える。昭和初期の異文化・異世代対立の話なのに誰が喋っても同じ現代の若者口調。表現の妙とか気の利いたセリフとかいう読書の醍醐味は一切味わえない。戦闘機や戦車の描写は架空戦記のよう。それでもプロットが面白いので最後まで読んでしまうのだが。乱歩が描写したルパン像に違和感があり、それを丹念にフォローするなど作者のルパン愛は理解できた。
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No.15:
(5pt)

有り得ないけど面白い

ルパンと云えばアニメのがちらつきましたが始めの方だけでいつの間にかアルセーヌ・ルパンになっていて明智小五郎と対するのではなく一人の女性を守るのが日本を守っていた。一気読みです。
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No.14:
(5pt)

情熱を持って精緻に組み立てられたクロスオーバー・パスティーシュ。

まず、ルパンシリーズを読了しかつまた乱歩の「黄金仮面」を読了している人は、そうでない人よりもはるかにこの作品を楽しめることは間違いありません。ルブラン・乱歩の原典執筆当時には許容されていた設定の緩さ……隙間を合理的に埋めつつ、ルパン・明智のキャラクターを年代記に合わせ造形し、立たせ、そしてスリリングな冒険物語に仕上げ、そして「怪人二十面相」誕生篇にもなっているという奇跡のような作品です。作者の頭の中はどうなっているのでしょう? 一度覗いてみたい。
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No.13:
(4pt)

黄金の仮面などの原作を読みたくさせる、挑戦的な高揚感のある一冊

著者の頭の中を見てみたい。
てんこ盛り過ぎるという人もいるかもしれないが、歴史的な探偵と泥棒へのリスペクトが詰まったオマージュに、様々な点と点がものすごいスピードでつながって行く。物語に登場する、黄金の仮面などの原作を読みたくさせる、挑戦的な高揚感のある一冊。
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No.12:
(2pt)

五十にして迷わず・・・。

期待とは、違い、それほどでもなく。

アルセ-ヌの罪作りな・・・新たなる生命と明智の好敵手を生み出し、去り行くのみ。
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No.11:
(5pt)

ルパンも明智さんも良いですね!

こういった物語を読みたかったのです! 黄金仮面の時のルパンは、明智さんも好きだけどルパンも大好きだった私には納得出来ないものが残った。これを見事に解決してくれました! 細かい挿話も良いですね。サーカスでのルパンの暮らしとか、そこで出会った人との関係性とか、特にルパンの性格を知っている明智さんが、何とかしてルパンと文代さんを会わせないように逡巡する姿は良いなぁ。私の中では、本書は二つのシリーズを繋ぐ”正編"です!
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No.10:
(5pt)

すごい!

小学校高学年当時、学校の図書館にあった怪人二十面相シリーズを制覇し、その後、アルセーヌルパン、名探偵ホームズと続き、中学生になってからは、アガサ・クリスティー、エラリー・クイーンを次々によみあさり、いまなおミステリー/冒険小説ファンの身としては、最高!の一言です。
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No.9:
(5pt)

昔懐かしい大スターたちの競演に、わくわくしちゃいました。

少年の頃、ポプラ社の「怪盗ルパン」や、乱歩翁の「少年探偵」シリーズに夢中になった読み手には、これはとてもわくわくする、そして懐かしさを覚える読み心地。数日間の楽しい読書タイムを送ることができました。

後年の〈怪人二十面相〉こと遠藤平吉(へいきち)とアルセーヌ・ルパンの交流。ルパンが平吉とおでんを食べ、夜空を飛ぶ。明智小五郎とルパンが議論し、戦闘機に同乗して大空を駆ける‥‥。
なんだか、昔見た憧れの映画スターが、別の世界で冒険する姿を眺めているかのよう。わくわく、どきどき、心躍りましたねぇ。

一等気に入ったシーンは、探偵助手の文代が明智小五郎の背中にすがりつき、そっと寄り添いながら、「どうかご無事で」とささやく場面。胸がほんのり、温かくなりました。

こういう作品読むと、エルキュール・ポアロやミス・マープル、トミーとタペンス、ブラウン神父や亜愛一郎辺り、同じ空間、同じ世界で活躍する話を読んでみたくなりますね。
松岡圭祐(けいすけ)さん、またそれっぽい雰囲気で、往年の名探偵や怪盗が登場する作品を何か書いてくれないかしらん。ちょっと思い描いただけで、わくわくしてきちゃうんだけど。
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No.8:
(5pt)

最高傑作!!!!!

子供の頃、ポプラ社の南洋一郎ルパン、江戸川乱歩の少年探偵団に夢中になった方々には、申し分無く最高に面白いと思える作品だと思います。
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No.7:
(5pt)

玉虫色(キラキラした)の作品です。

松岡圭祐「アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実」。
 5年前の「伊藤博文vsシャーロック・ホームズ」に続くパスティーシュの第2弾。
 元のルブランや乱歩は個人的には通っていないが楽しめる作品だ。あたかもルパンや明智が実在し、それをルブランや乱歩が陰ながら伝記にしたり取材している、という設定のようだ。
 巻末の解説によればルブランや乱歩の
やや曖昧にしてた部分に松岡氏が帰結を
与えつつ進行しているようだ。国宝を狙うのに京都でなく東京、そのわけが松岡氏本作においては敵方の最大の狙いと連動してるというのはすごい。
 はじめにルブランっぽいパート、次に乱歩テイストのパートときて、明智、ルパンのファーストコンタクト(仮面をつけてるが…)あたりからは松岡ワールド、という印象。
 敵の最大の狙いを隠蔽するかのように
大鳥航空機と満州の出来事を持ってきて、さらには歴史の教科書にもある張作霖爆殺事件の真相を持ち込むことでその覆いを大きくしているかたち。
 ルパンとか乱歩の妖し気な世界に松岡流のグローバルな政治性と戦闘シーンを
盛り込んでいる。特に仏像胎内での戦闘と、敵の最終目標は千里眼1作目の変奏そのものだ。
 平吉とルパンのユーモアな交流と息子かも?だった明智とルパンの心の交流、そしてルパンと不二子の純愛がなかなか心地よい作品である。
 玉虫色とは本作では悪い意味で使われてたが、本作は黄金仮面の仮面のきらびやかな様と相まって、様々なキャラクターの応酬がキラキラと玉虫色な作品だった。
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No.6:
(4pt)

素敵な生き方

二人の活躍、繋がり方など、一筋縄ではいかないけど、どちらも素敵な深いストーリー。さすが松岡作品。期待通り。
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No.5:
(5pt)

とても良かった。

テレビでルパン三世の新作シリーズが放送されているのをたまたま観たら、黄金仮面ネタの回だった。
その直後にこれがリリース、偶然なのか何なのか、松岡先生の時事を取り入れるスピードも神のようになってきたなと思いつつ購入。
わたしは長年のルブランファンであったので実はほとんど期待はしていなかったのですが、この作品は純粋に楽しめたしいくつかのシーンでは泣きました。
それにしても松岡先生の、目の前に並べられた多種の情報をうまく統合処理してエンターテイメント作品に仕上げる能力には毎回恐れ入ります。
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No.4:
(5pt)

乱歩風に

楽しく読ませていただきました。初めは東西のヒーロー同士の戦いとして読んでいましたが、終りの方で乱歩風の悪趣味な場面が出てきたときには「そこまでやるのか。えげつないなあ」と思いました。
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No.3:
(5pt)

悩むことがあったら空にきけ。俺も世界のどこかで空を仰いでいる

私は今のSNSなオンラインな世の中が居心地悪いので、良書と出会えるのを楽しみにしています。その点、松岡圭祐氏の本はその欲を十分に満たしてくれます。

ルパンと明智の本は未読で名前を知る程度です。張作霖爆殺事件も名前は知っていました。クラリス、乱歩も知っています。
昭和四年の風情がとてもリアルです。車種もいろいろ出てきて楽しい。この時代は関東大震災後、第二次世界大戦前、世界恐慌直前。それを令和のコロナ禍に読む。

ルパンと平吉のやりとりがとても心に刺さりました。手とり教えるルパン。おでんをこしらえるルパン。平吉はラスト、怪人二十面相に成長しました。とてもヒロイックです。
おまけにルパンと恋人になった令嬢も妊娠します。ルパン二世です。三世への伏線もできあがりました。

危機一髪の描写も相当良いです。クライマックスの戦闘機バトルや華厳の滝でのやりとりは、映像化するなら下手に描いて欲しくない箇所です。
タイトルのルパンのセリフを違和感なく話せる役者ならば観てみたいと思います。

歴史の煤汚れた感じが全くなく、瑞々しい時代描写になれたのは、ルパンと明智の文字通り縦横無尽な活躍がかっこよく人間らしく描かれているからでしょう。

最後に、松岡圭祐という名は共同ペンネームでしょうか?このクオリティの作品を毎月刊行するとは凄すぎます。早く世界の人になってほしいと思いました。国内だけでは勿体ない。
とくに今作は、読後に心が豊かになりました。
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No.2:
(5pt)

遠藤平吉の物語を見てみたい

この物語の主人公は二人なので話が二手に分かれる為敵に振り回されたり両者のすれ違いが合ったりと
話の盛り上がりが遅くなっていると感じますが二人が本格合流後はそれぞれのエピソード含め
見せ場もありしっかり盛り上がるので最終的には良いと思います
ただ今作単体ではルパンメインのストーリーに明智がサポート役という感じではあるので
明智側に物足りなさはありますが明智側にはもう一人の主人公といえる遠藤平吉のエピソードがあり
今作での本筋への関わり方に比べ多くのページを割いていて正にエピソードゼロという感じで
続編への仕込みと感じるくらいしっかり魅力的に描かれていてラストシーンは続編を期待させる終わり方で
これで終わるにはもったいないと思いました
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No.1:
(5pt)

今までのパスティーシュの中で最高傑作

「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」より面白いです。ルパン物や明智物を読んだ事がない人でも楽しめます。
これは前半が江戸川乱歩の「黄金仮面」、中盤がアルセーヌ・ルパンと明智小五郎の歴史ミステリー、終盤がモーリス・ルブラン作アルセーヌ・ルパン・シリーズ完結編となっている豪華な作りのパスティーシュです。パスティーシュと言っても手抜かり無く徹底的に原著シリーズを研究し尽くし、本当に納得のいくストーリーになってます。
「黄金仮面」を読んでからこっちを読んでも、こっちを読んでから「黄金仮面」を読んでも、「カメラを止めるな!」みたいな楽しみ方ができます。
中盤の歴史ミステリーは浅田次郎著「マンチュリアン・リポート」と同じ張作霖爆殺事件の謎を追うのですが、「マンチュリアン…」よりこちらの方が面白いし納得がいきます。「マンチュリアン…」のオチは腰砕けでしたが、こっちの真相は歴史上本当に見つかった証拠をうまく組み合わせて、ミステリの謎解きとして新しい真相に結びつけてます。しかもさすが明智、2章ぐらいで謎解きしてしまいます。
終盤の乱歩やルブランの原著を伏線のように使う巧みな展開は本当に読ませます。乱歩が結局書かなかった明智と文代の関係が深まる所も、乱歩の「吸血鬼」「怪人二十面相」へと緊密にリンクしていきます。明智の名言もここぞという時に登場します。「大財産」より後の55歳のルパンの心境の変化も読みどころです。
エルロック・ショルメス(ショルメでなくエルメスと同じでスが付くのが正しい発音です)とシャーロック・ホームズが別人であることを明白にする他、「奇巌城」の終盤のルパンの心境や、他にもシャーロキアンにも嬉しい読ませ処が満載です。
とにかくこれはアルセーヌ・ルパンと明智小五郎のパスティーシュの最高峰でしょう。原典の価値を一切損ねず、敬意に満ちているのも良い。最初から文庫で楽しませてくれるのもこの著者の大サービスです。
でもこの著者、いつこれを書いたんでしょうか。前の月にも翌月にも長編を書き下ろしているのですが。
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