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闇祓
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闇祓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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ヒーローが悪を退治する、という形式になっています。 好みの問題ですが、個人的には、その形式でなくても、と感じました。 つまり、闇を押しつけてくるエピソードだけでつくる短編集の形でもよかったのではないか、ということです。 (繰り返しますが、あくまで好みの問題ですよ。) 各エピソードとも、現実にありそうで、リアリティを感じました。 作家というのは、目の付け所が違うものだなあ、と思った次第です。 | ||||
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生理的に怖い、自分がそれなってないかとか考えると怖い、結末とかめちゃ怖い… | ||||
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読み始めると引き寄せられるような力があるお話 引き込まれて 独特な世界へ入っていく感じがします。 | ||||
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面白かったです! 先がどんどん気になり一気読みしました。 心の闇が描かれていて、めちゃくちゃ怖かった。 怖いけど最高でした。 | ||||
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最初のエピソードがよくありがちな展開だったので次のエピソードは斜め読みで進みましたが話が進むにつれどんどん引き込まれました。各エピソードがそれぞれ独立している感じだったので途中でこれは短編集なの?と思いました。でもきっとどこかで繋がって来るはずと読み進めると途中の記憶にある情報のかけらがところどころにさりげなく出てきて、頭の中で繋がり始めると面白くなり一気に読了してしまいました。魔物ホラーではなく正に人の闇!深いもの、よくあるものさまざまな闇そのもの。それをグッと怖くうまく使いこなして表現している小説だと思いました。最後のエピローグじわじわ怖さを崇福してくれます。 | ||||
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要によるお祓い(悪霊退散)の部分は非現実ですが、そこに至る人間社会の常識や規範がバランスを崩すととんでもない悪意に変身しうること、そうしたタテマエ上肯定(場合によっては賞賛)されている諸事が、実は人間の奥深い悪意に根ざしている場合もあることを抉った心理ホラー小説とでもいうべき作品です。そしてその悪意は、ここでは小説として誇大に描かれてはいるものの、振り返ってみれば決して非現実的なものではなく、実は誰の中にでも眠っている類のものではないかという問いかけなのです。作品としては、全然関係のない物語が次々に提示されているようで、最後に全てが関連づけられて解決に向かうという筆者の筆力には改めて感心させられます。この作者の作品はこれまで『琥珀の月』『かがみの孤城』と読んできて3作目なのですが、改めてこの作者の筆力に脱帽した次第です。 | ||||
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主人公は高校生のお話ですが、大人になってもすんなり入れるのが辻村深月作品の凄さ。 本当に凄い作家だと思います。 特に学生時代の人物を描くのがうまいです。 「かがみの孤城」同様に最後に一気読みしました。 エンジンをかけてからのラストの畳み掛けは毎作品ながら感動してしまいます。 | ||||
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さすが、というか、ちょっとだけと思って一ページを開いたら知らぬ間に、最後のページまで読み進んでしまった。面白い。そして、辻村節(って言っていいよね?)が最初から最後まで、流れている。優しさ、人との関わり合い、見失ったものに対する、強い想い。そういう気持ちが通奏低音となり、至る所で響きながら、現代の人々全てが、興味を持つであろう、闇=悪意の成り立ち、成長発展を描写する。 主人公一人一人の視点が、なんと素晴らしいことか。危うく純粋で、正義に燃えていて。でも、それらは簡単に悪意へと転換し人の命を奪う。奪っても止まらない。なぜなら、その人の中には、悪という言葉がないからだ。 悪意は気づけば止めようと思うブレーキのようなものかもしれない。 わたしのおすすめは、第一章と第二章。そして第三章です。最終章でスッキリとするが、それよりそれ以前の部分が本当に怖い。ぜひ読んでほしいと思う。 | ||||
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日常生活において、自分の思いや考えを一方的に相手に押し付ける言動やちょっとした悪意や不快な距離感に「闇の押し付け」と名前をつけ、その闇の増殖を描いたミステリ。 第一章、第二章あたりまではちょっとした日常の悪意を描いた短編小説なのかと思ったが、第三章からなんとなく繋がってきそうな感じがあり、第四章、第五章で様々な闇が一つに収束していく展開は読み応えがあった。 噛み合わない会話や、一方的な善意、自分が正しいと思っている正義の押し付けなど、読んでいてモヤモヤする気持ちになったが、これらは私たちの日常にも潜んでいるもので、いつ加害者、被害者になるか分からないという恐怖があった。 それらの悪意が、転校生、隣人、同僚、班長、家族という様々な視点で描かれていて引き込まれた。 最後はちょっとあっけなかったのが残念だが、闇の押し付けや、闇に引きずりこまれるという流れはよく考えられていて終盤まで楽しめた。 | ||||
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ドキドキしながら読みました。先が気になって、一気読み。さすが辻村さん。 | ||||
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一種正論・正義に見える悪意や嫌がらせ。 そこに超自然的な存在が介在するという点では間違いなくホラー小説だが、やはり読者が心をざわつかせるのは誰もが身に覚えのあるような各種ハラスメントの数々だろう。 辻村深月の作品を読むのは『かがみの孤城』に続いて二作目だけどいずれも読むのが止まらなかった。 個人的な好みとしてはもっとハラスメントをドギツく、またホラーの面ではもっと怖く書いてほしかった。 続編があってもおかしくない結末だったため期待しています。 | ||||
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読書好き初心者ですが、面白かったです。 続きが待ち遠しく一気に読みました。 辻村さんの作品をこれからも注目したいと思います。 | ||||
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相手との距離感の詰めかたや関わり合いかた等で、間違いでは無いけれど不快で受け入れ難いというような行為を「闇」と表し、それにより壊されていく人々の様子が描かれたホラー小説。 全5章で第一章が最終章に繋がる構成で、それぞれの世界は学校生活、ママ友、会社等と様々で、日常の何処でも起こりうる怖さを感じます。 このような心理ホラーは、心理状況や人間関係の描写が重要と思いますが、筆者はそのあたりが抜群に上手く、読み手はその立場に関係なく物語に入り込んでいけると思います。 最終章ではミステリー的な仕掛けも施され、エンターテインメントとして流石の仕上がりだと思います。 | ||||
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●本書にはお化けや幽霊などは登場しないが、りっぱなホラー小説である。日常生活の中でちょっと した違和感や得体のしれない不快感が少しずつ心に纏わり付いてくる。蜘蛛の巣にからめとられた羽 虫の様にジワーっと怖さの毒が沁みてくる。 気がつけば逃げ場のない密室に閉じ込められた閉所恐怖症の患者の様な絶望感を味わう。その原因 が呪いや悪霊なのではなく、転校生や隣人や会社の同僚だったりする。ごく普通に見える人たちであ ることが、更なる恐怖を感じました。 | ||||
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通常のハラスメント以上のハラスメントがある。それが闇ハラ。ごりごりのホラーでした | ||||
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ホラーっぽくはじまって中盤はもうひたすらイヤミスで。 作者が書きたいことはよく書けてると思ったしおもしろかったけどエピローグはいらなかったかなと思う。 なんか最後の最後に「私はこういうことかきたかったんですーー」ってダイレクトにきたので余韻だいなしというか。 | ||||
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おもしろすぎて3日で読み終えました。辻村さんのお話はいつも、予想した展開を飛び越えていく軽やかさとテンポがあって、続きが気になりするすると読めてしまいます。章ごとに主人公が変わると頭で補完しながらでどうしても読みにくくなることが多いのですが、この本はそんな心配はいらないです。章の締め方、スイッチの切り替えが明快で、未練たらしくないのだと思います。 子供たちは夜と遊ぶや水底フェスタのような、ホラーミステリー系の辻村さんはほんとにおもしろい。 今回も大大大満足でした。シリーズ化してほしい。 | ||||
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「かがみの孤城」でファンになり、「ツナグ」、「ツナグ2」、「琥珀の月」…と"辻村深月”さんの作品と聞けば、衝動買いするようになりました。本作品もやはり期待に応えてくれる内容でした。中高生も楽しめるとは思いますが、どちらかというと30代以降の大人向けって感じがしました。とてもおすすめです。 | ||||
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辻村深月さんの作品は「朝が来る」以来でした。 タイトルと初のホラーミステリーと言う言葉にひかれて立ち読み。面白い!となって購入。 1章を読み終わったところで、面白いけど、ダークファンタジーかな?と思いました。このまま進むと思っていたのと違うなーってなりましたが、読み進めていくと現実と虚構の入り交じった感じが面白く、終盤に畳み掛ける感じも良かったです。 1つだけ残念だったのは、表紙の顔は無かった方が良かったです。顔の描写もちゃんとあるので自分の考える顔で動かしてみたかったです。 この作品は映像にしても楽しめそう。配役は人によって違う考えがあるから難しそうですが。。 結論としては、面白かったです! | ||||
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こういう人間の闇を描く小説は好みで。人間のザラだと感とイカれ具合良いです。 | ||||
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