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密謀
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密謀の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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時代小説の大家の書いた「歴史・時代小説」という売り文句に偽りなし。直江兼続ら武将の動向を描く、歴史小説的パートと交互に、上杉配下の「草の者」(忍者)の時代小説的パート(つまりフィクション)が描かれる構成です。 ただ、普段は時代小説は読まず、今作では、直江兼続と上杉景勝が歴史の節目でどう考え、石田三成とはどのような密約があったのか、それを藤沢周平がどう描くのかに興味があった私には、この「草の者」のパート、フィクションなのに、妙に描写が細かくて、読むのがつらかったです…。 藤沢周平ファンの皆さんには申し訳ないのですが、本格的歴史小説を読みたい方には、おすすめしません。 | ||||
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まず良かった点を挙げるなら、他の小説やドラマよりも一層、上杉景勝の無口さが強調されている点。景勝は、そうでなくちゃ、といったところ。 もう一点、家康の東征に備え、兼続らが白河の草原で軍議をする場面。上杉家の部将たちも多く顔を揃え、絵図面だけでなく、周囲の山々などを見渡しながらの軍議は、壮観であり、読者にとっても地名や位置関係が想像しやすく、臨場感と緊張感が高まる場面です。 ただ、作品全体の感想としては、藤沢周平ファンのみなさんには申し訳ないのですが、普段時代小説を読まない私にとっては、この作品の最大の持ち味とも言える、草の者(上杉配下の忍者)のパート(「時代小説」的パート。フィクション。)は、ただ野暮ったいだけで、不要に感じ、後半は読み飛ばしてしまいました。 | ||||
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直江兼続が主人公、題して「密謀」、舞台は天下分け目の関ヶ原、と来れば読まずにいられない。藤沢周平は、どう描くか、期待するは、間違ってはいまい。なのに応えてくれない小説に、成り下がっている。結局藤沢周平は、この小説で何を描きたかったか。石田三成に将たる器になしか。上杉景勝も然りか。いや元々不可能な謀であったか。いや知将と云えど一人ではか。或いは京に遠い東北に地の利なしか。それとも直江兼続の誠実か。何とも要するに、読み取れずに終わった。 | ||||
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結局藤沢周平氏は、この小説で何を描きたかったのであろうか。石田三成に将たる器なしか、上杉景勝も然りか、いや元々不可能な謀であったことか、いや如何に知将と云えど一人では事を成せずか、或いは直江兼続の誠実か。何れも要するに、解らずに終わった。 | ||||
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忍者の村の話が長々と出て来るが、忍者については、他の作家に面白いものが多数ある。他の人の評にも有りましたが、実在の人物は上手くないですね。一番興味があった点は、関ヶ原の時、何故上杉は家康を追尾攻撃をしなかったのがでしたが、上杉の「義」が理由では笑うしかない。上杉景勝-直江兼続は田舎の馬鹿で臆病者二人と言うのが私の認識なので、人物的には全く興味がありません。結論は、作者が何を描きたいのか全く解らない小説でした。 | ||||
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忍者が暗躍するところから物語が始まるので伝奇色の強い作品なのかなと思いましたが、読み進めるにつれて史実というか定説というかよく知られた話がダラダラ続くだけで退屈でした。創作キャラのいわくありげな兄妹も大して活躍しないし、物語とどう絡むのか期待したのに、あっけなく死んでしまうキャラもあったりして拍子抜けでした。率直に言って失敗作だと思います。 途中で読むのを止めようかと思いましたが、慶長出羽合戦について興味があったので下巻まで読みました。読む前に期待していた分、がっかり度も大きかったです。 | ||||
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期待して読んだが最後まで盛り上がらず、密謀が行われた気配さえない。何を書きたかったのか作者の意図がわからない。駄作中の駄作。アマゾンのレビューはどうしてこう手放しでほめるものが多いのか理解に苦しむ。藤沢本でこれまでよかったと思うのは残日録と市塵だけ。司馬には遼に及ばない。 | ||||
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