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密謀



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密謀の評価: 3.94/5点 レビュー 47件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 1~20 1/3ページ
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No.47:
(5pt)

もう一つの関ヶ原の闘い

後半にかけて、おもしろくなっていきます。司馬遼太郎が描けなかった上杉家から見たの「関ヶ原」です。直江兼続と上杉景勝、石田三成との言葉の掛け合いが自然な感じで良かったです。
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
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No.46:
(5pt)

もう一つの関ヶ原

上杉目線からのもう一つの「関ヶ原」で大変、楽しめました。直江兼続と石田三成との友情のためか、上杉景勝との主従関係が初めて亀裂が入るのが見所でした。終始、沈黙を貫く景勝がその時ばかりは声を荒げて兼続を叱るのもよく描けていました。司馬遼太郎が描けなかった歴史小説をもっと書いて欲しかったと思いました。
密謀(下)(新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(下)(新潮文庫)より
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No.45:
(2pt)

「草の者」のパートが許せるかどうか、で明暗が分かれるでしょう。

時代小説の大家の書いた「歴史・時代小説」という売り文句に偽りなし。直江兼続ら武将の動向を描く、歴史小説的パートと交互に、上杉配下の「草の者」(忍者)の時代小説的パート(つまりフィクション)が描かれる構成です。
 ただ、普段は時代小説は読まず、今作では、直江兼続と上杉景勝が歴史の節目でどう考え、石田三成とはどのような密約があったのか、それを藤沢周平がどう描くのかに興味があった私には、この「草の者」のパート、フィクションなのに、妙に描写が細かくて、読むのがつらかったです…。
 藤沢周平ファンの皆さんには申し訳ないのですが、本格的歴史小説を読みたい方には、おすすめしません。
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
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No.44:
(2pt)

「草の者」のパートが不要に感じ、期待外れ。

まず良かった点を挙げるなら、他の小説やドラマよりも一層、上杉景勝の無口さが強調されている点。景勝は、そうでなくちゃ、といったところ。
 もう一点、家康の東征に備え、兼続らが白河の草原で軍議をする場面。上杉家の部将たちも多く顔を揃え、絵図面だけでなく、周囲の山々などを見渡しながらの軍議は、壮観であり、読者にとっても地名や位置関係が想像しやすく、臨場感と緊張感が高まる場面です。
 ただ、作品全体の感想としては、藤沢周平ファンのみなさんには申し訳ないのですが、普段時代小説を読まない私にとっては、この作品の最大の持ち味とも言える、草の者(上杉配下の忍者)のパート(「時代小説」的パート。フィクション。)は、ただ野暮ったいだけで、不要に感じ、後半は読み飛ばしてしまいました。
密謀(下)(新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(下)(新潮文庫)より
B0099FJKD0
No.43:
(3pt)

面白い

さすが藤沢周平。人物描写、人物情報等が目から鱗でした。時代物は実に良い!
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
4101247129
No.42:
(5pt)

兼続の変わりよう

私は上杉景勝が好きだが石田三成は気に入らない、近頃は家康が好きになってきたなど立場がはっきりせず困っている。本書を読んでもその感情は変わらなかった。関ヶ原の戦いの後、兼続は江戸城襲撃を強くすすめる。「いまこそ内府と天下を争い、雌雄を決しそうらえ!」(最上攻めで苦戦しているようでは到底無理だと思うが)景勝「わしのつらをみろ。これが天下人のつらか!わしは太閤や内府のような腹黒の政治好きではない。その器量もない」兼続「この上は身を砕いて和睦のことを取りはからうことといたします」熱血なのか冷徹なのか兼続のこの変わりよう。
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No.41:
(3pt)

期待したが!

直江兼続が主人公、題して「密謀」、舞台は天下分け目の関ヶ原、と来れば読まずにいられない。藤沢周平は、どう描くか、期待するは、間違ってはいまい。なのに下巻を終えてになるが、応えてくれない小説に、成り下がっている。上巻は、未だしもであるが。
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No.40:
(2pt)

大いなる、裏切り!

直江兼続が主人公、題して「密謀」、舞台は天下分け目の関ヶ原、と来れば読まずにいられない。藤沢周平は、どう描くか、期待するは、間違ってはいまい。なのに応えてくれない小説に、成り下がっている。結局藤沢周平は、この小説で何を描きたかったか。石田三成に将たる器になしか。上杉景勝も然りか。いや元々不可能な謀であったか。いや知将と云えど一人ではか。或いは京に遠い東北に地の利なしか。それとも直江兼続の誠実か。何とも要するに、読み取れずに終わった。
密謀Amazon書評・レビュー:密謀より
4620105643
No.39:
(2pt)

読み取れず!

結局藤沢周平氏は、この小説で何を描きたかったのであろうか。石田三成に将たる器なしか、上杉景勝も然りか、いや元々不可能な謀であったことか、いや如何に知将と云えど一人では事を成せずか、或いは直江兼続の誠実か。何れも要するに、解らずに終わった。
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No.38:
(3pt)

藤澤周平は、

短いものを続けて一遍にしたものの方が魅力的ですね。
これも今ひとつです。
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4101247129
No.37:
(5pt)

藤沢作品の素晴らしさ。

直江兼続が良く描写されており、ついつい物語に引き込まれました。藤沢作品の素晴らしさが再確認できました。
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No.36:
(4pt)

人物像がよく分かる小説

(上)よりは人物像が旨く描かれていて、その分楽しめました。

徳川家康を挟んで、石田三成と上杉景勝、直江兼続らの策略や密約等が内面的に良く描かれていて、時代小説としての面白味がありました。

但し、兼続に雇われている草の活躍が今一つ重みがなく、その為エンターテインメント的に楽しみが半減したのは残念なことでした。
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No.35:
(3pt)

今一つ盛り上がらない

上杉景勝と直江兼続の人物像は良く描かれていると思いますが、その他の武将については説明だけにとどまり、内面的な面白みに欠けています。特に『歳月』の項は歴史的な説明だけに終わっており、読んでいて小説としての面白みがありませんでした。

また、忍び者も登場しますが、特にエンターテインメント的な面白みは感じませんでした。

(下)でどのような展開になるのか、一応期待を持って読んでみます。
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
4101247129
No.34:
(1pt)

著者らしく無い題材。藤沢フアンなら読まない方が良い。稀に見る駄作です。

忍者の村の話が長々と出て来るが、忍者については、他の作家に面白いものが多数ある。他の人の評にも有りましたが、実在の人物は上手くないですね。一番興味があった点は、関ヶ原の時、何故上杉は家康を追尾攻撃をしなかったのがでしたが、上杉の「義」が理由では笑うしかない。上杉景勝-直江兼続は田舎の馬鹿で臆病者二人と言うのが私の認識なので、人物的には全く興味がありません。結論は、作者が何を描きたいのか全く解らない小説でした。
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
4101247129
No.33:
(3pt)

直江兼続、上杉景勝、戦国時代馬鹿二人

何故関ケ原の折、石田三成と呼応して徳川を挟み撃ちにしなかった理由が判らなかったが、景勝も、兼続も単なる馬鹿で臆病者だったんだ。戦国時代は信長の死で終わったんだなと実感した。上杉家のその後の有り様は無様の一言。振り返れば、謙信も所詮坊主根性が抜けない田舎侍。洗練された聡明さに欠けている。それは武田信玄にもそっくり当てはまる。百姓の閉塞した江戸時代を作ったのは、馬鹿だから自分たちでは当然気付かないが、手を貸したんだヨ❗️
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No.32:
(5pt)

田舎医者

関ヶ原に至る上杉側(直江兼続)からの視点での策謀的歴史文学で、そこに草と称する忍者群の暗躍を交えた面白い内容。
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B0099FJKD0
No.31:
(2pt)

藤沢作品の中ではイマイチな出来。

忍者が暗躍するところから物語が始まるので伝奇色の強い作品なのかなと思いましたが、読み進めるにつれて史実というか定説というかよく知られた話がダラダラ続くだけで退屈でした。創作キャラのいわくありげな兄妹も大して活躍しないし、物語とどう絡むのか期待したのに、あっけなく死んでしまうキャラもあったりして拍子抜けでした。率直に言って失敗作だと思います。
途中で読むのを止めようかと思いましたが、慶長出羽合戦について興味があったので下巻まで読みました。読む前に期待していた分、がっかり度も大きかったです。
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
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No.30:
(5pt)

素晴らしい。利害に逆らって義を貫こうとする上杉

上杉目線からの一貫した描写で、天下人と対峙する直江兼続、上杉景勝の苦悩をよく描いていると思います。利害で動く時代に逆らって義を貫こうとする二人の姿は読み終えてからも清々しい余韻を残します。家康の会津討伐を迎え撃つ側の緊張感も他の小説にはあまりない箇所なので興味深く読みました。
密謀(下)(新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(下)(新潮文庫)より
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No.29:
(5pt)

長編再読

戦国時代最高のクライマックス関が原を直江兼継と石田三成の秘めたる野望を交えて描く、いつもの藤沢周平とは、少し違う雰囲気で、物語は続く。でも、登場人物の感性は、やはり著者の描き方。
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
4101247129
No.28:
(5pt)

歴史がよく分かります

この作品は言わずと知れた石田三成と直江兼続の野望?を描いた史実に基づいた作品です。直江兼続は上杉謙信亡き後、跡目を継いだ景勝をサポートする家老です。この兼続を中心に情報を集める草の者(忍者)の物語です。さすが藤沢周平です。匂いまで分かる風景が頭の中で描写されます。そして影で活躍する草のものの激闘をも描きます。藤沢作品を読んだ人ならばわかると思いますが、本の中で太刀さばきが映像化されます。
歴史は徳川の天下となると決まっていますので、どのような処遇になったのかは御存じの通りですが、そこに至るまでの激闘、感情が兼続、三成、景勝、家康と、まるでそこにいたかのように表現されていきます。
どうして関ヶ原の合戦で上杉は徳川を攻めなかったのか。上杉の儀とは何なのか。などが解ります。すみませんこれは下巻での物語です。
周平好き、歴史好きは読む価値ありです。一級品です。
密謀(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密謀(上) (新潮文庫)より
4101247129

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