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ペッパーズ・ゴースト
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ペッパーズ・ゴーストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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ネコジゴハンターのアメショーとシアンというキャラがとても魅力的でよい! 主人公が特殊な体質を持っていて、騒動に巻き込まれるという感じの話ですが、終始予測できないストーリーでした。感覚的には、伊坂氏の「クジラアタマの王様」の設定に近いなぁと感じました。 | ||||
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伊坂幸太郎作品を未読の人に勧めるなら、この本がいいかもしれないと思わせる一冊。 伊坂幸太郎のおいしい所をこれでもかと詰め込んだ本とも言えるし、お馴染みの人には目新しさがないとも言えてしまう。 読みながら、ここは伏線だなと分かってしまうところもある。 それでも一気に読ませてしまうところがさすが。伊坂幸太郎じゃなかったら大満足だった。 | ||||
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作家生活の集大成というような触れ込みだったが、読んで後悔無い作品だった。 伊坂作品は、ある意味ハリウッド映画のように「最後は誰かが何とかしてくれるんじゃないか」と願いながら読むのが私の通例だったが、いい意味で裏切られた部分もある。 彼の本からは、何気ない生活や小さな楽しみが変え難く尊いものであるというメッセージを、毎回勝手に感じ取っている。「ペッパーズ・ゴースト」読後も、些細なことが幸せに思え、夕食も2割増に美味しく感じた。 今後も彼の作品を読むのが楽しみである。 | ||||
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久々に読むのが止まらなくなった。集大成というよりも「いいとこ取り」という印象。特に強く感じたのは『魔王』『マリアビートル』『モダンタイムス』『ゴールデンスランバー』『チルドレン(のバンク)』ってとこかなー。 | ||||
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最初は、二重の入れ子状の小説家と思ったけど、どうやら三重の入れ子になっているようです。青空が広がる後楽園球場と携帯端末が同時に存在している舞台設定で、「こっちも小説だよ、わかってるよね」と言われている感じがしたのだけど、間違っているのでしょうか。 いつものように、ところどころ取っておきたいような警句も出てくるし、手に取って読み始めたら止まらない面白さ。なおかつ、後味の悪くなりそうな結末を最終的には回避していて、感動はしないけれど大いに感心した技巧作品でした。 | ||||
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伊坂の中では殺し屋系の作品に分類されるだろうが、社会的なテーマへのメッセージ性もある。一読すると読み流してしまいそうな中にメッセージを込めてくるところがよい。 ロシアンブルとアメショーという猫好きの殺し屋っぽい2人の会話はテンポよく、伊坂ワールド全開である。 飛沫で感染して相手の未来がわかる、という不思議な男と、この2人の殺し屋(ぽい人たち)がどこで繋がっていくのか、中盤まではよくわからず読み進め、途中から伏線を回収していく。 ちなみに、物語の終盤で、『ガソリン生活』の緑デミオらしき車が一瞬登場し、痛くて思わずワイパーを動かすところも見逃せない。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります いつもの通り,抜群の読みやすさがあるものの,並行,交錯する話や未来視など, 軸となる要素に目新しさが…と,正直なところ,少しガッカリもした序盤でしたが, 片側の話の謎が明らかになったと思えば,もう一つと重なっていく流れがスムーズで, 居るのか,居ないのかと驚かされる様子は,まさに語られる『ペッパーズ・ゴースト』. また,非現実的なはずの未来視も,前提条件には多くが同じことを考えそうですが, その能力が雰囲気を壊すことはなく,うまく物語に溶け込んでいるように見受けられ, 一方では著者らしい,悪人二人組のやり取りが,最後までフフッと楽しませてくれます. このほか,塞いでしまいたい記憶や,逃れられない,理不尽な思いに苦しむ人々が, ニーチェの言葉に様々な解釈を得ながら,何かを求め,考え,足掻く姿が印象的です. | ||||
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結論!ファンの期待に応え面白く、大満足な作品である。 本書をお読みになる前に以下の【登場人物】をおさえておくと、ストーリーにスムーズに入っていけると思い、改めて記載させていただいた。 檀千郷(だんちさと)中学校の国語教師三十五歳 吉村先生 檀先生の同僚。数学教師 里見大地 中学生。檀先生の受け持ち生徒。 祖母と三人暮らし。 布藤鞠子(ふとうまりこ)中学生。檀先生の受け持ち生徒。 自作小説を執筆中。 友沢笑里(ともさわえみり)中学生。 布藤鞠子の友人 里見八賢(さとみはつけん)里見大地の父親。公務員 マイク育馬(いくま) テレビ番組司会者。 ロシアンブル→ネコジゴハンターの一人。悲観的な性格。 アメショー→ ネコジゴハンターの一人。 楽観的な性格。 罰森罰太郎 ネコジゴの一人。動画配信や仮想通貨で富を築いた富豪。 【サークルのメンバー】 庭野 三十代男性。庭師。 まとめ役。 野口勇人 二十代男性。姉が庭野と婚約していた。 羽田野 六十代男性。 元小学校校長。 成海彪子(なるみ ひようこ)二十代女性。 カンフー映画を好む。 康雄・康江 六十代。医師と看護師の夫婦。 哲夫 五十代男性。元工場勤務。 沙央莉(さおり) 二十代女性。 将五 二十代男性。 以上 物語は(ネタバレ注意!)主人公の学校から始まる。 主人公・檀先生は飛沫感染すると、相手の翌日の未来が見えるという不思議な能力を持っている。 そんな檀先生が、ある日女子生徒から不思議な小説を渡された。生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。 この物語には、楽観的なアメショ君と悲観的なロシアンブル君の奇妙な二人組が登場する。 本来は別の場所に存在しているにもかかわらずトリックを使い観客の前にいるように見える。 ふたつの世界が交差しながらやがて交わる。復讐と生存。父の言葉や猫と野球、悲観と楽観ニーチェの言葉も印象深い。 著者の描写力は随所で読者を魅了し、終盤で心地よくさせてくれる。 レビューに最後までお付き合い下さりありがとうございます。著者は我々ファンを長い間楽しませてくださいました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。 【まとめ】 著者の作家生活20年間の感謝をギュッと一冊に詰め込み、ファンに贈ったような傑作である。 | ||||
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