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死の島
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死の島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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元々小池真理子は好きで全て読んでいる。エッセイは興味なかったもののやはり読もうと「月夜の森の梟」を読んだ後に小説も読みたくなりすぐ読んでしまったせいか、主人公とご自身の夫の話とかぶるところがありすぎてどちらを読んでいるかわからなくなりそうな非常に似通った文章。主人公の実際69歳がそこまで魅力的とは思えない中魅力的に仕立て上げようとする必死な小細工も役に立たず最後こそ何か大きな仕掛けが待っていてくれるのだと思いながら我慢して読み進んだとしても若い女との関係も中途半端で(私がその女だったらすぐに別荘に訪ねていくし誰しもそうだろう。もどかしくて腹が立つ設定)読後「え?これで終わり?これは小説?」と思ってしまった。すべてが主人公に都合良く(若い女まで与えられている)自殺を美化した空想随筆。心弱い私は読後に主人公の死に方が楽そうで良さそうだ、しか残らず非常に危険と感じた。そう簡単に死ねないからこそ小説が生まれその壮絶な他人の人生に涙するのではないのでしょうか? 「こうやって死ねば楽でしょう?すごいでしょう?」と、うっかり見てしまったYouTubeの嫌な動画のような読了後、他人には絶対におすすめしないということでレビューを初めて書いた次第です。 | ||||
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(ネタバレあり)尊厳死とは、ほど遠い自己陶酔自殺の話。絵画の「死の島」が出て来るのも唐突だし、若い女性(祖父と実母が肉体関係にあった過去)の身の上や、彼女との結びつきも安直。このように自殺を美化する小説は不愉快。 | ||||
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つまらなかった。内容が薄っぺらく、設定や文体、登場人物が全体的に古臭い。全く共感できず、好きになれる人物もいなかった。 20年ほど前に「恋」や「欲望」を読んだ時は面白かったが、もうこの作者は終わったと思う。どうしてこんな駄作を出版するのか謎でしかない。 | ||||
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先般(2018年1月21日)の西部邁氏自裁のニュースがまだ記憶に新しいさなかに、なんとも小説的な、あまりにも小説的な身の処し方であることよ。女たらしが原因で女房と娘に三行半を突きつけられ、それでも呑気に孤独な暮らしを謳歌し、かつて惚れた女への甘美な追憶に浸り、あまつさえカルチャースクールで知り合った若い女とイイ感じのおつき合いを愉しむ。末期癌で余命いくばくもない事態さえのほほんとブンガク的に受け止める。たまさか耳にした「楽に死ねる方法」を実践せんがためにわがままを通す。どこが「尊厳死」なのか。<プライド高く、理性的なひとりの男が、自分らしい「死」の道を選び取るまでの内面>だなんて、よく言うよ。69歳にもなって甘えと自己陶酔の極地である。三島の、川端の、江藤の自裁とみずからのそれを並置するなんて、大いなる勘違いだ。とんちんかんなヒロイズムだ。そうそう、こんな下種の文芸編集者、いるよねぇ。やだやだ。 | ||||
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