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ブレイクニュース



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブレイクニュース
ブレイクニュース (集英社文庫)

ブレイクニュースの評価: 3.20/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

ブレイクニュースという発想はおもしろかったが、大きな岩を動かすためにもう一工夫ほしかった

SNSやユーチューブを利用して、世間が関心を持つようなニュースとその実態を取材して配信するというのはいまどきの手法でよく考えられていた。

視聴回数が1千万回を超えて大金を稼ぐ野依美鈴の目的とは何なのか、また加害者、被害者の双方の立場からの報道という意味でも読み応えがあった。

また、ネットでの安易な誹謗中傷がどんな事態になるのか、自分自身が誹謗中傷をしなくてもシェアしたりスクリーンショットを転載しても、相手の社会的評価を下げることで名誉毀損罪や侮辱罪になるとともに、自分自身が被害者にもなり得ることがよく分かる内容になっていた。

誰もが他者を罰する、私刑に処していい権利などないという言葉は印象的だった。

ただ、最後の終わり方が中途半端だったのが残念。

せっかく週刊現実の記者も登場するのだから、もっと色んな人物や機関を巻き込んで、大きな岩を動かすためにもう一工夫ほしかった。
ブレイクニュース (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ブレイクニュース (集英社文庫)より
4087446611
No.4:
(5pt)

sns時代の推理小説

現代の推理小説だと思いました。snsを利用する現代の在り方について、こんな方法もあるのかと思いながら読みました。SNS利用は毒にも薬にもなるのだと改めて認識しました。顔の見えないことは恐ろしいことですね。
ブレイクニュース (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ブレイクニュース (集英社文庫)より
4087446611
No.3:
(5pt)

現代社会をプリズムで覗いたような小説。

ユーチューブで『ブレイクニュース』という過激な報道チャンネルをめぐる連作短編集。児童虐待、冤罪事件、ヘイトスピーチ、パパ活、医療過誤など、マスコミが取り上げない事件を執拗に追いかける人気のチャンネル。『ブレイクニュース』を主宰する野依美鈴がミステリアスな存在で、最後に彼女の秘密が明らかにされる。
 単純にマスコミを悪とするのでもなく、ユーチューバーを手放しで礼賛するのでもなく、またいろいろな社会問題が取り上げられて最後にキレイにまとまっているのでもない。だからアマゾンでの評価が高くない理由かもしれないけど、私には「事実は単純ではないよ」という薬丸さんのメッセージに思える。人間は善人と悪人に分かれるという単純なものでなく、人は善行もすれば悪行もする、という薬丸さんの人間観、優しいまなざしを感じる小説。現代社会をプリズムで覗いたような気がして、余韻の残る小説です。
ブレイクニュースAmazon書評・レビュー:ブレイクニュースより
4087717526
No.2:
(4pt)

SNSの影響力

社会問題や事件を独自で調べ上げ、「ブレイクニュース」としてユーチューブで配信している野依美鈴を主人公にした連作短編集、全7話。

児童虐待や8050問題、ヘイトスピーチなどの社会問題が採り上げられ、関係者への取材等を通じ、隠された真実や心中などを明らかにしていくもの。
最終話に向け、主人公の野依美鈴の過去が判明していきますが、それまでの展開からすれば、ラストにはもうひと捻り欲しかったところです。
ブレイクニュース (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ブレイクニュース (集英社文庫)より
4087446611
No.1:
(4pt)

知恵比べの要素がなくなったのが欠点

おもしろかった。
ただ長編にして、最近のマスゴミの醜さを描いて欲しかったのが本音。
後最近の刊行では、初期のような読者を試すかのようなストーリーが見られないのが残念。
天使のナイフ、闇の底、虚夢と3連敗した記憶が懐かしい。
ブレイクニュース (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ブレイクニュース (集英社文庫)より
4087446611

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