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掟上今日子の鑑札票



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【この小説が収録されている参考書籍】
掟上今日子の鑑札票

掟上今日子の鑑札票の評価: 3.73/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

作者独特のまどろっこしさを楽しめる人ならいいかもしれません。

小説だからこその、意図的なミスリードを演出できる。
普通ではありえない方法で事件が起こり、進んでいく。
エンターテイメントとして作者の表現の癖が非常に強く、好みがわかれる。
内容よりも表現を楽しむ作品だと感じます。
掟上今日子の鑑札票Amazon書評・レビュー:掟上今日子の鑑札票より
4065227925
No.1:
(3pt)

CMを含めて煽った割には…

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

CMに神谷浩史さんを起用し,『秘密』や『過去』の単語もちりばめられていましたが,
終わってみれば,知りたかったそれらは,いろいろと期待はずれだったように思います.

忘却探偵である彼女が,最速の推理力を喪失するという序盤には大いに惹き付けられ,
奔走するいつもの彼をはじめ,背後が見え出す中盤までは,軽快に進み悪くありません.

ただ,これが折り返しを過ぎ,いよいよ待っていたものが語られ出すと急ブレーキ.
あるテーマについて,いつも通りと言うのは残念ですが,雑なタイトルの回収と併せ,
ありきたりな論争が続く様子は退屈で,相手の設定も唐突で新鮮さにも欠ける印象です.
(一時期の『妊娠』に続き,しばらくはこれが別の作品にも目立ってくるかもしれません)

また,その流れの中で明らかになる今日子さんの背景も,それじゃないと言いますか,
今回も『 何でも知っている彼女 』を露骨に匂わせながら,決して核心にまでは触れず,
なぜ探偵にされたのかなども,それを知る者は現れますが,詳しいことはわからないまま.

このほか,『あとがき』にはどこまで本気なのか,さらりと壮大な計画がありましたが,
まずは自虐ネタで何度も出てきた,『五線譜』と『伝言板』を形にしていただきたいです.
掟上今日子の鑑札票Amazon書評・レビュー:掟上今日子の鑑札票より
4065227925

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