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ルビィ
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ルビィの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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最近の重松氏の「社会派ぶった説教臭い」話に 満腹気味だったが、 「愛妻日記」ほどではないけれど、 『ちょっとエロ』が混ざったおかげで説教臭さが緩和されて 初期の作品のような『作者が書きたい話をストレートに描いている』感 が戻ってきて良かったな。 (お馴染みの「多摩ニュー」ネタだから、そう感じただけかもしれないけれど) | ||||
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重松清らしい人の心に寄り添った作品。 自殺した中年の作家が同じく自死をした少女とともに自殺を食い止めるべく出会った人々との共通点を見つめてその人の内部に入り込む。 ファンタジー的な要素になりがちなところを、さすがに著者は物語のストーリーを崩すことなくしっかりとメッセージ性高いものに仕上げている。 ただこの本を読んでほしい中高生などに、最初の設定でSMや風俗嬢を押し出しているので、これは子供には合わない。 もちろん大人向け作品として割り切っても良い内容だけど、この作品のメッセージはもっと若くて苦しんでいる学生にも届くような設定にしてほしかった。 | ||||
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数年ぶりに重松氏の作品を読んでみた。 重松氏の小説は「疾走など」を除けば徹底的にリアルである。家庭問題、社会問題、教育問題、いじめ、コンプレックス、差別、格差など、いつも胸を締め付ける描写で読み進める事に息苦しさを感じる事もある。 ただし、そのリアルな描写ゆえに主人公を、読者を救うべくメッセージはより鮮やかに描写されている。 苦しい時代である。連日のコロナ感染者の数、死亡者の数、失業者の数の報道。どこかその日常に慣れてしまい自らの将来が空虚に感じ命の重さを忘れてしまった小生に、再びあたたかなメッセージをいただいた。 | ||||
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重松清ワールド。家内は読んだら泣くだろうなぁ。 | ||||
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読後の感想としては、自死を選ぶことは、遺された人たちにとって辛く、その後の彼らの人生をも大きく変えてしまうことへの想像力をもつことの大切さを教えてもらった思いです。 なんだか生きているのがつらい、という中年男性には、是非読んでもらいたい本です。 ただ、以下のような、多少の配慮があれば…ということで、失礼なのですが☆を4つにしています。 既レビューの方が、命や家族の大切さを扱った重松作品、ということで、ご自身は読まずにお子さんに与えてしまった、というお話しがあり、「最悪」としておられました。なるほど、確かにそれはご自身もお子さんも辛かっただろうと思いました。 重松さんの作品を全て読んでいるわけではないですが、性や暴力については、例えば「疾走」にみられるように、かなり踏み込んだ描写がなされた作品もあります。ですので、今回の作品が特別なものではないと思います。 実は、私も本作を読みながら、「このような描写をしなくても…」と思っていましたが、本書の最後に、初出の情報が記されていて「アサヒ芸能」への連載とあったことから、本作品は中年男性の読者を想定していたのだと、得心したところです。 映画ではいわゆる「R指定」がありますが、文学作品にはそのような自主規制はありません。 学校の図書館に並ぶのはあまり好ましくないのでは、と思われるような作品は、選定をする担当の方(子どもに与える場合は、保護者)が判断できるような文言や彼らに注意喚起する文言が、本の帯やカバーの裏表紙の作品内容紹介などで、多少なりとも触れられていれば、既レビューの方のような「事故」はおこらなかったかもしれないと改めて感じました。 特に重松さんの作品は、国語の教科書にも採用され、子どもたちにもなじみのある作家さんですし、それをきっかけにファンになった方も多いかも知れません。とはいえ、子ども向けばかりの作品を描かれているわけではなく、今回のような作品には、出版社には何かしらの配慮が欲しかったと思いました。 | ||||
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