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(短編集)
八月の銀の雪
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八月の銀の雪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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最初の「八月の銀の雪」と「海へ還る日」の2作を読んだ。 Amazonのレビューでは、評判はかなりよいようだけど、私としては、まあまあ、といった感じ。 よって、今のところ、残りの3作は読まないまま……。 | ||||
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やや字が小さくて読みにくかった。 | ||||
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短編集。各エピソードには動物や科学の知らないエピソードが分かりやすく説明され、知的好奇心は満たされる。各編の主人公達はそれぞれが心に傷を負った過去を持ち、物語の体験を糧とし、前に進んでいく。 物語として面白いし、よく取材して書かれたことは分かるものの、登場人物とエピソードをシャッフルしても物語は成立するのではないだろうか。題材ありきの物語だと感じた。 | ||||
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5編の短編に共通するのは、博士課程修了という学歴らしい科学の知識に裏付けられた珍しいテーマを小説の背景に使っている点でしょう。それはそれで他の作家との差別化が図れており、作家独特の世界観がどの短編からも伝わってきました。 一方、文学として成立させるのには少しこなれていない印象を受けました。日常の何気ない世界に唐突に科学的なテーマや情報が登場人物から語られます。その世界に興味関心がある向きには良いのですが、科学の本を読みたかったのではなく、小説を読む気になっている読者にとって少し作家の思いに振り回されている感を強く感じました。 オリジナリティを活かすと文学としてのストーリーとの融和や整合性が難しくなります。巻末に多くの参考文献が列記されており、しっかりとした裏付けにより本短編集が成り立っているのは理解しました。だからと言って小説として優れているかどうかは別です。 登場人物たちの穏やかな性格は良く描けていますし、それに関わってくる人物たちの描写も悪くありません。珍しい科学のテーマの色をどこまで出すのか、そして薄めるのかは作者の匙加減一つですが、それが危うい均衡の中に成り立っているのも事実です。 | ||||
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候補になっていた直木賞の選評を読んで興味を持ちました。レビューを読むと前作(?)の『月まで3キロ』と同じようなコンセプトということで、前作の評価も良かったので本作と2冊買って読みました。 本作も悪くはなかったのですが、物語に対して少し科学的な事柄の説明が多くなりすぎている感じで、小説としてのバランスは『月まで3キロ』の方が良かったと思います。特に本作に含まれる5篇のうちの最後の一つは、原発事故と戦争時のできごとに絡んで二人の男性が会話をする設定なのですが、さしたストーリーはなく(最後にとってつけたような感動話が付加されているけれど)、著者の科学に対する想いが描かれているようで、これ小説?と思ってしまいました。前作よりも小説の体裁をした科学読み物といった感じが強いです。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 明確にそれだという情報はなかったものの,躓き,立ち止まってしまった人たちが, 小さな出会いと,そこに織り込まれた科学や自然の物語に触れて,視野を広げる内に, 希望や願いを見出し,また前を向こうとする,『 月まで三キロ 』の流れを汲んだ一冊. ただ,その『前作』に比べると,専門的な部分と物語との噛み合わせが弱い印象で, 物語性の方が強く,読みやすくはあるのですが,『いい話』が前に出すぎの感があり, 勝手に続編と期待をしてしまったせいか,あちらほど感情が揺さぶられるまではなく…. とはいえ,耳を澄まし,深く,静かに考え,時に迷いながらも,回りにも目を向けて, 過去,現在,遠い遠い未来にまで,思いを馳せる人々には,爽やかな読後感を覚えます. | ||||
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