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赤い砂
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赤い砂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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清張タイプの文章なので、ファンの一人なのだが、この作品も、最初から不気味な、出サシで、ぐいぐい読ます。 | ||||
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人物設定も良いがミステリーの不気味さがないし犯人も 前半で登場してほしい。 とにかく不気味さがほしい。 薄っぺらいのですよ。 宮部みゆきさんのように。 | ||||
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予定通り配達されました。 | ||||
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「コロナと伊岡瞬の名前に便乗して出版しました」って感じの作品。 超作者都合で書かれた小説。「当時そらボツになるわな」と実感。 疑問点が多数出て来て、途中から完全に白けた。 ・何故、医療従事者が危険なウイルスに簡単に感染するのか? ・何故、委託社員が極秘情報の詳細まで入手出来たのか? ・何故、大会社の社長にアポもなしにいきなり会えたのか? ・何故、犯人は殺人鬼へと変貌したのか? ・何故、初めだけ二次感染者が出たのか? 等々、全て作者の都合で曖昧に説明、もしくはスルーしています。 特にラストは酷い。なんの捻りもないどこにでもあるチープなパターン。 | ||||
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突然現れた長編書き下ろし小説です。「著者デビュー前の幻の小説!」と銘打って、実際話題になっているようです。 「あとがき」で解説されていますが、この小説は2003年に著者がエボラ出血熱の悲惨な状況をみて危機感を感じて執筆した小説です。エボラ出血熱はフィロウィスル科エボラウィスル族に属するRNAウィルスによって引き起こされる疾病で、致死率が80%~90%に上るという劇症感染です。大きな話題になったのは2019年におけるコンゴ共和国における大流行ですが、その発生自体は1976年のスーダンにおけるものにまで遡ります。こういう劇症型の感染症は宿主がすぐに死亡してしまうため、かえって大流行になりにくいという皮肉な側面があるのですが、WHOが2020年に終息宣言を出そうとしたところ、また患者が発生。いまでも警戒が続いています。ちなみに決定的な治療法は確立されていません。 物語は国立疾病管理センターに勤める男性が電車に飛び込み自殺をすることから始まります。そしてその事件に関係した捜査員や運転手などが次々に錯乱状態となって自殺するという事件が起ります。この事件で友人の捜査員を失った刑事若槻遼は所属署、警察庁の保身的な事件収束宣言にも拘わらずこの事件の追跡をやめていませんでした。読み進んでいくうちに、事件は当時研究所で研究材料として培養されていた「赤い砂」と呼ばれるウィルスが持ち出され、持ち出した当の本人が誤って感染してしまったことに端を発していることがわかるのですが、その後も警察内部の自己保身や出世争い、会社組織内の派閥争いなどが絡んで、捜査はなかなか進行しません。 特に込み入った筋立てのミステリーという訳ではなく、2003年に執筆された当時としてはSF的な(?)感染がらみの刑事物としてボツにされてお蔵入りしていたようです。これが今回のコロナ騒ぎでにわかに掘り起こされ、原作に手を入れるかたちで急遽出版されるにいたりました。いわばコロナが生んだリバイバルヒットとでもいうべき小説です。この辺は作者にも意地がありますから、03年当時にウィルスについて分かっていたこと以上のことは一切書かないという方針を貫いています。しかし、であるとかえって、この10年間でわれわれ人類の対ウィルス対策がそれほど大きく進歩はしていないことを痛感させられます。ちなみにわたしはたびたび若い頃生物系の研究者だったと自己紹介していますが、わたしたちの目からみても著者の一連のウィルス学の理解は当を得たもので、感心させられれたことを申し添えておきます。 今が旬の小説と捉えられがちですが、作品そのものの出来もわるくありません。ご一読を。 | ||||
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