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死の扉



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【この小説が収録されている参考書籍】
死の扉

死の扉の評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

テーマは面白いけど、結末を急ぎすぎた感じ。

母が父を安楽死させた思い、母と絶縁状態の検事が安楽死事件と殺人事件の相互に関係した2つの事件を担当する。
 検事が真相を究明する過程は読ませるが、最後は急いで解決に向かい、ちょっと書き込み不足。殺人事件の犯人の動機や元恋人との関係がちょっとよくわからない。また、検事の相手となる弁護士が悪徳弁護士みたいだが、この弁護士に関する噂はいろいろあっても肝心の弁護士本人が登場しない。

 小杉さん、デビューの頃、緻密なプロットと繊細な心理描写で愛読したが、その後、時代小説を中心に執筆するようになったので、私は読むことがなくなった。この本は、久しぶりに読んだ小杉さんの小説だが、かつてのような緻密さ、繊細さはちょっと薄れた感じ。ただ、会話ばっかりで描写が少ない最近の作家よりは、小杉さんの描写力は卓越しているし、安楽死というテーマは興味深かった。
 小杉さん、時代小説を濫作しすぎて、お手軽に小説を書くようになってしまったのだろうか。かつてのような作品を期待したいです。★は3と4の中間くらいだけど、次作への期待をこめて★4つにしました。
死の扉Amazon書評・レビュー:死の扉より
4575243353

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