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(短編集)
夢裡庵先生捕物帳
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夢裡庵先生捕物帳の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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著者は高名な奇術家でもある泡坂妻夫氏。本作は過去に刊行された三冊を上下巻に再編集し、改題して復刊したもので、まだまだ根強い人気があることを伺わせます。 市中取締り同心で文人の雅号をもつ夢裡庵先生の江戸捕物帳。下巻は全11作の連作。上巻同様、夢裡庵先生というより、その周辺にいる易者や浮世絵師、御用聞きの居酒屋の店主の娘、同心の仲間らが活躍します。 江戸情緒溢れる筆写でかるたや富くじなど当時の風物を採り上げつつ、暗号めいたものや謎も用意し、ユーモアたっぷりで人情も味わえる時代ミステリーです。 | ||||
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著者は高名な奇術家でもある泡坂妻夫氏。本作は過去に刊行された三冊を上下巻に再編集し、改題して復刊したもので、まだまだ根強い人気があることを伺わせます。 市中取締り同心で文人の雅号をもつ夢裡庵先生の江戸捕物帳。上巻は全10作の連作。ただ、夢裡庵先生が主役という訳ではなく、各話で登場する人物が次の物語の語り手になったりする展開です。 事件の題材は講談やグルメ番付、或いは詐欺や祭りと多岐にわたり、魅力的な謎がすっきりと解決される良質なミステリーです。時折見せる夢裡庵先生の人情裁定も読ませます。 | ||||
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この夢 | ||||
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たいへん 状態も良く迅速に送っていただきありがとうございました | ||||
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上巻に続いて本書にも11篇の短編が収録されており、江戸情緒あふれる風物詩と鮮やかな謎解きを楽しむことができる。ついつい謎解きの答えが知りたくて急いで先を読み進めてしまうが、宝くじの江戸版の富くじや江戸で大流行した金魚など、当時の風物がしっかりと描かれており、じっくり江戸情緒を味わいながら読み返したい作品だ。 | ||||
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本書はタイトル通り、主人公の空中楼夢裡庵という雅号を持つ同心が、江戸の様々な風物詩の合間に発生した事件を解決する姿を描いた連続短編小説集と言いたいところだが、実際は少し違う。タイトルになっている主人公の夢裡庵が実は余り表に出てこないのだ。 本書には10の短編が収録されているが、各々の短編の主役は江戸の町に住む元小説を書いていた隠居老人、呉服屋の小僧、蕎麦屋の女主人と毎回変わり、少し面白いのはある回で新たに登場した人物が次の回では主役なるといった具合に、まるでリレーのように主役が入れ替わるなかで、ストーリー繋がっていく構造になっていることだ。ただ、共通しているのは必ず最後には主人公の夢裡庵が登場するわけだが正直影は薄い。 本書の面白さは主役が入れ替わるにつれて舞台設定も変わるため、様々なシチュエーションで江戸の風物詩が楽しめることと、そこで発生した不思議な事件の鮮やかに謎解き過程にあると思う。その一方で、毎回主役が変わるため、ある一人の人物に思い入れを持つといった要素に乏しい点には少し不満を感じた。 | ||||
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元祖の半七がそうであったように、これも物語・解決の妙ばかりでなく 江戸の季節毎の表情がうかがわれて筆者の見識と作家としてのスキルが 伺われる作品で、是非上下全巻の購読をお薦めする。 | ||||
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