(アンソロジー)

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THE 密室



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    初公開日(参考)2014年08月
    分類

    アンソロジー

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    THE 密室 (実業之日本社文庫)

    2016年10月06日 THE 密室 (実業之日本社文庫)

    「犯罪の場」飛鳥 高 大学で土木工学の教鞭をとる博士の教室で、実験が行われている騒音の中、 いっしょに実験をしていた学生が後頭部に血を流して倒れていた。 部屋の窓には開けられた形跡はなく、内部の人間が疑われたが、そこには意外な真相が…。 「白い密室」鮎川哲也 雪の日、女子医大の女生徒が教授宅を訪れると、雑誌の編集長と居合わせた。 そこでは教授が背中を刺されて死んでいた。 雪がつもる庭に残されていたのは二人の靴跡だけ。 論理的には密室犯罪であることが明白だが。 警察に事件の解決の相談をもちこまれた貿易商の星影龍三は…。 「球形の密室」泡坂妻夫 「さそりの殿様」と呼ばれる人嫌いの大富豪が、 要塞の如き堅牢なシェルターの中で殺された。 蟻一匹入る隙間もない部屋には凶器も見つからない。 絶対安全なはずの密室で何が起きた!? 偶然居合わせた亜愛一郎の推理は? 「不透明な密室」折原一 建設会社の社長が執務室でナイフを刺して死んでいた。 内側からは鍵が掛かっている密室の状況からすると、自殺とも考えられるのだが、 密室好きの黒星警部は他殺と信じて疑わない。 白岡町町民センターの建設に関わるトラブルもあったというが… 「梨の花」陳舜臣 文化史研究所の中で襲われた浅野。 意識を取り戻した浅野だが、駆けつけた刑事の質問に、閃光に目つぶしをくらい、 犯人の顔も見ていないという。 さらに襲われた状況は密室で人間の出入りできるスキマはないようだ。 なぜ浅野が狙われたのか、婚約者の芙美子もいぶかるが…。 「降霊術」山村正夫 一流陶芸家・蒔室が殺された。数時間前、心霊実験の会で女霊媒師に、 三十八年前に自殺した恋人の霊を呼び出してもらったばかりだった。 土蔵で密室状況で死んでいた蒔室は、やはり恋人の霊に恨み殺されたのか… 「ストリーカーが死んだ」山村美紗 裸で町を走るストリーキングの女が突然道路上で倒れ、 「デンワボックスニ…」と言い残して死んだ。 女の父親と婚約者の男が警察に出頭して、 事件当時、女が部屋にいることを電話で確認したあと、女が出てくるのを見張っていたが、 出た形跡はなかったと証言した。女はどうしてマンションから消えたのか…(「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (2pt)

    P・ボアロー「殺人者なき六つの殺人」の基本パターンを踏襲している短編の多さに驚く、低レベルのアンソロジー

    飛鳥高氏「犯罪の場」、鮎川哲也氏「白い密室」、泡坂妻夫氏「球形の楽園」、折原一氏「不透明な密室」、陳舜臣氏「梨の花」、山村正夫氏「降霊術」及び山村美紗氏「ストリーカーが死んだ」の7つの短編を収録した「密室」をテーマとしたアンソロジー。幅広い年代(ただし、最近の作品は無い)の短編を収録している点が本アンソロジーの特徴で、私も既読の短編は折原氏のものだけだった。この手のアンソロジーには失望させられる事が多いのだが、残念ながら本アンソロジーもその例に漏れなかった。

    客観的に見て、既読の黒星警部もの「不透明な密室」が一番の出来というのは寂しい限り。亜愛一郎ものの「球形の楽園」は語り口の巧みさで一応は読ませるが、密室トリックは粗雑。他の短編は論評するに値しない程の低レベルの出来で、これらを「THE密室」と呼ぶ出版社の見識を疑う。

    P・ボアロー「殺人者なき六つの殺人」で、「密室」の基本パターンがほぼ出尽くしているが、「不透明な密室」(プラスαがあるが)を含めて、この基本パターンを踏襲している短編が多いのには驚いた。その基本パターンより酷い短編が多いのには更に驚いた。「密室」はミステリにおける魅力的ガジェットなので、「密室」をテーマとしたアンソロジーを編む際はもっと細心の注意を払って欲しかった。
    THE 密室 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:THE 密室 (実業之日本社文庫)より
    4408553220
    No.1:
    (5pt)

    密室ミステリ傑作選

    2014年にジョイ・ノベルスから出た山前譲氏編纂によるアンソロジーの文庫化。
    七作品収録とコンパクトな体裁だが中身は濃い。日本ミステリ史に残る密室テーマの短編が揃う。
    戦前の甲賀三郎の作風を継ぐような理系トリックと大戦直後の世相を反映した結末が印象的な飛鳥高のデビュー作、星影龍三探偵譚として「赤い密室」と並ぶ鮎川哲也の不可能犯罪物の名作、最も愛すべき名探偵、亜愛一郎が登場する泡坂作品と折原一短編の共に濃厚なチェスタトン風味の愉しさ、初期のミステリ作品が多分に過小評価されている陳舜臣の悠然たる筆致の素晴らしさ、題名通り怪奇趣味が横溢する山村正夫、そして完成度はともかく常にトリックメイカーとして趣向を凝らした山村美紗など、レアな短編こそ見当たらないが、各々ヴァラエティ豊かで創意に富んだ作品ばかりだ。
    THE 密室 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:THE 密室 (実業之日本社文庫)より
    4408553220



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