ブラフマンの埋葬

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評判

ブラフマンの埋葬の評価:

3.96/5点 レビュー 75件。 D ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全150件 121〜140 7/8ページ
No.30
(4pt)

ブラフマンの存在

この本は、主人公である「僕」の世の中に接する感じの希薄さと
ブラフマンに対する描写の優しさが印象的でした。
芸術家の集まる家では、人も自分の要求に素直なため、動物の
毛の嫌いなレース編み作家が出てきた時は、ギョッとしましたが
無事に乗り切ったと思った矢先に。。。タイトルから悲劇的結末
を予想できたためにページ数が減ってくるとちょっと読み進めたい
気持ちと今ここで読み終わったほうがよいような不思議な葛藤が
ある稀有な本だと思います
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.29
(4pt)

ブラフマンの存在

この本は、主人公である「僕」の世の中に接する感じの希薄さと
ブラフマンに対する描写の優しさが印象的でした。
芸術家の集まる家では、人も自分の要求に素直なため、動物の
毛の嫌いなレース編み作家が出てきた時は、ギョッとしましたが
無事に乗り切ったと思った矢先に。。。タイトルから悲劇的結末
を予想できたためにページ数が減ってくるとちょっと読み進めたい
気持ちと今ここで読み終わったほうがよいような不思議な葛藤が
ある稀有な本だと思います
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.28
(4pt)

大切なものを得て失うこと

ブラフマンは単調な毎日を送る僕にふってわいた物。
それが毎日少しずつ僕に染み込んで大切な存在になってゆく。
ずっと続くと思われたその関係はその出会いのように突然終わる。
現実の世界でも大切なものにはふとしたことで出会う。
最初はそうなるとも知らずに。
そして失うときもそうとは知らずにふとしたことで別れがくる。
人や物は知らぬ間に自分にとって大事な存在になってゆくし
なんらかの形で別れも来る。
主人公である僕がブラフマンを失うきっかけになったのは、
僕が密かに想いを寄せる娘であったことに皮肉を感じた。
大切なもの比べをしてしまい、
僕が間違った選択をしてしまったかのようだ。
同時に2つのものを同じように愛することはできないと
諭されているような気にもなった。
暖かくやさしいが切なく悲しくもなる。
そんな色々な感情を呼び起こす本です。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.27
(4pt)

大切なものを得て失うこと

ブラフマンは単調な毎日を送る僕にふってわいた物。
それが毎日少しずつ僕に染み込んで大切な存在になってゆく。
ずっと続くと思われたその関係はその出会いのように突然終わる。
現実の世界でも大切なものにはふとしたことで出会う。
最初はそうなるとも知らずに。
そして失うときもそうとは知らずにふとしたことで別れがくる。
人や物は知らぬ間に自分にとって大事な存在になってゆくし
なんらかの形で別れも来る。
主人公である僕がブラフマンを失うきっかけになったのは、
僕が密かに想いを寄せる娘であったことに皮肉を感じた。
大切なもの比べをしてしまい、
僕が間違った選択をしてしまったかのようだ。
同時に2つのものを同じように愛することはできないと
諭されているような気にもなった。
暖かくやさしいが切なく悲しくもなる。
そんな色々な感情を呼び起こす本です。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.26
(2pt)

期待はずれ

「博士の愛した数式」と比べ力が抜けすぎているように思う。情景を読みたい人には向いているのかもしれない。最後までこの作品におけるブラフマンの役割がわからず、消化不良。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.25
(2pt)

期待はずれ

「博士の愛した数式」と比べ力が抜けすぎているように思う。情景を読みたい人には向いているのかもしれない。最後までこの作品におけるブラフマンの役割がわからず、消化不良。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.24
(5pt)

深さ

ブラフマンが何か、最後まで明かされることはありません。
また、ブラフマン以外の登場人物『僕』や『娘』、『碑文彫刻師』の名前も出てきません。
私はブラフマンは何らかの動物である、という説と共に
『僕』の中の何かではないかと踏んでいます。
とにかく相変わらず表現、描写が素晴らしくさくさくと読め、
読後はじっくり温かい世界に浸かることが出来ます。
この本でがんばって読書感想文書きます。笑
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.23
(5pt)

深さ

ブラフマンが何か、最後まで明かされることはありません。
また、ブラフマン以外の登場人物『僕』や『娘』、『碑文彫刻師』の名前も出てきません。
私はブラフマンは何らかの動物である、という説と共に
『僕』の中の何かではないかと踏んでいます。
とにかく相変わらず表現、描写が素晴らしくさくさくと読め、
読後はじっくり温かい世界に浸かることが出来ます。
この本でがんばって読書感想文書きます。笑
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.22
(5pt)

ブラフマンファンクラブ

物語に登場する「どうぶつ」が滅法愛らしく思えるのはなぜだろう。ささやかな仕草や何気ない素振りが描写されていると、たまらないものを感じる。活字という媒体に生きる「どうぶつ」は、自分の中にある理想の「どうぶつ」像とスムースにつながるからなのかも知れない。ある日の夜更け、主人公の青年のもとに迷い込んで来たブラフマン(本書では具体的などうぶつの種は示されていない。それがまた想像の余地を生んで、より魅力的たらしめる)との一夏の交歓がふわふわとしたやさしい文体でサラリと描かれている。これほど愛しいどうぶつがこれまでに存在したであろうか! カレ(雄)の一挙手一投足から字義通り目が離せない。いつまでも眺めていたい、ふれ合っていたい、ファンクラブを結成したい・・・。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.21
(5pt)

ブラフマンファンクラブ

物語に登場する「どうぶつ」が滅法愛らしく思えるのはなぜだろう。ささやかな仕草や何気ない素振りが描写されていると、たまらないものを感じる。活字という媒体に生きる「どうぶつ」は、自分の中にある理想の「どうぶつ」像とスムースにつながるからなのかも知れない。ある日の夜更け、主人公の青年のもとに迷い込んで来たブラフマン(本書では具体的などうぶつの種は示されていない。それがまた想像の余地を生んで、より魅力的たらしめる)との一夏の交歓がふわふわとしたやさしい文体でサラリと描かれている。これほど愛しいどうぶつがこれまでに存在したであろうか! カレ(雄)の一挙手一投足から字義通り目が離せない。いつまでも眺めていたい、ふれ合っていたい、ファンクラブを結成したい・・・。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.20
(4pt)

まるで映画を見ているよう

著者の本を読むといつも「いったいどこの国なんだろう」と考えさせられます。
主人公は日本人って言う感じを受けるのですが、「創作者の家」は日本ではない???と言う感じなのです。
イメージ的には南フランスの田舎町とかそういう感じでしょうか。
そして、ブラフマンは何の動物であるのか、結局謎のままで読者の想像にお任せという感じです。
私の中では「きっとアレ!」と思っているのですが、もしかしたら、実在しない著者の創造した生き物なのかもしれません。
どんなにブラフマンが部屋を汚しても、いたずらをしても、主人公の彼への愛は不変です。
そんな彼の埋葬の場面では、どこまでも透明で、あたり一帯にホルンの音が鳴り響く、とても美しいのです。
まるで映画を見ているよう。とても気持ちがいいのです。埋葬のシーンだというのに。
活字の小説では、読み手によって場面の光景は様々に想像すると思うのですが、この著者の描く限りなく澄みきっている風景・光景は、みんな同じものを想像しているのではないかとさえ思います。それだけ、描写が繊細です。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.19
(4pt)

まるで映画を見ているよう

著者の本を読むといつも「いったいどこの国なんだろう」と考えさせられます。
主人公は日本人って言う感じを受けるのですが、「創作者の家」は日本ではない???と言う感じなのです。
イメージ的には南フランスの田舎町とかそういう感じでしょうか。
そして、ブラフマンは何の動物であるのか、結局謎のままで読者の想像にお任せという感じです。
私の中では「きっとアレ!」と思っているのですが、もしかしたら、実在しない著者の創造した生き物なのかもしれません。
どんなにブラフマンが部屋を汚しても、いたずらをしても、主人公の彼への愛は不変です。
そんな彼の埋葬の場面では、どこまでも透明で、あたり一帯にホルンの音が鳴り響く、とても美しいのです。
まるで映画を見ているよう。とても気持ちがいいのです。埋葬のシーンだというのに。
活字の小説では、読み手によって場面の光景は様々に想像すると思うのですが、この著者の描く限りなく澄みきっている風景・光景は、みんな同じものを想像しているのではないかとさえ思います。それだけ、描写が繊細です。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.18
(3pt)

ゆっくり読みたい一冊

前作がベストセラーになったことで今作を読んだ方も多いと思います。
ただ、前作しか読んだことのない方には多少拍子抜けの感が否めないのではないでしょうか。
この話には明らかにされないことがたくさんあります。例えばブラフマンはなんという動物なのか?とか。そのあたりを読者に委ねる所が小川さんらしいと思いました。
犬だという人もいますが、僕はフェレットみたいなイメージで読んでました。(どうでもいいことですが)
これは手抜きではなくて、現実と架想の中間みたいな世界観を得意とする小川洋子ならではの手法です。読んでいるといつの間にかその世界に居る…。そんな感じでした。
そして毎日の日記を書くようにゆっくり読んでください。一気に読むのは物語が味気なく感じるように思います。結末は何となく後味悪いけど、それが動物と人間の関係なのかな、とも感じました。
色々考えずに読めばあっという間に読み終わります。でも僕は色々考えて読むとさらに面白い本だと思いました。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.17
(3pt)

ゆっくり読みたい一冊

前作がベストセラーになったことで今作を読んだ方も多いと思います。
ただ、前作しか読んだことのない方には多少拍子抜けの感が否めないのではないでしょうか。
この話には明らかにされないことがたくさんあります。例えばブラフマンはなんという動物なのか?とか。そのあたりを読者に委ねる所が小川さんらしいと思いました。
犬だという人もいますが、僕はフェレットみたいなイメージで読んでました。(どうでもいいことですが)
これは手抜きではなくて、現実と架想の中間みたいな世界観を得意とする小川洋子ならではの手法です。読んでいるといつの間にかその世界に居る…。そんな感じでした。
そして毎日の日記を書くようにゆっくり読んでください。一気に読むのは物語が味気なく感じるように思います。結末は何となく後味悪いけど、それが動物と人間の関係なのかな、とも感じました。
色々考えずに読めばあっという間に読み終わります。でも僕は色々考えて読むとさらに面白い本だと思いました。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.16
(4pt)

静かで透明で、明るく、そして悲しかった

不思議な静けさと透明感に満ちた僕とブラフマンとの物語。この物語のなかで唯一、名前というものを与えられているのは“ブラフマン”だけなんですね。僕とブラフマンとの偶然でありながら必然ともいえる出逢い、楽しかった蜜月の日々(レース編み作家にはさんざん文句を言われたし、雑貨屋の娘にはいい顔をされなかったけれど)、そして別離。僕が管理人をしている<創作者の家>がある村も、不思議な地形をしています。気になるのは、古代墓地です。おどろおどろしくはないけれど、死の気配がいつもあるような土地柄が作品の基調低音として流れている気がしてなりません。いとしいものへの愛と、その死を受け入れる僕の心。普通なら張り裂けんばかりの悲しみが描かれるところを、「ブラフマンの埋葬」の儀を描くことによって、僕のブラフマンへの愛と敬意を、とても上手に昇華させていると思いました。じわじわと胸うたれ、静かな余韻に、私はひたっています。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.15
(4pt)

静かで透明で、明るく、そして悲しかった

不思議な静けさと透明感に満ちた僕とブラフマンとの物語。この物語のなかで唯一、名前というものを与えられているのは“ブラフマン”だけなんですね。僕とブラフマンとの偶然でありながら必然ともいえる出逢い、楽しかった蜜月の日々(レース編み作家にはさんざん文句を言われたし、雑貨屋の娘にはいい顔をされなかったけれど)、そして別離。僕が管理人をしている<創作者の家>がある村も、不思議な地形をしています。気になるのは、古代墓地です。おどろおどろしくはないけれど、死の気配がいつもあるような土地柄が作品の基調低音として流れている気がしてなりません。いとしいものへの愛と、その死を受け入れる僕の心。普通なら張り裂けんばかりの悲しみが描かれるところを、「ブラフマンの埋葬」の儀を描くことによって、僕のブラフマンへの愛と敬意を、とても上手に昇華させていると思いました。じわじわと胸うたれ、静かな余韻に、私はひたっています。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.14
(4pt)

誰もが自分を重ね合わせられる。

ブラフマンの正体は明かされない。
これは大切なことだと思いました。
ほとんどのかたが経験あるであろう、“家族”とのひととき。
すでにその“家族”を亡くしたものにとって(ボクもその一人)、そのものが、正体の分からないブラフマンに乗り移ります、
ブラフマンと主人公の信頼関係は、ボク達にとってのひとときが、ただの楽しいときだけではなく、強い絆で結ばれていたことを、教えてくれます。
なんだか、最愛の“家族”が戻ってきて、横にいるような感覚に陥りました。
主人公の淡々とした埋葬する姿は、読み手が耽った世界に水を差すことなく、むしろこれで良かったと思います。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.13
(4pt)

誰もが自分を重ね合わせられる。

ブラフマンの正体は明かされない。
これは大切なことだと思いました。
ほとんどのかたが経験あるであろう、“家族”とのひととき。
すでにその“家族”を亡くしたものにとって(ボクもその一人)、そのものが、正体の分からないブラフマンに乗り移ります、
ブラフマンと主人公の信頼関係は、ボク達にとってのひとときが、ただの楽しいときだけではなく、強い絆で結ばれていたことを、教えてくれます。
なんだか、最愛の“家族”が戻ってきて、横にいるような感覚に陥りました。
主人公の淡々とした埋葬する姿は、読み手が耽った世界に水を差すことなく、むしろこれで良かったと思います。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428
No.12
(4pt)

前作と比べることも無意味

この作品に、意味を求めるのは野暮なのかもしれない、と感じました。
ブラフマンは可愛くて、管理人はブラフマンを愛していた。
碑文彫刻師もまたブラフマンを大切に想い、レース編み作家がブラフマンのためにレースを編んでくれた。
娘の存在も、管理人の想いもどうでも良い。
ブラフマンも管理人を求め、互いに相手を愛して失うことを懼れ、体を寄せ合い一緒に眠った。
ただそれだけ。それでおしまい。
『それから』は無い。後も前も無い。
静かな村のひとかけらが切り取られたもの。私たちはその切り取られた部分しか見られない。
そんな感じがしました。
小さな愛しさしかない、けど、それだけでいいとも思います。
何も、ひとつも無いわけじゃない。ブラフマンの存在と、管理人や碑文彫刻師の愛しさがあったから、私は最後に哀しくて泣いたわけで。
スリルは無い。すっきりはしない。でも、これはこれで良いと思いました。
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)より
4062756935
No.11
(4pt)

前作と比べることも無意味

この作品に、意味を求めるのは野暮なのかもしれない、と感じました。
ブラフマンは可愛くて、管理人はブラフマンを愛していた。
碑文彫刻師もまたブラフマンを大切に想い、レース編み作家がブラフマンのためにレースを編んでくれた。
娘の存在も、管理人の想いもどうでも良い。
ブラフマンも管理人を求め、互いに相手を愛して失うことを懼れ、体を寄せ合い一緒に眠った。
ただそれだけ。それでおしまい。
『それから』は無い。後も前も無い。
静かな村のひとかけらが切り取られたもの。私たちはその切り取られた部分しか見られない。
そんな感じがしました。
小さな愛しさしかない、けど、それだけでいいとも思います。
何も、ひとつも無いわけじゃない。ブラフマンの存在と、管理人や碑文彫刻師の愛しさがあったから、私は最後に哀しくて泣いたわけで。
スリルは無い。すっきりはしない。でも、これはこれで良いと思いました。
ブラフマンの埋葬 Amazon書評・レビュー: ブラフマンの埋葬より
4062123428