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葬られた勲章
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葬られた勲章の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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一気に読めます!! | ||||
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スピードで読めます!! | ||||
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911をテロの一言で片づけるのは、あまりに構図を単純化しすぎていると思ったのは、ウサマ・ヴィン・ラディンの人物像が公になったからだが、それはアフガニスタンの過去の歴史が西洋との闘いだったからで、アメリカも深くかかわっていたからだ。そうした背景を巧妙にプロットに落とし込んだ本作品は、冒頭にリーチャーがテロリストと誤認した女性の事情と、議員として活躍している元軍人の過去が置かれていた立場をピースとして大きな構図を描いている。著者はどちらかと言えば、田舎町のギャングや犯罪者集団との「巻き込まれた」戦いを表現するのがうまいと思っていたんだが、どうしてどうして、現代のテロリズムが一筋縄ではいかない社会問題にも通じていることを十分に描いている。確かに原因となった写真がどんなものか曖昧であるけれど、それは読者の想像力を試しているんじゃないだろうか? お前はどこまで国家の深い闇を理解できるだけの俯瞰的な洞察力を持っているのかとね^^; | ||||
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主人公のジャック リーチャーが偶発事件に巻き込まれ、お節介にも首を突っ込んでいく導入部分はいつも通り。 場所はニューヨークマンハッタン、深夜2時の地下鉄車内。 リーチャーが挙動不審な女性に話しかけると、当該女性が大型リボルバーのマグナム弾を自らに撃ち込んで絶命する事件が発端。 ニューヨーク市警、FBI、国防総省、下院議員、アルカーイダの思惑が錯綜した挙句、結末はいつも通り。 キリングフロアー以来20件を超えるシリーズのため、善し悪しが顕著だったり中だるみを覚える作品が散見されますが今回は当たり。 テンポ良くキレのあるストーリーが展開されています。 翻訳本ゆえ、原文で描写される無機質なトーンと野獣性が表現しきれていないのは残念ですが楽しめます。 | ||||
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語り手が優秀な元軍人が主人公。 物語の進行がスピーディーでスリリング。 読む手が止まらない。 | ||||
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ジャックリーチャーは乗り継ぎの空港でペーパーバックを買ってよく読むが,今回初めて翻訳をKindleで読んだ.上下巻を一気に読んで寝不足になった.この『葬られた勲章』の英語版を読んだことは無いが,リーチャーシリーズは平易な英語で読みやすく,登場人物の名前すら出ずに「青いジーンズをはいたやつ」みたいに書いていることもあって,外国人の似た名前に煩わされることもあまりない.今回読んだ『葬られた勲章』は,かつて行ったことがある観光地も何か所か出てきて,もう行くこともいないだろうと思うと,懐かしかった.翻訳書には,読めない難漢字がいくつか出てきて,英語版より和訳の方が格調高いと思った. | ||||
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いやー、やっぱりジャック・リーチャーシリーズは面白い。グイグイ引き込まれるように読んだ。 でも設定で気になる点がいくつかあった。まず女性のムジャヒディンは聞いたことが無い。いないわけでは無いだろうけど、大勢の男性を従えるリーダー的存在と言うのは考えづらい。 もう一つ。全ての事件の発端となった写真がどういうものだったのか、最後まで明かされなかったのは不満が残る。米政府が隠したがる、そして敵方が何としても手に入れようとする写真とはどんな写真か。作者も考えたけど、結局思いつかず書けなかったのではないか。 これがちゃんと書いてあり、それが納得の内容なら文句なしの傑作なのだが。 | ||||
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前作では感じなかったが、直訳感がつよい。「人的資源コマンド」って書くって、わかりやすい日本語にしようとしていない。「人的資源コマンド」は、ある登場人物の勤務先なのだが、そうわかる部署名ととれる日本語にすべき。 「誰が~した。誰が~した。」と続く文章が多い。~したが原文は同じなのかもしれないが日本語は、同じ表現にならないようにするか、繰り返しにならないようにするのでは。これら以外にも直訳ならこうなるんだろうけど、意味がとりにくいという箇所がおおすぎる。 小林さんに翻訳してほしかった。 ドラマ化に合わせていそぎすきたのでは。 読めるのは嬉しいが、この翻訳では、うれしさ半分。 | ||||
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説明どおりの内容でとても満足しています。 | ||||
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説明どおりの内容でとても満足しています。 | ||||
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前作にも出てきたが、「絶世の美女」はやめよう。小説家なんでしょ。 二作連続は恥ずかしい。 それからラストの戦闘シーン、絶対ああはならないでしょ。 女側が有利を捨てて、なんでリーチャー対女二人になるんだ。 おまけにUSBの中身がわからないって・・・ 本作の本題だろう・・・ せめてどこだけは何とかしてほしかった。 | ||||
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地下鉄で挙動不審な女性に話しかけたジャックリーチャー。女性は驚きの行動に出る。 警察で事情聴取されたリーチャーだが、その直後から怪しい複数の集団のコンタクトを受ける。 背後に大物政治家がいることが分かり捜査を始めるリーチャーに、最悪の敵が迫る、というストーリー。 今までのジャックリーチャーシリーズは、敵も中途半端だし、最後も釈然としないし、ということであまり好きではなかったです。過去の作品のパーソナルとか意味不明でした。 しかし、これは最高でした。 敵がエグい、謎解きが興味深い、蘊蓄も楽しめる、そしてスリリングで、ボリュームもある。 今までのシリーズと同じと思えないくらいです。クライマックスも良いですし、秀逸な作品でした。 このレベルなら、是非次回作も読みたいですし、結構映画に向いている作品の気がしました。 | ||||
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今回のリーチャーは、翻訳があってないというか、風景、背景描写が多く紙面を割いていてつまらない。ニューヨークの旅行誌を読んでいるみたい。つまらん‼️ | ||||
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これまでの作品の舞台は、アメリカの片田舎の架空の町なんかが多かった。しかし今回は、ワシントンDCとニューヨーク。マンハッタンの地図とストリートビューの併用で臨場感がパワーアップします。ポケットには歯ブラシ、現金、キャッシュカード、パスポート、そして黄色いメトロカード。 | ||||
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ニューヨークとワシントンD.C.の往復はアムトラック社のアセラという特急列車を使用したはず。この区間はビジネスユースが多く、全米有数のドル箱路線。日本だと、東京ー大阪な感じか?片道400キロ約3時間。ネットの事前予約で1万円以上。おそらく当日切符を買うと、2から3万円。ニューヨーク発は有名なグランドセントラル駅では無く、ペンシルバニア駅(通称ペンステーション)。発車の10分くらい前に、電光掲示板にホームの番号が表示され、階段を降りて行って車両に乗り込む。表示が出るまでは、ホームの番号が分からないのでかなりドキドキワクワク。ここまで改札口は無く、走行中の車内で検札。車掌さんが、バーコードで切符をチェック。 リーチャーもコレで… | ||||
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2019/4月に読んだ「ミッドナイト・ライン」以来になりますが、「葬られた勲章(上・下) "Gone Tomorrow"」(リー・チャイルド 講談社文庫)をこれも一気に読むことになりました。これもというのは、講談社文庫がコナリーとリー・チャイルドを同時リリースするという「暴挙」(笑)、大盤振る舞いを行ってくれたお陰だと思います。 舞台は、ニューヨーク。「ミッドナイト・ライン」はララミー。大都市が舞台は珍しいと感じましたが、本国では「ミッドナイト・ライン」は2017年、本作の初出は2009年ですので、翻訳の順番が異なるだけのことなのでしょう。 午前二時、地下鉄に乗車していたジャック・リーチャーは、同じ車両に不審な女性が乗り合わせていることに気づいてしまいます。彼女は、あたかも「自爆テロリスト」のように見える。リーチャーは確信のないまま彼女・スーザンに声を掛けますが、彼女は自爆ベストのスイッチを押すかわりに思いもかけない行動を起こし、リーチャーはその目撃者になってしまいます。これから多くの読者が読むことになるでしょうから、ストーリーはほんのさわりだけで、済ませたいと思います(笑)。舞台は、ノースカロライナ、ワシントンD.C.へと移り、そして大都市・ニューヨークへと舞い戻ってきます。 国防総省、NY市警、FBI、下院議員がいわくありげに登場し、邦題に込められた謎を巡って、ある軍の特殊部隊の存在があって、911以降の合衆国の暗部が晒され、そして上巻から下巻に読み進めるに従い、その謎が反転し、リーチャーはマンハッタンの地図を克明に辿り、地下鉄を西部の馬のように駆使して、凄まじいまでの孤独な死闘を繰り広げていきます。いつにも増して、その戦いは"Stand Alone"であり、敵が「強敵」であり、クレバーであることは少しだけ過ぎた引用になるかもしれませんが、「ムジャヒディーンは頭が切れました」という一文に込められているように思えます。 リーチャーは思いの他、多弁です(笑)。会話のテクニックもまた秀逸であり、ユーモアもあって、今回はより楽しめましたが、特に下院議員・サンソム、そのBG・スプリングフィールドとの会話は米国という国の「軍」の在り方を感じさせてとても興味深かった。哀しみもあります。一読者として、最後までスーザンの心情に疑問を持ち続けながら、そのことは読後或る説得力を持って氷解することになりました。 電話を持たず、最低限の私物しか持たない究極の「ミニマリスト」は、世界を、合衆国を放浪しながら、今回もまた現代の戦場の「神」として生きる一人の歩兵としてのアイデンティティを確かめるように戦い続けます。「必要なものをすべて持っているのが豊かさの定義だ」と嘯きますが、必要なものは、いつの世も鍛えられた肉体と悪しき「原理主義」という網の向こう側にある純粋な心の中に宿ります。 残念なことがあるとすれば、2009年からその2年後ぐらいにこの翻訳が読めたとしたならば、より強い<衝撃>を得られたような気がしますが、シリーズ中最もインパクトをもたらす傑作だと思います。 | ||||
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本作におけるリーチャーはアクション満載で、武術、銃、ナイフ…特に終盤は息も切らせぬ緊迫シーンが続く。もちろんさすがの推理力も健在。 物語の内容に触れるとネタバレに繋がりそうなので極力避けたいが、リーチャーが巻き込まれた冒頭で起こった事件の真相、敵の目的は一体何なのかをリーチャーが追跡し、対決する物語。 相手側の捕虜に対する拷問の残虐性はシビアだった。 銃に関するうんちくは今回もたっぷり。 余談に入るかもしれないが、終盤、リーチャーが同じく退役軍人である先輩から「三点バーストはただの怒りの表れだ。あんたは感情に流された。それについては警告しておいただろうに」と言われるが、う~ん、この無欲な男はリーチャーよりもさらに悟りを開いているようだと感服した。 『葬られた勲章』はシリーズ邦訳11作目だが、アメリカ本国では既に24作出版されているとのこと。 あとがきで翻訳者の青木氏は「一作一作が独立した内容になっており、過去作が未読のかたでも問題なく楽しめる」と記述しているが、リーチャーの実歴を理解するためには少なくとも先に#1『キリング・フロアー』や#4『前夜』を読むことをお勧めする。本作はアメリカ本国では2009年に出版された13作目。何故かかなり戻ったが、前述作品以外は順不同でもさほど問題ないと考える。 このお盆にリーチャーとボッシュの人気シリーズを同時発売し、講談社はどれだけ儲けるつもりなのかと思うが、同じハードボイルドながらそれぞれ引けを取らない別の魅力があり、ファンとしてはシリーズが続くことがうれしい限りだ。 | ||||
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