■スポンサードリンク
血の日本史
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
血の日本史の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
安倍龍太郎が世に出た初期の作品。歴史には多くの血が流れていることがよくわかる。 短編集なので、一つ一つは印象が薄くなるが、本当にこのままの事実もありうるな、と 思わせるくらいに筆力だった。 「八幡宮雪の石階」は、北条の傀儡将軍源実朝が自分の力を示すために大型船を建造するも、 政子と義時により頓挫させられる話。実朝は自らの暗殺も予期していた。 本当に政子と義時は北条家のことしか考えてないようだが、事実はどうなのだろう。 「性」もよかった。秀次が関白となり、秀吉の死後の自らの立場に不安を抱いた淀は子を産む。 秀頼は秀吉の子ではないようだ。説得力があった。 個人的には、「男伊達」がよかった。対立する組織の頭同士が、ふとしたことで個人的に惹かれあい、 組織の戦いでも、相手を助ける話。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
通史になっており素晴らしい。続編が読みたいので執筆して頂けるとありがたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この方の作品は以前から興味があり、 どれを購入するか迷い最初の作品にしました。 とても勢いがあり、読みやすく面白いと思いました。 歴史に興味がない方でも入りやすい本だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本史の英傑たちから下級官僚まで 色々な人を主人公にしてそこからその時代や事件の様相を描いています。 読みやすく、軽いテンポで進んでいくので人物関係や時代背景が頭に入りやすいです その為、高校の日本史を学ぶ方やより深く日本史を学ぶ際の導入として適していると思います。 反対に、日本史を一から勉強したいという人には長屋王の変や比叡おろし等少々細かい内容も入っているのであまりお勧めできません。あと結構官能的なシーンもあるので歴史を習っていない小学生にはさらにお勧めできません(笑) また分からない事はスマホや辞書を照らし合わせながら見るとより深い理解が得られると思います。 とにかくもう一歩詳しくなりたい、日本史の世界を知りたいという方には一押しの本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
太古の時代から維新までを一気に、それぞれのエピソードを各10ページ程度でまとめたもので、 内容が薄いかもと当初は思っていたが、特定のシーンに的を絞った体裁なので、これがかなり濃度が高い。 各エピソードの最初に簡単な要約があるので、ここで全体像はなんとなくつかめる。 もっと知りたければ、その関連本を探せばいいだけだ。 こういうところがいい。 これまで時代小説といえば、戦国時代か、江戸人情もの、幕末ばかりで、 さすがに歴史好きとはいえ、似たようなものばかり読んでいるとさすがに食傷気味になる。 こんな時に新たな興味がわくネタに出会えたらラッキーだ。 今回は43ものエピソードが盛り込まれているので、何か見つかるかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一つ一つの作品に読み応えがあります。安部さんの作品は、資料の引用も含めて、説得力があり、しかも読みやすくファンになりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この著者は『隆先生が最後に会いたがっていた』という伝説を持っています。 そしてこの作品は、隆先生のお目にとまったという、問題の本です。 この本は短編集なのですが、どれも傑作揃い。 まさしく隆先生の後継者です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
6世紀から19世紀までの日本史を、短編小説を連ねて一気に描き上げるという離れ業を成し遂げた一冊。 時代と場所は変わっても、あるいは己の権力を拡大・固守しようとしながら、あるいは世を変える理想を胸に燃やしながら、あるいはささやかな幸せを願いながら、欲望と謀略の炎に巻かれて消えて行く人々の姿は変わることなく、壮絶の一言に尽きる。 これだけの長い時代範囲で様々な事件を題材にしながらも、作者の歴史と人間を見る視点が全く揺らいでいないことは瞠目に値する。 この本を読み終わったとき、古代や中世に生きた人々が、近・現代の人間と同様に人間臭く思えてきたことに私は驚きを感じた。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!