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紅い砂
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紅い砂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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独裁者である大統領と麻薬王が支配する中米の架空の国、コルドバ。 難民としてアメリカ国境にたどり着いたコルドバ国民に対し、警備をしていたアメリカ陸軍は小競り合いの中で発砲してしまい、指揮官である大尉はその責任を負わされ、軍を不名誉退役させられる。 やさぐれた生活を送っていたその大尉のもとに元上司が現れ、 ”ある任務” を依頼される。それはコルドバに侵入して政府と麻薬組織を壊滅させ、国民的人気を誇るある教授を担ぎ上げ、新しい民主的なコルドバを建国させることだった。 壮大なテーマ、収容所からの教授の奪還、正規軍との対峙。面白くないはずが無い。自分も大好きなテーマで、本を手に取った時はどんなストーリーかは知らなかったが非常に興味を持って読み進めていった。 しかし、読後感は決して満足のいくものでは無かった。どう表現して良いかわからないが、血が通っていないストーリーとでも言って良いかも知れない。若しくは、この手のアメリカ映画のシーンを切り貼りしたとでも良いかも知れない。 つまり、各シーンや登場人物が類型的過ぎる感じがする。なので非常に巧みな文章だし、構成も申し分ないが、今まで読んだ多くの本や映画のシーンがよぎり、「あぁ、こうなるんだろうな」と言った展開が続き、「あぁ、やはり・・・・・」と思った結末だった。 | ||||
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想定されている舞台が納得でき、展開もエンタメの面白さあり。移民問題を考える好著です | ||||
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難民問題の題材は注目に値します。 不幸な事故に巻き込まれたことから人生が狂い始めた軍人を描いた導入部は良いのですが後がいけません。 その場しのぎの対策で戦略も戦術も無く中米に送り込まれた主人公が革命軍を指揮して独裁政権を倒すというプロットがダラダラと続くだけ。 血沸き肉躍る展開は無く、FBIと政権との軋轢も希薄で緊迫感に乏しく戦闘描写も現実感が皆無。 麻薬組織と独裁政権との関係も表面をなぞっているだけ。 実戦経験がないせいか臨場感溢れる国際関係を描写する力量は残念ながら作者にはなかったようです。 | ||||
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軍部と麻薬組織に支配される中米の独裁国家。そこから脱出し、アメリカ国境をめざす難民たち。これは現実に起きている問題です。 トランプ大統領が実際に作った国境の壁で、虐殺者の汚名を着せられてしまう主人公が極秘の使命を帯びて復活する物語。その目的は、未来を背負う子供たちのため。難民問題は逃げてくる人々を救うだけでは解決しないという本質的な命題を突きつけてきます。そしてアクション、アクション、アクション! 一筋縄ではいかない面白さで、読後はすっきりとさせられます。 | ||||
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著者は、取材で同じようなことを体験したのではないだろうか、いっきに読ませる内容である。 | ||||
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国際的なスケールを持った作品で、たぶん緊密なリサーチも行われたうえで書かれた小説なので、荒唐無稽な感じもしない。しかし、迫るリアリティがあるかといえばそうでもなく、しっかり構築された作り話を読まされている感が終始拭えなかった。エンターテイメントとしては、ディテールの描写が弱いのが原因だろうか。 | ||||
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日本に住んでいると難民問題は遠いどこかの国の話のような気になるが、どうしてどうして近い将来においては、 日本もまた難民問題に真正面から取り組まざるをえない現下の情勢です。難民がいかなる背景で発生し、難民が生きるためにどのような行動をとることになるのか、そして難民にいかなる姿勢で私たちは対応すべきなのか等々を スリル、サスペンス、スピード感たっぷりに著者は私たちに難民問題についての考察のひとときを与えてくれます。 考えさせる小説であると同時に、文句なしに楽しき面白い一気読みの作品で、その筆致はさすが高嶋哲夫氏の18番だと感じます。素晴らしい本でした。 | ||||
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国境の壁。 難民受け入れ問題をテーマにしている。 舞台はアメリカに近接するコルドバという小国。 腐敗した独裁政権からの国民救済支援。 国民自らが立ち上がり、革命を手助けしていく。 「我々はコルドバの兄弟です。手を取り合って、新しい国を建設しましょう」が響きわたる。 | ||||
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元米軍大尉が圧倒的少数の実行部隊を率いて中米の独裁政権と麻薬組織を倒す話。ストーリー展開がスピーディーで面白く一気に読めました。独裁政権と貧困・麻薬、貧困移民とアメリカ政府の対応(メキシコの壁建設)、貧困と教育・宗教、大国=テロ国家?武器商人?、貧困対策とグローバル企業?などいろいろ考えさせる話でした。 | ||||
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評者は最近は小説を読まない。しかし高嶋哲夫は例外で、愛読している。この作品も素晴らしい。英訳してアメリカで売ればベストセラーになるのではないか。トランプに読ませたい傑作だ。なお高嶋未読の人は時節柄、まず「首都感染」を読むことをお勧めする。 | ||||
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トランプ大統領が国境に壁を作った。その壁を舞台に様々な物語が繰り広げられ、様々な困難に立ち向かう。最後まで読み終えるととてもスッキリしておもしろい。 | ||||
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