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(短編集)

約束された移動



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【この小説が収録されている参考書籍】
約束された移動
約束された移動 (河出文庫)

約束された移動の評価: 4.60/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

わたしだけが知っている慎ましやかで密やかな世界・・・変わらない小川洋子節がいい

〇 世の中の人は取り立てて特徴のない私のことなぞ気に止めてもくれないけれど、私には密かな喜びがあってその喜びをよすがとして満ち足りた心で毎日を過ごしている。こんな人物が小川洋子さんの物語では大切な役割を果たす。この本に収められた6篇でもそれは変わらない。

〇 なかでは、ハリウッドスターがホテルから持ち帰る本を通じて彼への理解を深める客室係が物語る表題作、デパートの迷子係だった老女の「元迷子係の黒目」、路上で老女にしがみつかれて困る「寄生」が小川さんらしくてよいと思った。

〇 批判したい人はマンネリだと言うかもしれない。でもそれで良いのだ。愛読者は他の作家では読むことのできないこの上品で、心優しくて、でもグロテスクからも目を背けたりしない小川洋子の世界をいくらでも読みたいと思っているのだから。

〇 もちろん小川さんにも好不調の波と作風の変化はあるようで。これまでの作品のなかでは『人質の朗読会』と『薬指の標本』がふたつのピークを成しているとわたしは思っているのだが(前者は普遍世界、後者は特殊世界の物語)、いつかこの2作を超える作品が発表されることも密かに楽しみにしている。残念ながら本作はそのような新しい境地を切り開いたものではなかった。
約束された移動Amazon書評・レビュー:約束された移動より
4309028365
No.4:
(5pt)

美品で面白く興味深い話の数々 装丁も良い

小川洋子の新境地という帯もついていて、
とにかく美品で嬉しかった。
話も興味深くゆっくりと読み進めていくと、
更に味わい深い。極上の読み応え。
約束された移動Amazon書評・レビュー:約束された移動より
4309028365
No.3:
(5pt)

omosiroi

yomiyasui
約束された移動Amazon書評・レビュー:約束された移動より
4309028365
No.2:
(4pt)

やっぱり大好きだ小川洋子

ザ小川洋子という世界観と装丁の際立った美しさは最果てアーケード以来の個人的ヒット。全ての伏線回収、という訳ではなかったので星4でした。2話目、たまらなかった。兎に角どっぷり持っていかれるので短編だけど
抜け出せなくなる一種の媚薬に近いので注意笑
約束された移動Amazon書評・レビュー:約束された移動より
4309028365
No.1:
(4pt)

ちょっと怖いファンタジー

私はファンタジー短編集だと思うが、人によってはリアル世界かもしれない。「寄生」が好き。主人公は、取りつかれ体質なのかもしれないが、こんなオババに取りつかれたらマジで怖い。
約束された移動Amazon書評・レビュー:約束された移動より
4309028365

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