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夏へのトンネル、さよならの出口
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夏へのトンネル、さよならの出口の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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青春 | ||||
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普通や特別なんて区別はなくて、自分が見ている世界や芯があるかないか、そういった違いが今の自分に不満を与えるのかと感じた。 特別なように見える少女は特別を夢見る普通の少女で、特別に見える少年は前に進みきれていなかった普通の少年だった。 特別になれたかはわからないけど、ウラシマトンネルという特別な存在が、2人を変えるきっかけになった。 それは読者の僕にとっても同じで、この本を読むことで特別な経験を少し味わうことができた。 各人物の過去や行動動機、周りの言動による変化や成長など、見ていて楽しい物語だった。 適当なラノベだと、ベルトコンベアーに乗った主人公が周りで起きている事象に首を突っ込む程度で、人物そのものに変化がないなんてことがある。 ドラえもんみたいに毎回新しい道具が出てきてその時々ワクワクするのもいいけど、加賀じゃないけど人の変化や機微を見ることができる本作は楽しい。 | ||||
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最近のガガガの意識高い側はいきなりオタクを叩きに来る場合が多いし、そんな物語を評価するドえむなオタクも増えたが、そう、こういうのでいいんだよ。と思った。 | ||||
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お話そのものはひと夏の青春系で意外性はないものの、読みやすい文体に小気味いい描写、完璧に整ったストーリー構成に秀逸な演出、そしてなにより少年少女の等身大を描いた人物設定のよさなど、とてもクオリティの高い小説だと感じた。デビュー作でこれを書けるとは末恐ろしい。ライトノベルにしておくのがもったいないくらいの傑作。 | ||||
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本の世界観に引き込まれ、読む手が止められずに 気づけば最後のページだった。 | ||||
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それぞれに悩みを持った主人公とヒロインが出会い、不思議なトンネルで願いを叶えようとする話。 カラーページのイラストが素晴らしく、興味を持ち購入した。 主人公とヒロインが出会い、それまでの惰性で生きているような生活から互いの生活が宝石のように輝いていく描写が良く書かれており、引き込まれるような魅力を感じた。 一方で、カラーページで主人公たちと一緒に書かれていたキャラクターが重要なキャラかと思えば、それほど話に関わってこなかったり、ヒロインの心情の移り変わりがかなり急な部分等があり、1冊にまとめるためにかなりページ数を削られたのではないかと感じた。 終章部分は個人の感じ方もあるだろうが、私には必要ないように思う。主人公たちと久々に会った人々の態度などに違和感を感じた。 全体として、夏に少年と少女が出会い、恋に落ちるというテンプレートな内容ではあるが、表現がうまく、引き込まれる作品だった。一方で、物足りないと思う部分も少なくはなく、ページ数を1.5倍くらいにしてそういった部分もしっかり書かれていればと感じた。 | ||||
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いわゆるキャラクターの魅力を伝えることを目的とした作劇をライトノベルとするなら、この作品はライトノベルというよりもむしろ御伽噺的な舞台設定で少年少女の青春群像を見事に描いた、ライトSFの入ったかなりまっとうな青春文学と呼ぶべきでしょう。 桐島、部活〜といった現代文学と並べ、もっと広い読者層に評価されるべき優れた作品です。 | ||||
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夏の怪談と、青春を足して2で割ったような作品。 鳥肌がブワッと立つシーンだったり、ニヤニヤしてしまう甘いシーンの使い分けがほんとに上手。 感受性の強いひとはきっとブンブン振り回される。 | ||||
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昔、ハナミズキという映画を見て感じた違和感をそのまま思い出した。 最後のシーン、主人公がヒロインを求めて戻ってくるのはいいのですが、外では数年経っている訳で。 もしヒロインが他の人と結ばれていたら、主人公が悲惨すぎる。 お話だからといえばそこまでですが、作中でヒロインは普通の女の子だからという理由で置いていかれたのなら、普通の女の子らしく別の誰かと付き合っている方が違和感はなかったかなと感じました。 作品自体は田舎の情緒も感じられて楽しめました。 | ||||
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文体や展開は好みで、一気に読み終わりました。 ただ他レビューで書かれている粗があったのも事実かな。 プッツン系美少女ヒロインのデレは大好物ですが、段階を踏まなかったので好感度上がりっぷりに「いつの間に?」となりましたし。 主人公がウラシマトンネルで過去と向き合った流れやオチはあれで良いと思います。 むしろ他の展開では、奇をてらって後味悪くなっただけでしょう。 今作がデビュー作とのことなので、次回作も期待しています。 | ||||
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序盤の空気感は最高だと思います。 後半はウラシマトンネルのファンタジー要素がメインになって雑にもなりますが、勢いはあります。 この話の締め方としてはあれ以外にはしっくり来ないだろうし、読後感は爽やかなので良かったと思います。 | ||||
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後半引き込まれるように読んでしまいました。おもしろかったです。 | ||||
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よくある、とまでは言いませんがそこそこ使い古された設定の、どこかで読んだことあるような話 だけど面白かった。 一冊にきちんとまとまっていて、気が向いたら読み返してもいいかなと久しぶりに思える作品でした 王道、オーソドックス、シンプルetc. 時にはマイナスイメージになりかねない表現ですが、それはそれでひとつの結論ではないかと 最近の変に気取ってたり無駄に長編化している作品に疲れてる方にもオススメします | ||||
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約10年ぶりくらいにラノベというものを読みましたが、娯楽小説として大変楽しめました。 少年少女の物語だと主人公の友人がいい働きをしてくれることが多いと勝手に思っているのですが、加賀くんの出番の少なさだけ少し残念でした。笑 | ||||
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小学生の息子に買ったのですが、息子から面白いとオススメされて読みました。うん、確かに面白い!ラノベとして読みやすく、でも本の世界や匂いも感じられ、読み終わったときに私も夏休みが終わった9月に立っていた気分になりました。素敵な小説でした。 | ||||
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思春期の頃にラノベが好きだったのを思い出し、最近色々な作品を読んでいます。 本作はガガガ文庫でガガガ賞(他レーベルで言う最優秀賞)と特別賞をW受賞した話題作です。 ライトノベルと言う割には、キャラクターの可愛さが圧倒的に弱いです。挿絵も殆どなく、口絵は物憂げなキャラたちの集合絵だけ。ですが、それを補っても余りあるほど秀逸なストーリーでした。 「時間を代価に欲しい物が手に入るウラシマトンネル」という小さな町の都市伝説に焦点が当てられており、主人公とヒロインは各々、異なる理由でこのトンネルに興味を持つのですが、各個人のバックボーン秘めた欲求、ウラシマトンネルで得たい報酬が密接に絡んでおり、読者を惹き込んでいきます。序盤こそ冗長な青春小説のようでありながら、後半の展開は見事の一言。時間を忘れて読み耽ってしまいました。W受賞も納得の出来です。 強いて一つ欠点を挙げるのであれば、「ラノベ的な強み」を捨てていること。 先に述べたように、本作はラノベファンや一般読者が思い描くラノベとかけ離れています。 一般文芸の書棚に並んでいてもおかしくないような内容です。 しかし同時に、これが「ラノベレーベルで出版された」事は大きな意義があるでしょう。かつてラノベ黎明期に人気を博した「ブギーポップ」や「イリヤの空」のように、ラノベにもちゃんとした青春小説があることは、読者層が広がる事に繋がるはずです。このレーベルで出る、著者の次回作に期待します。 | ||||
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久しぶりに買って読みたいと本屋をはしごして探した作品。 あらすじから、どの様な出来事になるかの想像は出来るけど、読み終えた感想は良い意味で大きく裏切られた。 登場人物は特に尖ったキャラ付けされた人はいない。起こる出来事も一見さしたる物事でも無い様に見える。でも、この物語が言いたいであろうテーマが見えるとさしたる事でないと言う物事が必要な事だと感じ取れる。 それを理解出来るか出来ないかで評価が分かれるかもしれない。 英雄だの特別な力だのと言う分かりやすいラノベらしさを求めるなら、この作品以外に溢れているだろう作品を買った方がいい。 この作品は今だからこそ特別に感じられるのだ。やれ、異世界転生だの、無双だのと欲望にまみれた作品が溢れ変えている中、真っ向勝負とも言えるほどに青春を感じられる作品、そこに私は惹かれました。 実際、読み始めたらあっという間に読み終えてしまい、ウラシマ効果でもあるのではないかと感じてしまうほど楽しかった。 確かにラノベっぽくは無いけど、読み易さは間違いなくラノベだと思う。 内容はどちらかと言えば純文学よりかもしれない。 何より今悩んでる若者にこそ心に響くのでは無いだろうか? | ||||
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今しがた読み終えたばかりなのですが、噂どおりに最高の物語でした。 ここまで時間の感覚が麻痺するほど物語にのめり込んだ本は久しくありませんでした。 考えがまとまらないままにこれを書いていますが、特筆すべきは第5章から終章までの疾走感。あたかも主人公とヒロインと一緒にウラシマトンネルを駆けるようにして読む感動体験は筆舌に尽くしがたいです。 できることなら、もう少し長く物語世界に浸っていたかった。あの結末からして、おそらくこの物語のその後が描かれることはないと思いますが、それでもやっぱり見てみたいですね。 もう少し日を置いて考えがまとまったら、改めて感想を書きたいと思っています。 しかし、著者はこれがデビュー作というのだから、本当にこれからが楽しみです。 | ||||
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ライトノベルを手に取ったこともなくて、売り場をさっと通り過ぎて、「ああ、あの(アニメも)ラノベだったのか」と思うような人間です。 いつも見てるサイトの端に出てて、画とタイトルがとてもツボで。今回買ってさっそく読んでみました。 作者さんのあとがきに偽りなし。ラノベの定型はよくわかりませんが、思ったよりずっと作品全体の空気は落ち着いていました。それでなんとなく懐かしい気持ちにも。ああいう体験(ボーイミーツガール)ってしたことない人の方が多くて、実際読んで想像するだけでも気分良くないですか。 正直好きな感じなのでご健闘をお祈りしています。 | ||||
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亡くなった妹を取り戻すために願いの叶うウラシマトンネルに入り、転校生のあんずと共に検証していく青春作品。ワクワクするような設定でありながら、キャラクターの重いバックグラウンドをテンポの良い会話で進んでいく。とてもおもしろかった。タイトルの付け方が秀逸。読んで損の無い、晴れやかな気持ちにさせてくれる小説でした。 | ||||
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