時の娘

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評判

時の娘の評価:

4.18/5点 レビュー 92件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.18pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全153件 101〜120 6/8ページ
No.53
(2pt)

日本人には理解し難いのかな!

英国史がもう少し分からないと、面白さが半減する。それと、歴史と言うことで、推理の結果が正しいのかどうか、何となく、もやもやした感じが残る。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.52
(3pt)

紙の本から5行抜けがある

自分が持っている七刷の14ページ左から3行と、15ページ右から2行が抜けていた。
具体的には、
紙の本「・・・<アマゾン>が代わった。ぶなの大枝みたいな・・・」
Kindle版「・・・<アマゾン>が代わった。ぶな重たい荷物・・・」

ここまで読んだとこで、どうしても
 「ぶな重たい荷物」
が誤訳/誤植にしても変だし、結構有名なお話(本)だし、
どうしても文章として繋がらないので、気になって元本確認して判明。
現在は紙の本を読書中なので、ほかにもあるか不明。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.51
(3pt)

紙の本から5行抜けがある

自分が持っている七刷の14ページ左から3行と、15ページ右から2行が抜けていた。
具体的には、
紙の本「・・・<アマゾン>が代わった。ぶなの大枝みたいな・・・」
Kindle版「・・・<アマゾン>が代わった。ぶな重たい荷物・・・」

ここまで読んだとこで、どうしても
 「ぶな重たい荷物」
が誤訳/誤植にしても変だし、結構有名なお話(本)だし、
どうしても文章として繋がらないので、気になって元本確認して判明。
現在は紙の本を読書中なので、ほかにもあるか不明。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.50
(3pt)

なぜ陰謀論が生まれるのか

1950年代の歴史ミステリの古典。
英国では有名なミステリーの謎解きを謳う。
二人の素人探偵が丹念に当時の文書を読み解き、トマスモアやシェイクスピアをはじめとする歴史家に汚名を着せられてきたリチャード三世を二人の王子殺しの冤罪から晴らす。

結局のところ議論の筋書きは種本が有り、当時の権威に反する説を打ち立てた学者の議論を引き写しているらしい。その学者も、オリジナルではなく、この半世紀以上前に出された説も「新しい資料」によって上書きされている。

犯人を捕まえる最中に怪我をして病院にいる刑事も、イギリスで論文を書くために刑事の手助けをするアメリカ青年も、主流の説がなぜ出てきたのかを文書に基づいて丹念に追うのだが、自分たちが先人たちの「決めつけ」や「陰謀論」を糾弾するのと同様の峻烈さでは自分たちを反省することはない。

彼らに「否定」される学者たちが、無批判に先人を踏襲しているとされるのと同じ意味で作者も先人(読者には開示されない学者)を無批判に踏襲しているのが残念。またその過程で彼ら自身も歴史の捏造を律儀に踏襲してすらいる。
警部が立てた仮説の根拠をアメリカ青年が古文書を集めてくるが、アメリカ青年は警部に指示された、警部の仮説にピッタリな文書を集めてくる。
しかしその文書も実際は学者たちの集めた膨大な資料から選別されたもので、選択した学者が立つ立場を刻印されている。
作者はプロスペクティブな資料収集を装うが、実際にはレトロスペクティブな資料収集であることが隠されている。

発表から半世紀が立ち、おそらくは一世紀前の学者の説を踏襲したミステリ小説として考えると、どうしても如何に主流の学説が形成されるかよりも如何に反主流の説が立ち上がるかを書いた小説として読めてしまうのが実情。それでも言説の形成の流れを(著者の意図した主流学説だけでなく)読ませてくれる意味で、古典と言って良いと思う。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.49
(3pt)

なぜ陰謀論が生まれるのか

1950年代の歴史ミステリの古典。
英国では有名なミステリーの謎解きを謳う。
二人の素人探偵が丹念に当時の文書を読み解き、トマスモアやシェイクスピアをはじめとする歴史家に汚名を着せられてきたリチャード三世を二人の王子殺しの冤罪から晴らす。

結局のところ議論の筋書きは種本が有り、当時の権威に反する説を打ち立てた学者の議論を引き写しているらしい。その学者も、オリジナルではなく、この半世紀以上前に出された説も「新しい資料」によって上書きされている。

犯人を捕まえる最中に怪我をして病院にいる刑事も、イギリスで論文を書くために刑事の手助けをするアメリカ青年も、主流の説がなぜ出てきたのかを文書に基づいて丹念に追うのだが、自分たちが先人たちの「決めつけ」や「陰謀論」を糾弾するのと同様の峻烈さでは自分たちを反省することはない。

彼らに「否定」される学者たちが、無批判に先人を踏襲しているとされるのと同じ意味で作者も先人(読者には開示されない学者)を無批判に踏襲しているのが残念。またその過程で彼ら自身も歴史の捏造を律儀に踏襲してすらいる。
警部が立てた仮説の根拠をアメリカ青年が古文書を集めてくるが、アメリカ青年は警部に指示された、警部の仮説にピッタリな文書を集めてくる。
しかしその文書も実際は学者たちの集めた膨大な資料から選別されたもので、選択した学者が立つ立場を刻印されている。
作者はプロスペクティブな資料収集を装うが、実際にはレトロスペクティブな資料収集であることが隠されている。

発表から半世紀が立ち、おそらくは一世紀前の学者の説を踏襲したミステリ小説として考えると、どうしても如何に主流の学説が形成されるかよりも如何に反主流の説が立ち上がるかを書いた小説として読めてしまうのが実情。それでも言説の形成の流れを(著者の意図した主流学説だけでなく)読ませてくれる意味で、古典と言って良いと思う。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.48
(3pt)

英国史の予備知識が前提

hoge2 さんの評に同感。

英国史の常識に挑戦するスリルが持ち味の作品なので、英国史の予備知識がないと辛いです。 (辛かった。)
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.47
(3pt)

英国史の予備知識が前提

hoge2 さんの評に同感。

英国史の常識に挑戦するスリルが持ち味の作品なので、英国史の予備知識がないと辛いです。 (辛かった。)
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.46
(4pt)

すっきりしました!

面白い!
登場人物と一緒に謎を紐解いているかのような感覚がいいですね。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.45
(4pt)

すっきりしました!

面白い!
登場人物と一緒に謎を紐解いているかのような感覚がいいですね。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.44
(5pt)

永く生き続ける『傑作』とはこういうものなんだなぁ、と思ってしまう作品

オリジナルは1951年リリース。最初の邦訳は、村崎敏郎氏にて1953年リリース。電子版は2012年9月25日リリース。ジョセフィン・テイの代表作にして、歴史ミステリの名作として、またベッド・ディテクティヴの嚆矢的作品(こうしやてきさくひん→嚆矢《昔、中国で戦いを始めるとき、敵陣に向かって一の矢を射たところから》物事のはじまり。最初の意味)としてあまりにも有名な作品である。本作の内容とは逸れるが、このような名作が毎週金曜日の午前0時に、『Kindle本セール』として毎週選別されリリースされているのだが、愉しみで仕方がない。毎週その選択された本を選び出す『眼力』に感心している。

リチャード三世については、韓流時代劇における首陽大君(スヤンテグン)/第7代王世祖(セジョ)並に非道な人物として多くの歴史書物、特にあのシェイクスピアによって描かれているわけだが、その実像を『安楽椅子探偵(armchair detective)』が、探偵の視点から解き明かす、という歴史ミステリである。つまり、

『物証を重んじ、伝聞証拠を排し、常に"誰が得をするか"を考える』

を、歴史の事象に対しも実践したところが素晴らしい。

登場人物の設定や会話の秀逸さやユーモアも素晴らしく、読んでいて感心してしまう。そして全く古さも感じない。永く生き続ける『傑作』とはこういうものなんだなぁ、と思ってしまう作品です。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.43
(5pt)

永く生き続ける『傑作』とはこういうものなんだなぁ、と思ってしまう作品

オリジナルは1951年リリース。最初の邦訳は、村崎敏郎氏にて1953年リリース。電子版は2012年9月25日リリース。ジョセフィン・テイの代表作にして、歴史ミステリの名作として、またベッド・ディテクティヴの嚆矢的作品(こうしやてきさくひん→嚆矢《昔、中国で戦いを始めるとき、敵陣に向かって一の矢を射たところから》物事のはじまり。最初の意味)としてあまりにも有名な作品である。本作の内容とは逸れるが、このような名作が毎週金曜日の午前0時に、『Kindle本セール』として毎週選別されリリースされているのだが、愉しみで仕方がない。毎週その選択された本を選び出す『眼力』に感心している。

リチャード三世については、韓流時代劇における首陽大君(スヤンテグン)/第7代王世祖(セジョ)並に非道な人物として多くの歴史書物、特にあのシェイクスピアによって描かれているわけだが、その実像を『安楽椅子探偵(armchair detective)』が、探偵の視点から解き明かす、という歴史ミステリである。つまり、

『物証を重んじ、伝聞証拠を排し、常に"誰が得をするか"を考える』

を、歴史の事象に対しも実践したところが素晴らしい。

登場人物の設定や会話の秀逸さやユーモアも素晴らしく、読んでいて感心してしまう。そして全く古さも感じない。永く生き続ける『傑作』とはこういうものなんだなぁ、と思ってしまう作品です。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.42
(4pt)

歴史を題材にした安楽椅子探偵の古典

友人に勧められて購入。

歴史やシェークスピア劇で大悪人とされていたリチャード三世が、実は善良で民衆に慕われていた王様だった。という意図的に捻じ曲げられた歴史(トニーパンディー)を解き明かしてゆく話。主人公は入院中で寝たきりの刑事。書籍や資料を持ってくるのは看護婦と見舞い客。安楽椅子探偵を通り越して寝台探偵物。

歴史と推理モノのどちらかが好きな人ならオススメ。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.41
(4pt)

歴史を題材にした安楽椅子探偵の古典

友人に勧められて購入。

歴史やシェークスピア劇で大悪人とされていたリチャード三世が、実は善良で民衆に慕われていた王様だった。という意図的に捻じ曲げられた歴史(トニーパンディー)を解き明かしてゆく話。主人公は入院中で寝たきりの刑事。書籍や資料を持ってくるのは看護婦と見舞い客。安楽椅子探偵を通り越して寝台探偵物。

歴史と推理モノのどちらかが好きな人ならオススメ。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.40
(5pt)

リチャード3世の遺骨発見! 今こそ読むチャンス

本作のテーマになっている、というよりほとんど主人公の英国王リチャード3世。
つい先日、約500年ぶりに彼の遺骨(と思われる骨)が発見されました。

英国中部のもと修道院だった駐車場から発掘されたとか。
DNA鑑定でもほぼ本物だと判断されたそうです。
近々、国葬がなされ、きちんと埋葬され直す予定と伝えられます。

ニュースなどで大きく報道されたこのニュース。
リチャード3世の真の姿をうかがい知ることのできる本作を手にするチャンス到来です。

もちろん、歴史ミステリというジャンルの代表作のひとつでもありますしね。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.39
(5pt)

リチャード3世の遺骨発見! 今こそ読むチャンス

本作のテーマになっている、というよりほとんど主人公の英国王リチャード3世。
つい先日、約500年ぶりに彼の遺骨(と思われる骨)が発見されました。

英国中部のもと修道院だった駐車場から発掘されたとか。
DNA鑑定でもほぼ本物だと判断されたそうです。
近々、国葬がなされ、きちんと埋葬され直す予定と伝えられます。

ニュースなどで大きく報道されたこのニュース。
リチャード3世の真の姿をうかがい知ることのできる本作を手にするチャンス到来です。

もちろん、歴史ミステリというジャンルの代表作のひとつでもありますしね。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.38
(5pt)

なんで歴史は書かれるのか、そんな疑問を抱くために。

事故で入院し、暇を持て余すグラント警部。退屈しのぎに眺めた肖像画にふと感じた違和感から、ベッド探偵となった彼の調査は始まった。
 リチャード3世、果たして彼は本当に世評の通りの悪王だったのか? 歴史研究家の若者を助手に加え、調査に乗り出すグラント。犯罪推理のメソッドから事実に当たるその手法は、やがて古の王の人生に、新たな光を当てる事となる……。
 史実の資料をもとに、リチャード3世の「常識」に新たな側面から迫る、歴史もの安楽椅子探偵ものの大古典。人名がとっつきにくいところはありますが、要は相続争いだと割り切れば、大筋は掴みやすくなるかと思います。
 人の評価、歴史の評価。当たり前だと思っている事は果たして本当なのか、歴史を書いて残した者の意図は果たしてどこにあるものなのか。ふと考え直す視点を与えてくれる良書にして、読後の結びも爽やかな名作であります。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.37
(5pt)

なんで歴史は書かれるのか、そんな疑問を抱くために。

事故で入院し、暇を持て余すグラント警部。退屈しのぎに眺めた肖像画にふと感じた違和感から、ベッド探偵となった彼の調査は始まった。
 リチャード3世、果たして彼は本当に世評の通りの悪王だったのか? 歴史研究家の若者を助手に加え、調査に乗り出すグラント。犯罪推理のメソッドから事実に当たるその手法は、やがて古の王の人生に、新たな光を当てる事となる……。
 史実の資料をもとに、リチャード3世の「常識」に新たな側面から迫る、歴史もの安楽椅子探偵ものの大古典。人名がとっつきにくいところはありますが、要は相続争いだと割り切れば、大筋は掴みやすくなるかと思います。
 人の評価、歴史の評価。当たり前だと思っている事は果たして本当なのか、歴史を書いて残した者の意図は果たしてどこにあるものなのか。ふと考え直す視点を与えてくれる良書にして、読後の結びも爽やかな名作であります。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.36
(5pt)

歴史ミステリーといえばこの一冊

大学の西洋史の教授がオススメしてたので読んでみました。参考文献かと思いきや、すごく面白い!!!
本の内容自体、面白いけど、「歴史ってこういうところが面白いんですよ〜」って言いたかったのかも。

ヨークには資料館があって、リチャード3世の業績なんかが展示してあったけど、これ読んでから行けばよかったな、と思いました。
外国の人の名前って、同じ名前の人が多くて結構混乱するんですけど本の最初に家系図が載ってるので時々チェックしつつ読みました。
親切!

ものすごくオススメです。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA
No.35
(5pt)

歴史ミステリーといえばこの一冊

大学の西洋史の教授がオススメしてたので読んでみました。参考文献かと思いきや、すごく面白い!!!
本の内容自体、面白いけど、「歴史ってこういうところが面白いんですよ〜」って言いたかったのかも。

ヨークには資料館があって、リチャード3世の業績なんかが展示してあったけど、これ読んでから行けばよかったな、と思いました。
外国の人の名前って、同じ名前の人が多くて結構混乱するんですけど本の最初に家系図が載ってるので時々チェックしつつ読みました。
親切!

ものすごくオススメです。
時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)より
4150727015
No.34
(5pt)

ナゾだらけの歴史

この本を読んだのはフィリッパ・グレゴリーのブーリン家の一族シリーズを全部(特に最後のシリーズ4)を読み終わってからで、行方不明の兄弟はどうなったのかが気になったからです。グレゴリーの書いたリチャードと歴史上に書かれたリチャードとの相違点はどうなのか?といった見方で読みましたが、実はその歴史に残っている人物像がポイントになってくるわけです。主人公の警察官の観点からあらゆるところに分岐して犯人を突き止めていますがその発想がすばらしい。小説の表面だけ見るとなんてことない小説ですが主人公とともに考え、いつしか自分も調査したい気分になります。この本を読んでいる間リチャードの顔を何度も見直し、本当の犯人は、、?と何度も思い直し久々に入り込める小説であったと思います。
時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 時の娘 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U2GA