偽証裁判
- 法廷ミステリ (212)
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頭が疲れました。 | ||||
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ヴィクトリア朝を舞台にした小説を検索してヒットしました。 クリミア戦争から帰還した看護婦が主役です。同時代の超有名人ナイチンゲールもゲスト的に登場します。 主要な登場人物はヒロイン、優秀な法廷弁護士、探偵なのですが、全員が感情過多で怒鳴ったり悪態をついたり嘆いたりするので読んでいて疲れました。 唯一好感が持てたのが老婦人だったのですが、早々に舞台から退場してしまった(殺害されました…)ので残念でした。 この本は上下巻に分かれていて、上巻ではヒロインの立場が悪くなるばかりで一筋の希望もありません。下巻ではいよいよ裁判が始まります。 | ||||
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上巻では真犯人探しに進展が全くありませんでしたので、どのような展開になるか楽しみに読みました。 いよいよ裁判が始まりました。同じ女王を戴き、共通の議会を持ちながら、イングランドとスコットランドでは法律が違うとは興味深い話でした。 裁判シーンは緊迫感があって面白かったのですが、その後の展開がご都合主義でした。裁判後のファラリン一家のあの反応ってありえますかね…? 裁判シーンが星4つ、その後の展開が星2つの評価で、下巻全体は星3つにしました。 | ||||
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法廷シーンまでは面白かった。しかしその後、終盤のあたりは、それまでの重厚感もリアリティもすっ飛ばしたドタバタ劇になってしまい、ポカーンという感じでした。 まあそもそも、ヒロインのヘスターが魅力のない共感しづらいキャラクターなのが、このシリーズの最大の欠点だと思います。セイヤーズのハリエットみたいに、作者が自分を投影しすぎなのでは。 辛口のことばかり書きましたが、それでもアン・ペリーの作品は、それなりに読むに耐え、買ったお金を惜しまずに済む程度のクオリティは維持していると思います。 | ||||
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本作の邦題が「偽証裁判」とあるとおり、やはり、最も深く印象に残ったのは法廷シーンです。 裁判官、弁護人、検察官の振る舞いに加え、傍聴席の様子も、傍聴人が発する咳の音や、衣服がこすれる音、また、速報を急ぐ記者たちの焦りようなど、非常に臨場感があり、自分自身が、実際に傍聴席にいるかのような思いになりました。 この裁判で、主人公の看護士「へスター」を被告人として、彼女が有罪か無罪かについて争われます。証言、そして証言に対する尋問、反対尋問といった法廷ミステリのみどころとなるシーンについて、本作でも、弁護側、検察側との対立の中で、しっかりと描かれています。その駆け引きの中から、弁護側が彼女の無実を勝ち取ることができるかどうか、非常に緊迫感があったと思います。 また、スコットランド内の法制度についても、このストーリの展開上、ポイントとなる部分について、うまく補足されており、裁判の状況にリアリティを持たせていたと思います。 上述の裁判のシーンは、物語の後半になってからです。前半のうちは、事件の発生から、その事件の背景となる被害者の人柄や、その家族の人間模様について丁寧に描かれています。被害者メアリはスコットランド・エジンバラの名家ファラリン家の女主人であり、その邸宅には、直系の子女だけでなく、その妻、夫もおり、複数の家族が同居しています。一見、豊かで平穏な日々をすごしているように見せつつ、ストーリーが展開していくにつれ、様々な事情があきらかになります。後半では、いかにも、この中から、真犯人が現れそうな、誰も彼もが怪しくなってきます。前半に描かれるファラリン家の人間模様が、この後半の展開に説得力を持たせていたと思います。 名家での、どろどろとした人間模様や恩讐を表に出してストーリを展開させつつ、事件の真相は、この名家に秘めた事情を持たせ、これに絶妙に埋め込んでいたと思います。 | ||||
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