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(短編集)

エムブリヲ奇譚



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【この小説が収録されている参考書籍】
エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)

エムブリヲ奇譚の評価: 4.38/5点 レビュー 21件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

旅は道連れ、この本は独りで。

帯に「奇妙な」とあるように、これは怪しい世界への入り口。
旅に出ては異界に迷う男二人の道中記。
ひとりは長髪の一見女と見紛う容姿だし、
もう一方は博打好きのおひとよし(ひどい目にばかりあう)。
怪あり。恐あり。悲あり。救いあり。
道中記にホラーと人情の味付けをし、愛と友情もちょいと足して
生きることのせつなさを醸し出した物語だ。
表題の他に
  ラピスラズリ幻想
  湯煙事変
  〆
  あるはずのない橋
  顔無し峠
  地獄
  櫛を拾ってはならぬ
  「さあ、行こう」と少年が言った
の全部で9話。
どの話も不思議と透明な明るさが通底している。
9話目を読んだ後は異界から舞い戻ったようにホッとする。
人は誰でもこんな少年を待っているのかもしれない。
ちなみに表紙絵は山本タカト。(この作者を知らず表紙に魅かれて読んだ)
装丁は名久井直子。(「情熱大陸」にとりあげられた)
ブック栞が繊細な3本の色違いの綺麗な紐で、あたかも
8話目の髪の毛を想定させるかのごとくでgood!
エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)Amazon書評・レビュー:エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)より
4840145067

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