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インソムニア
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インソムニアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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読み出したら止まらなくなり一気に最後まで読んでしまいました。 PKOに参加した7人の口から徐々に明らかになる真実、、と思いきや、ラストは思いもよらぬ展開に! 真実とは何か、という事を考えさせられる一冊でした。 今夜は眠れなくなりそう、、、 | ||||
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引き込まれる展開、抑制的でありながら創造力を掻き立てる文章力。映画を見ているような錯覚の中、いつの間にか読み終えていた。 真実とは何か。事実に意味があるのかということを考えさせられる作品。 | ||||
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自衛隊員のメンタルヘルスという重い内容なのにリアルな描写と徐々に解き明かされていく秘密が気になり一気に読まされました。 最終章でいままでの伏線を見事に回収し、予想を超える結末にやられたと唸らされました。 買って損はない読みごたえのある本でした。 | ||||
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過去に黒沢清監督で映画化もされた前川裕『クリーピー』などが有名な、光文社の第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作です。 投稿時のタイトルは「エンドレス・スリープ」だったのですが、これは「インソムニア」のほうが100倍かっこいいですね!! いわゆる自衛隊の「駆けつけ警護」をテーマにした創作ミステリーです。しかし、現実に自衛隊が派遣された南スーダンではなく「南ナイルランド」というアフリカ大陸中央部の仮想国家で起きた「わずか4か月前の事件」の真相をめぐるフィクション。 オープニングで事件の輪郭をなぞったのち、自衛官のメンタルヘルスを担当する幕僚監部衛生部のメンタルヘルス官・神谷啓介を狂言回しに、本国に帰還した自衛官のその後が語られていきます。 駆けつけ警護は(※詳しくはググってください)もちろん、日本の自衛隊では「非戦闘地帯」における「戦闘上の安全」が確認された任務しか行うことが出来ません。 現地でとあるNGO職員(邦人含む)が行方不明となり、安否確認のため国連から駆けつけ警護の要請が下されます。 7人の自衛官(WAC2人含む)が「ジュペル」という茫漠とした土地に赴くと、案の定、謎の武装勢力から襲撃を受け…………というのが外殻。 さて、この作品、あらすじのとおり、自衛隊モノということもあり、読んでるあいだリーダビリティを喚起させる衝撃的なエピソードのつるべ打ちなので「うわーっ!」の連続なんですが……、 読み終えて「うわー! うわーっ!! マジかー……!!!? えぇー……っ!!!??」ってなりました。 この構成は「どんでん返し」というか何というか、しばらく茫然としたいような「浮遊感」に満ちていて、しかし、リアリティが無いわけでもなく、ちょっと個人の感想を拒むような美しいラストでした。 あぁー、帯の煽り「社会派と本格ミステリーを見事に融合した傑作」ってこういうことかぁー、みたいな。 ラストに向けての風呂敷の畳み方が綺麗で、乗り越えたと思ったらまたさらに伏線が作用した礫の群れが待ち受けている……優れたミステリーに特有の構成だと思います。すごい! 最高におもしろかったです。 帯に選考委員4人(綾辻行人・篠田節子・朱川湊人・若竹七海)による絶賛の選評が載っていますが、その通りだと思いました。 あらすじを読めばガッチガチの社会派ミステリーに思えてしまうんですが、上述した『クリーピー』に負けず劣らず不気味な側面があって、この賞の特色がよく出ている形になっているのかな? 「こういう真相なのかな?」と思って読み進めていくと「ん!?」となって終盤に至ると「んんん????」の連続。 そしてそれすらも覆される。 久しぶりに問答無用で「すごいな!」と思える力技を見た思いでした。 アンフェアな部分も皆無ではないんですが「社会派と本格ミステリーを見事に融合した傑作!」という謳い文句に偽りはないですね! 「本格」といっても90年代の島田荘司さんが活躍していたころのような重厚さに、それこそ『相棒』のようなとっつきやすいテーマ選びのセンスを備えていて読みやすい。 文章にもわかりにくい部分がなく、かなりスラスラとストレスを感じることがなかったのもポイントが高いです。 加えてこの「自衛隊モノ小説」としてのクオリティの高さも素晴らしい。 ともすればルサンチマンがほのかに香って改憲派の広告塔や暴露モノになりやすいテーマが多かった状況に、斜め上からの鉄槌を喰わされた気分でした。 これは国際化の路線を避けられない自衛隊フィクションの、新たな鉱脈なんじゃないだろうか。 難点を挙げるとすれば、表紙が『プライベート・ライアン』というか『シルミド』というか、ちょっと戦争映画を意識しすぎているのはミスリードすぎるとこかな。 そういう話ではないように思えた部分もあるので。 とにかく素晴らしい読書体験でした。オススメ! | ||||
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本格的でした。重い内容ながらも構成が素晴らしく、飽きさせない展開に驚きました! | ||||
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