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AIには殺せない: 東京~出雲殺人ライン



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【この小説が収録されている参考書籍】
AIには殺せない: 東京~出雲殺人ライン (光文社文庫)

AIには殺せない: 東京~出雲殺人ラインの評価: 2.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

AIはいっさい関係なし

まず,AIはいっさい出てきません.犯人どころか,その言葉自体や匂わすものすらなく,
事件現場が寝台列車のA1客室だったため,見間違えたかとタイトルをを見直したほどです.

その件については,巻末の『解説』にて理由と言いますか,触れられてはいましたが,
確かに「なるほど」とは思わせられたものの,それでも『思われます』のレベルであり,
騙すとまでは言いませんが,人工知能ブームを利用しているようで首を傾げてしまいます.

一方,時刻表の盲点を重ねるアリバイトリックや,犯行に用いられる仕掛けなどは,
『アナログ殺人』との謳い文句通りでしたが,車両や客室の編成図は推理に関係なく,
それならイメージの湧きづらい仕掛けや,犯人の行動の方を図解にしてほしかったです.

また,島根と東京という離れた場所,そして関係のない人間たちが繋がっていく展開も,
実は友人で知り合いでと,動機や因果とは別の,都合のいい狭い世界で回っている印象で,
全てが解明されるわけではなく,これからとして終わる最後にもやや物足りなさが残ります.

このほか,主人公夫妻と警察との近すぎる関係や,『宇宙人』と呼ばれる夫のキャラなど,
過去作を知らないせいもあるのでしょうが,ありがちとはいえ,違和感は拭えませんでした.
AIには殺せない: 東京~出雲殺人ライン (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:AIには殺せない: 東京~出雲殺人ライン (光文社文庫)より
4334777872

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