魔眼の匣の殺人

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評判

魔眼の匣の殺人の評価:

3.77/5点 レビュー 125件。 A ランク

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平均点3.77pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全125件 121〜125 7/7ページ
No.5
(5pt)

驚異のどんでん返し

デビュー作の屍人荘の殺人が大ヒットしたために、今回の2作目はハードルがMAXまで上がっていて作者にとってもかなりのプレッシャーだったと思う。そんな中で見事に読者の期待に応えた作品といえると思う。

前作はクローズドサークルの作り出し方の斬新さがヒットの最大の要因だったが、今回の作品の魅力は洗練されたトリックと、終盤での見事な伏線回収。そして最後の最後に驚異のどんでん返し。
「どんでん返しの帝王」の異名を持つ中山七里にもひけを取らない。
本格ミステリの完成度という尺度で考えるのであれば前作を間違いなく超えている。

この作品は作者が決して一発屋ではないということを自らの力で証明してみせた傑作である。

今から次回作が楽しみで仕方ない。
魔眼の匣の殺人 Amazon書評・レビュー: 魔眼の匣の殺人より
4488027962
No.4
(5pt)

感嘆の謎解きワールド

神がかった的中率をもつ予知能力者の老女が住む山奥の寒村をおとずれた複数の男女が、電話も通じず外界へと唯一つながる吊り橋も焼け落ちた閉鎖空間で、不可思議な殺人事件に巻き込まれる本格推理。主人公の探偵役が前作『屍人荘の殺人』と同じ男女の大学生にくわえて、ゾンビテロに関わる斑目機関という組織もふたたび登場する。どうやら綾辻行人の舘シリーズが、中村青司という建築家の手になる舘での事件を描きつづけたと同様に、この学生コンビによるシリーズは、斑目機関による怪しげな研究の軌跡をたどる“まだらめ”シリーズともいうべきものになっていくようで、今後の展開にも期待をもたせる。

怒濤のようなゾンビの大群によってつくられた、前作の密室空間のような異様さはなく、本作の方が、ミステリ読者の読みなれたクローズドサークルものの体をなしている。しかし、こちらも予言や予知能力といった、ホラーやSFで扱われるような題材を組みこんでいる。青春ノベル的な登場人物のキャラや語りのため、不可思議な物語に強いリアリティや神秘な雰囲気をかもし出すほどの熟成はみられないが、そうした怪奇性や神秘性をもった設定やガジェットも、すべてより複雑で斬新・奇抜な謎解き空間を構築するための要素として、徹底的に生かし抜かれているのには感嘆させられる。重層する構成と論理、そして意外性と、推理以外の小説としての味も求めたいと思う贅沢心も吹き飛ばされてしまうほど、精緻にねられ考え抜かれた謎解きワールドの面白さに圧倒されてしまった。
魔眼の匣の殺人 Amazon書評・レビュー: 魔眼の匣の殺人より
4488027962
No.3
(5pt)

サバの照り焼きこそ本格推理だ。

前作の評価が良かっただけに、プレッシャーもあったかと思いますが、高くなったハードルを乗り越えてくれた作者様はホントに素晴らしいの一言です!!
気付いたら時間が過ぎていて、めくるページが無くなっていました。ついつい一気読みです。

以下、もしかしたらネタバレ?




前作と比べ、より本格派となり、登場人物の様々な思惑と予言、偶然が絡み合い、それが殺人に繋がっていく様子は、読んでいてとても引き込まれました。
また、クローズドサークルものにおける相互監視の重要性と危険性が上手く取り込まれているのには思わず舌を巻きました。

今回はより一層「ホワイダニット」に焦点があてられているように感じました。
かといって「ハウダニット」「フーダニット」が疎かになっているわけでもなく、しっかり納得の出来る解決をしてくれました。

また、キャラクターもより掘り下げられていて、主人公とヒロインの関係も今後どうなるのかとても楽しみです!
なにより終章で明らかになる、とある事実に「マジか!?」となりました(笑)
是非前作と併せてお読みください。
魔眼の匣の殺人 Amazon書評・レビュー: 魔眼の匣の殺人より
4488027962
No.2
(5pt)

前作より◯

屍人荘はアイデアは画期的だったものの、ミステリとしての難点がたくさんあった。今作はそれを見事に改善できていた上に、またしても奇想を練りこんでいる。奇想である予知能力が本物かどうかもしっかり検討されてるのが◎。
前作で上がりまくったハードルをしっかり飛び越えてきた、ミステリとして素晴らしい出来でした。
魔眼の匣の殺人 Amazon書評・レビュー: 魔眼の匣の殺人より
4488027962
No.1
(5pt)

新しいミステリーの開拓者!!

前回に引き続きクローズドサークル➕特殊な環境かにおけるミステリーになります。
まぁ前回がかなり衝撃的であり、これ以上の非日常は当然ありませんが、まさか、アレをあんな風にしてしまうとは。何を言ってもネタバレになってしまいます。
この作品ては何故殺人が起こるのかというミステリーの根幹の部分に面白さがあり、恐らく他の作品では体験した事のない衝撃を味わう事が出来るでしょう!!
巻末、嬉しい結びが(笑)待ち遠しいなぁ。
魔眼の匣の殺人 Amazon書評・レビュー: 魔眼の匣の殺人より
4488027962