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卑弥呼の葬祭: 天照暗殺
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卑弥呼の葬祭: 天照暗殺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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邪馬台国や卑弥呼に関する解釈は色々あって何が真実なのか?現時点では分からないが、one of them の説として理解できた。 兎にも角にも、過去の天皇が伊勢神宮には殆ど参拝した事がなかったと言う事実をどう解釈すれば良いのか?明らかに公開して欲しいものです。 | ||||
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「采女の怨霊」が面白かったので手に取ったのだが、正直イマイチ。天の岩戸神話に関わる真実の為に、こんなに沢山の人が殺される必要性はないわ〜。ネタバレというほどでもないけど、、、所謂、天照男神説や宇佐神宮が誰かさんの墳墓説や邪馬台国やいろいろ絡めて謎解きがされていくんだけど、古代史好きやその分野で知識がお有りの方からすれば、”そーかな?”という部分が…。他の作品は読んでいないけど、安直に神社での凄惨な殺人というのも、神社好きにとっては不快。 | ||||
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いつもの高田さんの小説です。 | ||||
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殺人ミステリーを絡めた歴史の捉え直し小説。 なるほど、そういうこともあるのかも、と読み進めました。 ですが、主役の萬願寺響子が、サイコロで八卦を占うシーンで、この占いのことを、著者は四柱推命と書いていましたが、間違いです。 サイコロで八卦を出すのは易です。 四柱推命は八卦ではなく、暦を見ます。 このようなずさんな間違いをされてしまうと、他の根拠も間違いじゃないかな…と思ってしまいます。 文書は面白いだけに残念です。 | ||||
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全シリーズ購読のファンです。 | ||||
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卑弥呼と邪馬台国というおなじみの太古の謎に、宇佐神宮や天岩戸神社といったこれまでにないテーマが組み合わさる。面白そうだったので、たとえトンデモだとしても、気持ちよく騙してくれるなら大歓迎と思って手に取った。そして結果は最悪だった。京極堂ばりに古典の引用を駆使して連想ゲームで本質に近づいていくのだけど、論証があまりにも弱い。Aという弱い仮説をもとにA'という仮説を立て、さらにそのA'をもとにA''の仮説をと砂上の楼閣をつくっていく…。「ここまでで大きな論理的な瑕疵は無いわ!」ってあんたマジか、な主人公の反応。で、何?殺人事件って結局なんか関係あった?首がなくなるのも?バラバラに井戸に放り込まれるのも?久しぶりにひどい本を読んだ。 | ||||
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小説の筋立ては、大胆な仮説を読者の前に提示するためにあったのだなと、私は読んだ。おそらく、古代史の謎を、研究的に書かれていたら、読む者は細部に迷い込み、結局、核心を摑み得なかっただろう。ただでさえ神様の名前は覚えにくい。しかし、物語を媒介にすれば、「霊祀り」「霊鎮め」という天皇家祭祀の本質に、容易に辿りつくことができる。その証拠に、本書のラストにおいて、「だからこそ、天皇家が重要なんです」というセリフが登場する。これは当然、単純な礼賛ではない。礼賛どころかむしろ、糾弾、ではあるまいか。なぜなら、著者はおそらく、まつろわぬ者たちの側に、立っているだろうからである。そしてこの目線こそ、「歴史を知る」ということなのかと、思った読書であった。 | ||||
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物語の途中までは謎の連続で面白く読めますが、後半からオチに近づくにつれパワーダウン。 謎解きもこじつけ過ぎるような…。 ちょっと残念。 | ||||
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宇佐神宮と卑弥呼の関係は良く扱われますが妻籠神社も出てきて大分が地元の私は興味深かったです。歴史の謎の部分は面白かったですが、ストーリーは最後の盛り上がりに欠ける気がしました。 | ||||
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高田崇史氏の本はほとんど読んでいます。QEDシリーズもカンナシリーズもすべて読んでいます。高田氏の歴史観に染まっているかも。 | ||||
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「神話は単なる空想の物語ではない」 高田崇史さんの作品を読むたびに、そう思わされます。 もちろん、私も「神が海を矛でかきまぜて日本列島を創った」のが史実だなんて考えていませんし、日本武尊が単身、蛮族を征討したとも思っていません。ただ、これらの下地になる何らかの出来事はあったのではないか、それをファンタジックに、あるいはデフォルメして、そして真実を糊塗するために朝廷に都合よく改竄しつつ編まれたのが神話ではないか、と感じさせられるのです。 本作「卑弥呼の葬祭-天照暗殺-」では、有名な「岩戸隠れ」にスポットが当てられます。これまでにも天岩戸と日蝕、さらには卑弥呼の死を関連付けた小説はいくつかありましたが、本作ではもう一、二歩踏み込んだ(あるいはひねりを加えた)考察がなされています。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、日本の成り立ちに話が広がっていきます。 作中で展開される「歴史の真実(?)」も充分なサプライズですが、本作で一番のサプライズは高田作品のファンにとってはジョーカー(もしくはドル箱)的なキャラクターである桑原崇が出版社の枠を超えて登場していることかもしれません。しかも、ゲスト出演レベルではなく、メインキャラの一人として。「講談社さん、太っ腹だなぁ」と思う一方、崇がさり気なく(?)講談社作品を宣伝するのを許している「新潮社さんも律儀だなぁ」などと、作品とは関係のないところでホッコリさせられました。とはいえ、響子さん、漣君、頑張らないとタタル君に乗っ取られてしまいますよ!次回作では成長した姿を見せてください。 「打ち砕かれる既成概念」、「覆される思い込み」、「逆転する常識」。これらを体験することは私にとって最高のエンターテインメントのひとつであり、それが楽しみで新作が出るたびに毎回、書店に走っています。今回も期待に違わず、楽しませていただきました。 脳科学でいうところの「アハ体験(日本では茂木先生が有名ですが、提唱者はドイツの心理学者らしい)」を何度も味わっている者の言葉なので、やや肯定的に過ぎるレビューかもしれませんが、同じ体験をなさりたい方には、是非手に取っていただきたい一冊です。 | ||||
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版元が新潮社なので「毒草師」シリーズかと思いきや、毒が絡まないせいか御名形史紋の出番はなし。代わりに『ファーマ・ヴュー』編集部員の萬願寺響子が本作の主人公というか、語り手となって進行する。謎解き役の桑原崇くんは物語の2/3を過ぎた辺りで漸く登場。ホントに謎解きのためだけに出てくるのだ。こんなことなら「QED」シリーズの一編にすればよさそうなものだが、博覧強記の歴史通とはいえ、つまるところ一介の薬局店員に過ぎない彼や棚旗奈々が繰り返し事件に巻き込まれる展開は近作中で「(棚旗奈々には)巻き込まれ体質がある」と著者自ら突っ込みを入れて胡麻化しているくらい無理が重なっているし、そもそも「QED」なら講談社が黙っていないから、苦心の結果が主役・萬願寺響子なのだろう。 さて、相変わらず評価が低いのは、古代史の謎と現代の殺人事件の結びつきが無理筋のためである。邪馬台国をテーマにした歴史ミステリに多くの先例あれども、ここに「万世一系」の血統の秘密を絡めたのは一応新機軸と思う。でもねぇ…。遥か昔の神話時代のご先祖様に繋がる秘密を護るために、その謎に迫ろうとする者、表向きの神話に疑問を呈する者を殺すという筋立ては全く以ていただけない。その秘密が暴かれては万世一系の正統性もゆらぐから、殺人を犯すに十分な動機になると崇くんは云うし、周りの皆も納得するのだが、「んなわけ、ないだろうが!!」。所詮は神話時代の話で、先祖代々の伝承があったところで、それを信じて秘密結社のごとく行動する輩がいるか? 聖書の記述を100%真実と妄信するキリスト教の原理主義者もいるそうだから、可能性皆無とまでは云わないにしろ、リアリティ無視も甚だしい。 崇くんが開陳する卑弥呼や万世一系の「真実」に対して、拝聴する面々がやたらと「! (感嘆符)」を連発して叫ぶのも興醒め。首都のど真ん中におわしますやんごとなき方が神の末裔と本気で信じているのでない限り、「あぁ、なるほど。そんな見方もあり得るよねぇ」くらいが普通の反応である。どんなテーマで何を語ろうと著者のご自由ではあるが、あくまでエンタテインメントとして成立させることが第一なのをお忘れなく。 | ||||
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