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(短編集)
それでも空は青い
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それでも空は青いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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これはもう群を抜いて「スピードキング」がよかったです。 これだけでもこの本を読む値打ちがあります。 感想に相応しい言葉をいろいろ考えたけど表現できません。 悲しいとも虚しいとも違う気がする。 読んで数日は頭の中でこの作品のことを常に考えてしまいます。 | ||||
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それぞれの話が、心に残り気持ちの良い時間でした。心地よい読後感です。 | ||||
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自分が死んだ事に気づいてない青年、近未来のロボット、少し切ない恋愛ものなど 内容はバラエティーに富んでいる。 短編の7話に共通の繋がりがあるなら、どれも未来は少し明るいということ。 短編集って巻頭の方がオススメという印象があったけど、これは逆。 読み進める毎におもしろさが増す。 そして最後の一話、とても気持ちよく読み終えた。 | ||||
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雲一つなく、抜けるように青い空。 辛いこと,悲しいことがあって,土砂降りの雨のように泣き出したい心境でも,やることなすこと上手く行かなくてどんより曇った冬空みたいな心境でも,こちらの事情とはお構いなしに空は青い。子どもの頃は,青く澄み渡った空を見ただけで気持ちが晴れるなんてこともあったのに・・・とまぁ,そういう風に思うことってありますよね。というか,大人になると,清々しい天気とは裏腹に,挫折とさえない現実の繰り返しだったりするわけで。 で,そんなさえない日々9割,ちょっと良いこと1割みたいな人生を,時にはほろ苦く,時にはほっこりと描いた短編集。 個人的に魅かれたのは,野球をテーマに描かれた「スピードキング」と「人生はパイナップル」。夢破れ,しがない現実を過ごしながらも,あの頃のまぶしい思い出が忘れられない中年男性。祖父に教えられた野球が人生の転機となり,野球が生きがいとなった青年。人生,良いことなんてそうそうないけど,案外捨てたものでもない,と清々しく思える作品で,飾らない等身大のメッセージに心が和みます。 不器用ながらもささやかな幸せに生きがいを見出す2人に思わずエールを送りたくなる「僕と彼女と牛男のレシピ」。世知辛いことだらけの現代社会にあって,いつしか置き去りにしてしまっていた優しい心を取り戻したかのような心温まるストーリーに,ほっこりさせられます。 ショートSF風の「あなたによく似た機械」や「君を守るために」は,ひねりの効いたオチがイイですね。ちょっとブラック・ユーモアが過ぎるような気もしますが。 ドラマティックでもロマンティックでもないけれど,何だか妙に胸に染みる・・・そんな1冊です。 | ||||
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今の私のメンタル状態のせいでしょうか、どの話を読んでいても悲しい気持ちになります。 ただ、どの話も、最後の部分でちょっとした「救い」がある仕掛けになっています。 悲しみに沈んでいるだけではいけない、悲しみ中毒になってはいけない、少しでも出口となるような光の穴を見出さなければ人は生きていくことはできない、そう話しかけられているような気がします。 | ||||
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