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永遠の出口
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永遠の出口の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 21~40 2/5ページ
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学校の課題で、夏休みの読書感想文用に購入しました。定番ですよね。 | ||||
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移動時に便利な単行本を安くで買うことができてありがたかったです。共感できる部分もまああったかな。 | ||||
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なんともあの頃を思い出させる絶妙な一作。一読の価値ありですよ! | ||||
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文章に張りめぐらされたユーモア(面白い、という意味だけではなく)が、そのまま本を持つ手に伝い、確かな人間性のあたたかみを感じさせてくれました。 この小説は、森絵都さんの吐息のようなものでしょう。作者自身のうちにあるぬくもりが、何を書いてもその作品に滲み込むというのは、森絵都さんが本当の意味でのすぐれた作家である故でしょう。 ITの奴隷と化した現代人の忘れ物を、森さんはしっかり示してくれています。 | ||||
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まだ途中ですが、すらすら読め、また心にひびく内容もあります。 | ||||
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主人公である一人称が、子供時代から青春時代まで、その時々のエピソードを綴った連ドラ的短編集?ともいえる作品。(「北の国から」的な構成) 私は男性なので、「ふぅん女の子の子供時代ってこんな感じなんだ」と感じた。私にも、主人公たちと同じく3つ離れた姉妹の子供がいるので、彼女らの未来と重ね合わせたりして興味深かった。 ただ「恋」の章、これは完全に「女性の想像によって書かれた小説」だ。女性サイドからは、高校生男子はそのように見えるのだろうか? この「保田健一」というカレシは、実際に男性として高校時代を体験した私(ヒューブーンσ(^_^)のこと)としては、ちょいと透明すぎてリアリティーがない。少女漫画に出て来る男性に、同性(男性)が違和感を覚えるのに近い感じ…といえば当たらずといえども遠からず?かも。 | ||||
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小学生から大人になるまでの女の子の話でした。 誰もが持っている子供の頃の精一杯の恥ずかしい記憶がよみがえります。 家庭も自分も理想の優等生などでは無いけれど、私なりに踏ん張って強く生きて行きます。 みたいな読後感を持ちました。 | ||||
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臨場感のある表現力と、身近なストーリーは、誰にでもある子供時代をすぐに思い起こさせます。 言葉使いが上手く、テンポよく読めました。 永遠の出口の向こうを知ると、なんだか元気になってきました。楽しい作品です。 | ||||
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他人の日常を覗いてしまったようなリアルさがあり、なんだか見てはいけないものを見てしまったような感覚にも陥りました。 小中高と自分の経験と重なる部分がほとんどなく、共感というよりも未知の世界という感覚に近かったです。 人生はいろいろ。 想像さえできなかったようなことがたくさん起こる人生、これからのことを憂いても仕方がない。 振り返れば「楽しかった気がする」人生を歩んできたのだから、これからもきっと想像できないことばかりが起こり、 「振り返れば楽しかったような気がする」人生を歩いていけるのでしょう。 と思えたお話でした。 | ||||
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森絵都の長編小説。 一人の少女が、様々な切ない経験を通じて、大人になってゆく物語。 読みやすく優しい文体。心理描写の繊細さ。 安定した力量に支えられた、緻密なストーリー展開。 しかし、この作品の魅力は、それだけではない。 丸くてやわらかな文章とは裏腹に、 森絵都は、けして人生をきれいごとだけでは語らない。 傷つき、迷い、思い込み、踏み外し、すれ違い、別れる。 生きれば生きるほど、人生は込み入っている。 戸惑い、つまずき、手探りで、時には転んで、 どうしようもない現実と限界がある。 大人になった主人公は、相変わらず、悩み、不安を抱えながら、 でも、そんな中で、少しだけ足を止め、 今までを振り返り、そして、また、歩き出す。 私たちひとりひとりが、そうしているように。 | ||||
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一人の少女の青春時代を綴った物語。誰もが「あー、わかる」と思うようなエピソードがちりばめられています。 切なくて、ちょっと笑えて、ファンタジーなのに現実的。若者の危うさや瑞々しさが鮮やかに描かれています。 十代で読むのもいいですが、歳を取ってから読んだ方が感じることが多い気がします。いつかまた読んでみるつもりです。 | ||||
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主人公「紀子」の小学三年生から高校三年生までを、大人の紀子の視点から書いている本です。この本の題材は皆さんが子供の頃に経験したことです。友達との別れ、親との喧嘩、失恋、卒業・・・。題材としては、皆が経験するようなことです。この本の特徴は、著者の鮮やかな表現にあります。豊富な語彙や巧みな比喩で、これらの経験を私たちに蘇らせてくれます。感情移入しやすく、言葉遣いの勉強にもなる本だと思います。ちょっとだけ過去に戻ってみませんか? | ||||
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10代の少女の成長を描いた小説です。 時代背景はちょっと古いですが、40代の人は懐かしく読めるのではないかと思います。 特別な物語ではなく、誰にでも起こったことのあるような内容です。 昔の自分はどうだったのかな、と考えさせられました。 読んで損はない一冊です。 | ||||
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初の作家さんで、全くの予備知識も無く読みました。 ミステリーばかり読んでいた私には、新鮮な世界です。 年代も近いせいでしょう。 ただ、ただ、懐かしく、ほろ苦く、甘酸っぱく… 色々な想いが、頭の中を交差します。 ●永遠の出口 ●黒い魔法とコッペパン ●春のあなぼこ ●DREAD RED WINE ●遠い瞳 ●時の雨 ●放課後の巣 ●恋 ●卒業 以上の9編からなり、大人になってのエピローグへと続きます。 少女から大人へと脱皮していく様が、とてもリアルです。 「誕生日会」が当時、自分の中での年中行事で、最大に大きかったこと。 担任の先生が怖かったこと。(とくにおばさん先生) 初めての失恋…。 読みながら、色々と思い出すことが出来て お腹がいっぱいになりました。 二度と思い出したくもない、出来ることなら封印してしまいたい 自分の愚かさも 苦笑いで思い出しました(笑 無知だった時代。 無知だけど、その分純粋だった 誰もに読んでもらいたい本です。 | ||||
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何の予備知識も無く読みました。 最初は小学生が主人公の作品か?と思いましたが、一人の女の子の目を通した 小学3年から高校3年までの様々なエピソードの連作でした。 読後に初めて森絵都さんが有名な児童文学作家であること、その代表作が「カラフル」 や「DIVE」であり、この「永遠の出口」が初の大人向け小説であったことを知りました。 大事件が起きるわけでもなく、謎解きも超常現象も何もない、多感な10代女性のその 時々の思いがつづられているわけですが、あまりにも巧みな描き方に、すぐに引き込まれ てしまいました。 私は男ですが、作者と近い年代を過ごしてきたこともあり、自分の学生時代を振り返り ながら、共感することも多かったです。作者は1968年生まれですが、同じ年代の女性には 最高におすすめの小説です。きっと私以上に共感出来ることでしょう。 | ||||
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本書は読みやすいとの評判だったので小学6年の息子のために購入したのですが、途中で読むのをやめてしまいました。どんな内容だったのかなと思い手に取りパラパラと読んだのですが、途中から余りにも面白くまた同感できる部分が多く、いつの間にか読みふけっていました。 これはきっと1968年生まれの森さんと70年生まれの私との年齢の近さからくるものなのだと思います。男性と女性の違いはあれど、何となく自分史を読んでいる感覚でした。小学3年から高校3年までの人間が一番多感で、一番成長し、一番変化する時期で、一番懐かしく思い出の多い年代だからこそ、共感できる部分が多いのでしょうね。 | ||||
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不器用で何も知らない学生時代は自分にも確かにあった。 どんな未来でもありえたのだ。そしてまだまだ未来は続く。 | ||||
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ハチ目漱石ストラップが欲しくて集英社文庫をまとめ買いしたうちの一冊(結局ハチ目漱石はあたりませんでしたが)。そんななので特に深く考えず買ったのですがいい本でした。愛読書のひとつになりそうです。 ある女の子の小学生から高校卒業までの間のいくつかのエピソードが紹介されます。最初のうちは、男性として、女の子の日記を覗き見をしているような少々恥ずかしさを感じましたが、読んでいくうちにそんなことも忘れ惹き込まれました。男女の違いを超えて、なんかしら同じような経験というか同じような気持ちになったことをつい思い出しました。敢えて言うなら、全部が全部同じような経験や思いをしたことがあるわけではなくて、同じような経験や思いをしたことがあるような気がしてきたというのが正確かもしれません。行動や行為に特に説明できるようなきっかけも理由もなかったり、ひとつひとつ新たな気付きを得て視界が広がるような思いがしたり、なんてことない行動にわくわくしたり、初めての感情に戸惑ったり等々、成長期に独特の世界、自分なんかほとんど忘れてしまっている世界、感情を、この作者さんはしっかり覚えてるんですね。この辺が作家になる人との感性の違いなのでしょうね。特にこの作者さんは妙な感傷や罪悪感、優等感など、どこかに偏ることなく、思春期の心の動きをしっかり捉え、さっぱり切り取り、すっきり描いているように思います。けれんみを一切感じさせないきれいな書きっぷりです。内容的には痛快無比というばかりの話ではないんですが実にさわやかな読後感。他のレビュアーの方も仰ってますが、大人になった主人公が昔を振り返るという書き方も相まって、素直に気持ちよい追憶感に浸ることができました。 どのエピソードも印象的なのですが、特に記憶に残っているのは、お誕生日会の話、バイトの話、初恋の話、スターウォッチャーズの話。強いて言えばエピローグは要らなかったかな、少し追憶の邪魔でした。 | ||||
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主人公の女の子ノリの小学生から高校3年生までのお話。 嫌われ松子の一生の短いバージョン?というような感じ。 平凡だけども、学生時代の友達、家族、先生、部活、恋人 や挫折、反抗期など誰もが経験していることが描かれている。 読んでいくうちに、学生時代を思い出しなつかしいと感じるだろう。 小学生に戻りたい… | ||||
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『永遠の出口』です。著者初の大人向け作品、ということになります。 中身は、紀子という普通の女の子の小学校三年生から高校三年生までを、その年代その年代においての大きな出来事を描くことによって連作短編という形にしています。 一人称、ではありますが、あくまでも既に大人になった視点から「あの頃の私はこうだった」と振り返っている形式です。 著者がその年代だった頃をベースにしているようで、作中では1970年代、80年代の描写が多々出てきます。 それぞれのエピソードが短編として秀逸です。細かな伏線の張り方、随所に見られるセンス溢れる文章表現、登場するキャラも主要人物に関しては使い捨てではなく紀子の人生の随所で思い出されたり実際に登場したりします。また、語り口が常に、大人になった今から思い出してみると、という俯瞰なので、児童文学にありがちな主人公の視野の狭さにもどかしさを覚える、ということも無かったです。 一つ一つのエピは、当時の紀子にとっては大きな出来事だったけど、通して一冊で考えると、あくまでも普通の人の前半生です。 逆に言えば、普通の人の普通の人生、普通の日常シーンを、これだけ読み応えのあるものに昇華した優れた小説だとも言えます。 主人公は中学時代にちょっとグレかけるのですが、性的な方向でハメをはずす道へ行っていない、というのが他作品との差別化になっているとも思います。 作者の児童文学作品と比較すると、先述した通り大人から振り返ってという視点なので、作中の主人公へ対しての没入は深くないというか、一歩引いた感じになります。感情移入が浅かった、ということで評価は★4です。 | ||||
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