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(短編集)
アーモンド入りチョコレートのワルツ
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【この小説が収録されている参考書籍】
アーモンド入りチョコレートのワルツの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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もともとは、中1の夏に出遭った本。 文庫になって大人が読む本に仲間入りしてたのにビックリした。 大人にならなきゃいけなくなった子供の切ない心 ・・って子供は案外自覚してて、 だから子供は絵都を読むんだろうなって思ってる。 (いや、最近の子供ドモはケータイ小説なのかもしれませんが。。) うちは。最近久々に読んで、昔ほどじーんて来なかったしさ。 でも当時…子供の頃の「じーん」自体は 今でも忘れてないのが、人間て不思議ですよね。 | ||||
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恩田陸や姫野カオルコと同様に、この人も映像的な記憶力を持っているんでしょうねぇ。あの頃をはっと思い出させます。短編だけに読後感は軽いですが楽しめます。 | ||||
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3つの短編が収録されています. どれも中学生が主人公です. 自分より若い主人公の話だと,ついつい昔を思い出しながら読んでしまいそうですが, この本は,「そうそう」と共感する感じでした. いつまでも続いて欲しい時間が,終わる瞬間. いつまでも続かないことが分かる瞬間. それでも,なんとか続けようとする自分. そんな場面を読みながら,「そうそう」と思っていました. 「この時間が永遠なら」「この日常が続けば」と誰しも思ったことがあると思います. いいことも,嫌なことも,正面から書かれているような本です. ものすごい癒し効果があるわけではないけれど, ちょっとほっとする,良い本だと思います. | ||||
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とてもおもしろかったです。 私的にわ『アリアのワルツ』が一番かなぁ・・・。 この本は、森絵都さんの作品の中でも、かなりオススメ↑↑ 特に難しぃ表現も無くて、読み易ぃデス。さッぱりしている感じが好き!!! 買ッて損することわ無ぃ!!!・・・ハズ((爆 『カラフル』とかも大好き(0v0●)+* 森サン、これからもがんばって''さぃ。 | ||||
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その瞬間は一生懸命でもいつの間にか忘れてしまう出来事。 そんなことを繰り返しながらいつしか大人になっていく。 なぜ、森さんの手に掛かるとこんなにも生き生きとした話になってしまうのだろう。 成長していく過程の一瞬を鮮やかに切り取って見せてくれる。 どんなにあがいても時間の流れを止めることは出来ない。 今だからこそ理解できる成長期の自分。 忘れかけていた情熱を思い出させてくれる作品。 | ||||
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なんて清々しい本なんだろうと思った。 思わず窓を開けて空気を入れ替えて、カーテンが風にそよぐ様をじっと見ていたくなるような。 うっとりと木漏れ日を浴びていたい気持ちになる。 これはそんな本だ。 3つのお話から成り立っている本。 どれも思春期の少年少女たちの心情を切り取ったように読者に見せてくれる。 それがもたらすのは、純粋な失われた時に対する感傷。 きっと僕がその時期を通り過ぎてしまったからなんだろうけど。 中学のころに読んでいたら大事にできたと思う。 でも僕は二十歳で少し大人になりすぎているから。 この本は眩しくて、ちょっぴり憎らしくてそして美しい。 | ||||
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短編というコトで初めはそのことは知らずに買ってしまってちょっぴり後悔しましたが、可愛いお話だなって今は思います。 特に「彼女のアリア」という話が好きでした!同じ悩みを持つ男女のお話で2人は放課後にお互いの悩みを話し合っていくうちにどんどん親密になっていったりで本の名前どうりワルツのような感じですすんでいくお話デス(^^) | ||||
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誰もの肌になじむことばで綴られた三篇の物語。 この奥歯に沁みるやさしい痛みは、繰り返し傷ついて耐性のついた(と思っている)大人には より身近に感じられるのではないかと思います。 またたく間に過ぎ去ってゆく一瞬が、「ぼく」と「わたし」の血となり肉となるのです。 たとえそれが大人たちにとって都合がいいだけの現実だとしても。 めいっぱい泣いて笑って輝いていた、あのときのあなたが目を醒ますかもしれません。 | ||||
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傑作中編集.初めて映画の「スタンド・バイ・ミー」を見終えたときと似た感覚を受けた.上手く説明できないことがもどかしい.表現力が陳腐なのか,語彙量が少ないのか,はたまたその両方なのか. 誰にでもあった青春時代に入る一歩手前,心が一番弱く,繊細で,感じやすかった時期.その時期の最後の時間が各作品とも綴られている.登場人物たちはみな優しかった.取って付けた様な「偽善的優しさ」ではなく不器用でリアルな優しさ.それでいて物語はファンタジーにも似た幻想的な魅力に溢れていた. 戻りたくても戻れない.時は流れていて,誰にもそれを留めることは出来ないのだから. でもこの物語はそんな時間を切り取ってくれた.戻れなければ思い出せばいい.実際よりも過去の時間を少し綺麗に加工してくれたこの本を読むことによって. | ||||
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この本は図書館で児童書のコーナーで見つけたが、読んでいくうちに、これは大人でも充分共感できる本だと思った。 なぜなら、自分が心身とも複雑な思春期である年齢に戻り、(または、思いおこし)どれかの登場人物に自分自身を当てはめることができるからだ。それだけ、筆者の13〜15歳の心理に精通しているかのような文章には驚かされる。 そして、多少なりともピアノを弾いたことのある人、弾いている人は、この本に紹介されているかのようなピアノ曲を弾いてみたいと思うのではないだろうか(実際私がそう)。 なかには、バッハの「ゴルドベルグ変奏曲」など、なじみのない人には曲が想像しにくいのでは、とは思うものの、ちゃんとその曲の逸話(不眠症のために創られた・・など)が説明してあって、問題なく、物語に入っていけると思う。 | ||||
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多感な年頃の男のコたちの切ないけれど、きらきらした夏の物語。 あたたかくて淡い、可愛いちいさな恋の物語。 素敵な人たちと夢のような時間を過ごす物語。 3篇からなる作品。どの物語もとても素敵でこころに響きます。 思春期特有の気持ちが。とても繊細かつ巧みに描かれていて その頃の自分を懐かしく重ね合わせてしまいました。 どの物語にも、素敵なクラシックが美しく溶け込んでいて 良い雰囲気を生み出しています。 3篇とも凄くお気に入りで、だいすきだけれど・・・ ひとつを選ぶとするならば、3篇目かな・・・ 素敵な洋館に住むピアノの先生、絹子さんがとても魅力的。 ピアノレッスンでの夢のように煌く素敵な世界と、 現実の冷静な世界が上手く融合していて素晴らしいです。 サティを聴きたくなってしまいます♪ | ||||
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恥ずかしながらこの作品で森絵都さんデビューしました。文章がとても 読み易く、物語の背景・曲目を思い浮かべながら(予想しながら)、 少年・少女達の心情を感じている自分に気づきました。3作品とも 読み終えた後「この感覚、懐かしい・・」と感じました。もの凄く昔 なのに(しゅ〜ん・・) リアルタイムの学生さんたちはもちろんですが、仕事に疲れている人に もお勧めだと思います。自分自身がそうなので・・ | ||||
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中学生の時に「カラフル」を読んで以来、好きな作家さんです。 数年でお肌の曲がり角を迎える歳になっても、何故こんなに すっと清々しく読めるんでしょうか。 子供と一緒に、親子で楽しめるのではないでしょうか。 優しくて、澄んでいて、とても素敵な小説です。 さすが森さん、と言いたくなってしまいました。 | ||||
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他のレビューを見てもわかるように、本書の3編はそれぞれテーマとなる曲がある。クラシックやピアノ曲に親しみのない人のために曲の解説がさりげなく入っているが、話自体は曲を知らなくても問題なし。 子供時代~少年時代の色彩の中で、どこか心温まるストーリー。作家の方々が賞賛するだけあって、すんなりと読者を引き込ませる文章力はさすが。おかげで通勤の暇つぶし用に買ったのに、結局一日で一気に読み終えてしまった。 読みやすいので誰でも楽しめるが、特に少年時代を振り返って感傷に浸りがちなお年頃の方にオススメ。 | ||||
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昨今の児童文学ムーブメントの中で文芸評論家・北上次郎氏が数多のキラ星作家たちの中で一押しし続けているのが、森絵都さんである。ついに来た! 彼女の作品の待望の文庫化が本書だ。収録されている3篇の小説にはそれぞれクラシックの或る名曲が通底奏楽としてキリリとやさしく流れている。①従兄弟の少年たちだけが集まって別荘で一夏を過ごす話では、親分格の少年は毎晩寝る前にクラシック観賞タイムを強制的に設ける。子どもたちはレコードのはじめから、あるいは途中で居眠りしてしまう。なんでクラシックを聴かせたいと思うのか? ②不眠症の少年が球技大会をさぼるために、誰もいない旧校舎に忍び込むと、バッハが不眠症者の為に描いた曲がピアノの旋律に乗ってどこかから聞こえてくる。少年は音の聞こえる場所へ行ってみる。そこで・・・。③魅力的で不思議なピアノの先生と少女の繊細であたたかい交流の話。どれもほっぺたを寄せて抱きしめたくなるような逸品揃いである。 | ||||
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表紙のデザインに惹かれて買ったのですが、中学生時代が懐かしくなるような素敵な作品です。 3篇の物語にはすべてクラシック音楽が絡んでいます。シューマンの「子供の情景」、サティの「童話音楽の献立表」など。有名な作品ではないので、私自身は曲自体は聴いたことの無いものでしたが、読みながら曲をイメージし、音が流れている感覚で本を読むことができます。出てくる音楽を、みんな聞いてみたくなりました。 登場人物がみんな魅力的です。中学生の、自分を抑えられなくてついやってしまう衝動的な行動や言動。嫌な奴だと思ってしまいつつも、裏にあるその人の思いを知ると、急に許してしまう感覚に陥ります。 「駄目な自分。それはそれで仕方ない。だからあなたはあなたを受け入れなさい。」とすべての人に後押ししてくれているような「やさしさ」をテーマに持ったストーリーです。 | ||||
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夢中でページをめくるその指先から、今にも明るいピアノの音色があふれてきそうな、森絵都さん初の短編集。本のタイトルにもなっているエリック・サティの「アーモンド入りチョコレートのワルツ」をはじめ、3つのピアノ曲から生まれた3通りの物語が収録されている。森絵都作品では定番のことながら、物語の主人公たちは、大人と子どもとの境で揺れ動く少年・少女たち。2つ目の「彼女のアリア」では、卒業式当日の、どこからか古ぼけた香りがしてきそうな旧校舎の音楽室を舞台に、中学生のつつましくささやかな恋愛が描かれている。素直じゃない僕だけど、森絵都さんの才能にちょっとだけ嫉妬した。 | ||||
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思春期のなんともいえない時期を表現した短編集。 児童書だけれど、コレはある意味大人が読んだらまた別の感動があります。 まさしく小学生から中学生を対象にした本なんですけど、 思春期の子が読むのと、大人が読むのとでは、全然ちがった感想が出ると思います。 瑞々しくて爽やか。そしてシックな雰囲気の小説です。 | ||||
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森絵都の本すべてに共通するんですけど、 なんだか読んでてあったかい感じがします。 3つの短編からなっている本ですが、 どれにも共通してある曲がついています。 その曲を聴きながら読み直してみたくなる、そんな本です。 活字慣れしていない人にも楽に読めるし、 すべての人に楽しめる本ではないでしょうか? | ||||
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感動しました!!泣けてきます!!この本を読んで、この本に使われた三つの曲が聞いてみたくなりおもわず、この三つの曲のCDを買ってしまいました。それほど感動したんです。十三歳・十四歳・十五歳と言う思春期の時期を、いろんな観点で書いていました。みなさんも、この本を読んで思春期と言う時期をもう一度体験してみては? | ||||
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