長い日曜日
評判
長い日曜日の評価:
4.00/5点 レビュー 6件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1〜12 1/1ページ
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第一次大戦で戦死したはずの家族が生きている。まさか、という思いで出かけると、それは別人。脱走兵が入れ替わった??……というように、次々と展開して、いい意味で読者をケムに巻くリオノーラと違い、こちらは、恋人が死んだ「とされる」1日のうちで何があったかを、戦場を知る上兵や、夫と手紙をやりとりしていた妻らを一件一件尋ねて、だんだんわかっていくという仕掛けなのです。いや、仕掛けといっていいんだろうか。同僚たちに会って真実を聞くヒロイン、マチルダは、車いすの美女ですが、車椅子探偵ってわけでもなく、調査もしない。ただ聞いたり、手紙を受け取ったりして読んでるだけー。
これだと、人物のキャラも浮かばないし(手紙なので間接的です)、主人公が探偵やるわけでもないし、見どころないじゃん!
それでもそれでも読んでよかったと思うのは、リオノーラの肖像と同じく、第一次大戦の脱走兵をテーマにしているところ。
第一次大戦は、世界で初めての、大量破壊兵器でドンパチやる近代戦。それまでの戦争は、「男らしい、荒々しいピクニック」で、「ロマンにあふれた冒険」であり、「クリスマスまでには帰れる」短期決戦型。けど、戦車やら毒ガスやら出てきちゃったら、ある程度までは機械ができるわけで、そうなると、両軍疲弊せず、いつまでもやる。まさか4年も続くとは、志願した少年たち、誰も思っていなかったらしい。
話 が 違 う。
この、「嘘だろ」「瞞された」感覚は、シャブリゾのほうがさすがによく出ていた感があります。どこか突き放してクール。ユーモアもある。
表紙が映画でヒロインを演じたオドレイ・トトゥ。彼女の美貌に助けられて読み進みもしました。
これが「?」だった方は、大戦の歴史背景も詳しい、「リオノーラの肖像」をおすすめしまっす