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バガージマヌパナス わが島のはなし
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バガージマヌパナス わが島のはなしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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この本はガジュマルの木の下で 自由奔放な綾乃と強烈な個性を放つ老婆オージャーガンマー いつものユンタク(おしゃべり)からはじる 沖縄の方言、風土、風俗が二人を中心とした物語の隅々にちりばめられているので自然と頭の中にはいって溶け込んでくる 物語が良かったことはもちろん私は学術書とは違う小説という形で沖縄の雰囲気が生き生きと伝わってきた事が何よりだった 沖縄は信仰や風俗の観点から研究対象にされている事が多いが、 それらとは違う何かがここにはつむぎだされていた 特に物語にはユタ(巫女)という沖縄独特の信仰が描かれている。 ただ神秘的だとか、学術的に貴重だとかいうのではなく そこではどのように民衆の中にユタが関わっているかということ、 また、ユタになる側はどんな気持ちかなんてことにも想像が膨らませる事もできる。 作者の描写力ある表現で頭の中は爽やかな潮風、暗闇や満天の星でいっぱいになりながら一気に読んでしまった一冊です | ||||
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普段はぼけーっとしているけど、やるときゃやるさぁ!の自由奔放な マイペース女・綾乃と、天真爛漫、純真無垢の女・オージャーガンマー。 ふたりの周りでわらわらと巻き起こる騒動、珍事の数々や、沖縄の島の方言を 盛り込んだ会話に、どひゃー、ぐわぁーと叫びながら、くつろいだ気分に 浸っていました。 物語に吹いている風、行間から聞こえてくる三線(サンシン)の音。 のんびりしたおおらかな気分が漲っていて、気持ちよかったな~~。 琉球民謡の「テーゲー テーゲー テーゲーヤッサ」(楽に生きましょうね、 楽にね)の歌詞が、すごく気に入りました。 「風の吹くまま、気のむくままに 生きて 生きてみたいのさ」 | ||||
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ある放蕩者が悩んだ末に自分の進む道を選 ぶ、という描写は就職活動を控えていた自分 に励みになった。 何より心打たれたのは、ユタとして働くよ うになっても、綾乃が島人(シマンチュ)とし ての気概を忘れなかったことだ。大和人(ヤ マトンチュ; 本土に住む人たち)が必死にな って働く姿を冷めた目で見つめ、報酬は食べ て飲んでいくだけの額を除いて、助手で親友 のオージャガンマー(オージャ家の次女の意) に与えてしまう。 綾乃のこうした信念と行動に、人間の本当 の幸せって何なんだろう?と考えさせられた。 | ||||
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主人公「綾乃」とオージャーガンマーの絶妙なコンビが最高によろしい。物語を読み進めていくほどに、どんどんこの島の風景、空気、綾乃、オージャーガンマー、が目の前に浮かんできました。でも一番笑えたのは、綾乃がユタになる、ならないと神様とやりあってるときかな。 | ||||
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