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シャングリ・ラ



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シャングリ・ラの評価: 3.26/5点 レビュー 88件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.26pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(1pt)

舞台設定は最高なのに・・・

もったいない、といいたくなる作品。
 舞台設定の外郭となる部分はとても魅力的だったけど、仔細の描写が稚拙と言わざるを得なかったかな、と。

 設定から必然的に生まれるテーマが、どうしても社会的なものに傾いてしまうし、あの裏表紙のプロットを読んで作品を手に取る読者も、実社会との高い相互性を求めてしまうと思うので、ある程度深い取材をした上で取り組まないと、薄っぺらさとか、ハリボテ感が否めなくなってしまうように思えます。そういう意味では挑戦的な設定だったけど、取材不足が原因で、コケちゃった感があります。

 当作品と似た設定に、石田衣良氏の「ブルータワー」がありますが、氏の場合は社会的情景をそれなりに抑え込んで、登場人物(特に主人公)の主観に絞って物語を展開してバランスを保ってるように思えるので、その辺の工夫とか器量が著者にもう少しあれば、違った感じがします。

 例えば、この小説の軸の一つのなる「経済」に関する著者の考え方は、浅はかかと。
 「株」という資産に触れる機会が一般人にも広がってきた現代で、これを軸に添える作品を描くなら、そして、突拍子も無いくらい遠い未来や異次元の世界を描写するのではないなら、もっと現実の「経済」にリンクさせて、説得力を持たせた展開を持ち込んで欲しかったと思います。
 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、素人なら騙せる、という次元以下の理屈を展開されても、興醒めしますよ。

 例えばアニメファン、とか、限定されたある種特異なマーケットには通用するのかもしれません。
 でも、「小説を読む」というスタンスで挑むと、読了するのがかなり苦痛です。
 「リアル鬼ごっこ」を呼んだ時の衝撃には及ばないまでも、それに近い空気を感じます。
シャングリ・ラAmazon書評・レビュー:シャングリ・ラより
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No.5:
(2pt)

駄目でした

評判がよかったので読んでみたが、読んで数ページで自分には合わないと思った。そのまま最後まで読み切ったが、初めの印象は残念ながら変わらなかった。
とにかく登場人物が不死身で人間離れして強すぎる。まるでアニメの登場人物のようだった。
主人公がブーメランで戦車を倒すなんて、どう考えてもあり得ない。この時点でこの小説を読む気が失せてしまった。
後半に出てくる女医もどう考えても死んでる状況に陥っても全く死なない。あまりにもスーパーマン過ぎる為、完全に引いてしまった。
読書の評価というものは本当に人それぞれなのだと感じた。
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No.4:
(1pt)

どうして・・・

期待が大きかったぶん、正直がっかりしました・・・。
前半は、風の谷のナウシカが頭を離れず、後半は設定にも登場人物にもまったくついていけませんでした。
登場人物の性格は1ページごとに変わっていくように思えたし、収拾がつかなくなると、オカルトに逃げ込んでまとめてしまっているように私には思えました。

ただ、好きな方もいっぱいいらっしゃるようです。好き嫌いがはっきりでる作品なのかもしれません。買う前に立ち読みすることをお勧めします。
シャングリ・ラAmazon書評・レビュー:シャングリ・ラより
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No.3:
(2pt)

書いている途中で作者に何か起きたに違いない・・・。

表紙買いです。幻想的要素を織り交ぜつつ、哲学や科学を骨に物語を進めるものだと思っていました・・・後半に入るまでは。

少なくとも前半は稀に見る出来。壮大な建築物と超科学技術。森林化政策とゲリラ。

次世代の地球型経済システムとマネーゲーム。不可思議な異能に儀式。それらを引き立てるキャラクターたち。台詞に表れる教養的要素。とても面白かった。

おかしくなったのは戦闘が多くなる中盤からだ。

まず何より、本当に前半を書いた人か疑わしいほど台詞やキャラ作りが稚拙になる。新キャラは特に酷い。

話は突然B級未満のハリウッドコメディー然と化し、時間の経ち方にも違和感が出てくる。

そのまま終始落ち着きなく物語は進んでゆき、”逆の意味で”予想も出来ないオチに漂着する。

書いている途中で作者に何か起きたに違いない・・・と思いたい。
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No.2:
(1pt)

嫌い。

読んで損したなぁ・・・

とにかく設定は魅力的だった。

アイデアはいいし、それをなんとか消化した著者の力業は良しとしても、

あまりに登場人物たちの台詞が軽く、人間味に欠ける。

SFだから人間が描けてなくていいか、と言えばそうではない気がする。

舞台設定は良くできていたので、星一つ。

本好きには向かない気がします。

期待はずれ。
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No.1:
(2pt)

息もつかせぬ、ノンストップ一大アクション絵巻

スカイパーフェクTV/ケーブルテレビで放送中のミステリー番組専門チャンネル「ミステリチャンネル」では毎年「闘うベストテン」を選出している。本書は’05年、そこで6人のミステリ評論家たちによって国内部門の第1位に輝いたマニアックな作品である。また「このミステリーがすごい!」の’05年国内編第16位にもランクインしている。

舞台は約100年後の熱帯となった東京。都心の気温を下げるために東京は世界最大の森林都市へと生まれ変わる。しかし地上は難民で溢れ、空中積層都市アトラスに居住できる者は僅かだった…。

かつて香港に実在した“九竜城”を彷彿とさせる「ドゥオモ」を本拠地とする、反政府ゲリラ“メタル・エイジ”の美しきティーンエイジャーの総統・國子、国際炭素経済をコンピューターで操る天才少女・香凜(かりん)、平安絵巻そのままに十二単を纏い、衣冠束帯の従者、女官をしたがえて牛車に乗る深窓の姫君・美邦(みくに)。彼女たちを中心にニューハーフや女医博士、政府軍の将校らが荒唐無稽なバトルを繰り広げる、息もつかせぬ一大アクション絵巻。

そして、東京には積層都市「アトラス計画」の元となった、古代までさかのぼる大地の秘密・“ヘキサグラム”が隠れていた。

とにかく、読んでいても次々に予想外の展開が炸裂する、ミステリーというよりはSFといった方がよい、ハードカバー592ページ2段組、原稿用紙にして1600枚という大作である。

これはもう何も考えず、立ち止まらず、ただただページをめくってゆくしかないノンストップ・エンターテインメントである。
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