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こうして彼は屋上を燃やすことにした
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こうして彼は屋上を燃やすことにしたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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悪くない作品だと思います。 心に残る青春ジュブナイルと銘打たれたように清く正しく、審査員を務めた麻枝准氏が如何にも好みそうな物語でした。 それだけに奇抜な作品が多いガガガ文庫の作品としては、尖った部分が少なくレーベルファンからすると少し物足りないかなと。 「彼氏にフラれちゃった、さぁ死のう」という少女が主人公で、登場人物たちもそれぞれに悩みや事情を抱えているのですが、悩みのない人や逞しい人は彼らにあまり感情移入できずに最後まで読み切ってしまい、「え、これで終わり?」という感想を抱くと思います。逆に失恋直後の人や何らかの重い悩みを抱えている人は、感情移入できるのかな。登場人物たちの心情を理解できれば、最初から最後まで楽しめるとは思います。 残念ながら私はどの登場人物にも感情移入できなかったので、あまり楽しめませんでした。 文章力、構成力共に光るものも感じられず、大賞受賞作という割にはあらゆる意味で平凡という印象です。台詞回しも痛く感じられ、ギャグも面白くない。 ……あ、ただラストのドロップキックだけは面白かったかな。 感情移入さえできれば名作に化ける、そんな作品だと感じました。 | ||||
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村上龍さんの作品に、自らの高校生活をモチーフにした『69 sixty nine』という自伝的小説があります。 もちろん、空想と現実、前向きなキャラと後ろ向きなキャラ、ライトノベルと現代小説と様々な違いは、というより違いだらけですが、短い高校生活を精一杯駆け抜けるという疾走感は共通しているものがあると思います。 ブリキの告白でターニングポイントを迎えるわけですが、そこからの収束は見事のひとこと! 読んで損はないと思います。 絵も可愛いですしね。 | ||||
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文章にとくに光るものがあるわけでもなく、ご都合主義も目立つ。 登場人物たちの行動原理もなんとなく共感しにくい。 ……ただ、なんか良かったなぁ。読後感が妙に清々しいのだ。 読んでる間はいろいろとひっかかるところがあったが、読み終わってみるとあまり気にならなくなった。 星3.5といったところだが、作者の今後に期待して星4で。 | ||||
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お気に入りラノベレーベル・ガガガ文庫の大賞作品と聞いて、迷わず購入! (なかなかタイトルもツボをおさえているような気がする) 結論からいうと、さわやか&じんわり系! オズの魔法使いなんて知らなくてもまったくOK。 ただ大賞受賞作なんて大きな看板を背負っちゃうのがチトかわいそうかも? 何気なく手にしたのが、たまたまこの一冊だったとしたら、 かなりの満足感は得られるはず! これはおススメです!!! | ||||
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現実にありそうなことをオズの魔法使いに見たて話の構成を組み上げている。 一人一人の話が短編化していて読みやすかった。終わり方もよし。 ラノベぽっくないけどおもしろいと思えた作品でした。 | ||||
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読み終わった時には、「え? もう終わり?」と思いました。 ご本人は、続編は書けないでしょうとおっしゃっていましたが、なにをおっしゃいますか、これはいくらでも続編書けますよ。自分で書かないなら私が書きましょう。いや、それはもはや続編ではなく二次創作か。 登場人物のリリカルで切ない感じがよく出ていて、遠い昔に憧憬の念を持って見つめたあの強烈なストレートパンチで昇天しました。 なにを言ってるかわかりませんか、いいんです、それで。だってわかったら、ネタバレになるじゃないですか! とりあえず言えるのは、深いところをで読者の心をつかみ、会話と文章でぐらぐらにして、最後に惜しみない優しさでつつみこむという素敵な作品です。 ラストの屋上のシーンでは、なぜか「花の首飾り」(ザ・タイガース)が頭の中で鳴り響いていました。 え? 知らない。井上陽水や葉月里緒菜、それにレスリー・マッコーエンまでカバーしてる名曲ですよ。レスリー・マッコーエンって誰か知らないけど。 あまりちゃんとした感想文になっていなくてすいません。 でも、続編読みたい! | ||||
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第五回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作。 『オズの魔法使い』をモチーフにした、全体的に中学生のポエムのような感じがする作品です。 文章的にはライトノベルなのですが、作品の内容はラノベというよりも青春映画の脚本を目指しているような、けっこうシビアなストーリーでした。 ガガガ文庫で賞を取る作品は伝統的にサスペンスなどシリアスな作品が多く(学園カゲキ!もけっこうシリアスでしたし)、この作品も例に漏れず、終盤の展開は結構ハードです。 それを非現実的と受け止めるか、感動的と受け止めるかは、読み手によると思います。 私はそれほど感動しなかったのですが、全体的なバランスの良い作品だと感じたので、その点では満足しました。あとがきを読むに続編はなさそうですが、これはそれで正解だと思います。 | ||||
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