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宮部みゆきの江戸怪談散歩
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宮部みゆきの江戸怪談散歩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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新人物往来社から出た『やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き!』を元に、文庫用に再編集されたものとのことです。 巻頭のカラーページで宮部作品にまつわる都内各所(主に東)が紹介されていて、都内在住者はまさにぶらり旅でもできそうな感じです。 あとはなんといっても宮部さんのインタビューですね。 今後の三島屋シリーズの構想について触れられていて、「えー!そういう展開もアリなの!?」というわけで、早くその物語が読みたくなってしまいました。大沢さん、京極さんとのやりとりも語られていますが、これも面白い。著者の三島屋シリーズへの思い入れと小説の楽屋裏がわかる、非常に楽しいインタビューでした。 本人の怪談2編とともに宮部さん推薦の毛色の違う短編も2本収録、北村薫さんとの対談もあり、非常に楽しめる文庫本でした。 | ||||
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本書は2011年7月に新人物往来社から刊行された「やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き!」(別冊歴史読本53)に、大幅な内容修正を加え、新たに編集し直し、文庫化したものです。 巻頭、先ず著者の宮部みゆきさんの緒言があり、三島屋変調百物語の舞台を歩く、宮部会談の舞台を歩く、本所深川七不思議を歩く と続きます。いずれもカラー・ページで宮部作品とリンクした企画で、読んで、見て、楽しい内容になっています。 そして、宮部みゆきさんと北村薫との対談、やっぱり怪談が好き!です。 それにしてもこのお二人、馬が合うというのか、筑摩書房の短編集の共同アンソロジーのみならず、北村さんのこわい部屋、謎の部屋 の巻末でも対談をされています。 そして、宮部みゆきの怪談を味わう 1:曼珠沙華 2:だるま猫 宮部みゆき推薦!私の好きなこの話 3:指輪一つ(岡本綺堂) 4:怪の再生(福澤徹三) いよいよ実践編というわけです。 1:宮部さん渾身の力作中編です!人間、身内から罪人が出ると、普段どんな良くしてもらっていても、そのことを隠し、疎遠になっていくものですが、そんな兄弟の感情の変化を描いています。そして、物語は、悲劇的結末を迎えます。 同じような環境で、その打ち明け話を聞かされたおちかの未来は・・・ 2:犬、猫でも長生きすれば霊力をもっと言われています。そのような猫の皮で作った頭巾、これを被れば、だれでも一流の火消しになれますが、それは結果として・・・・ 3:岡本綺堂は、数多くの怪談の翻訳、また、自作の怪談を残しています。本作は、関東大震災で家族を失った男と、その家族がしていた指輪の不可思議な物語です。きっと東日本大震災でも同じようなことが起こっているはずです・・・ 4:現代風の実話の百物語かと思って読んでいると、最後に見事などんでん返しが・・・ 宮部みゆきさんの怪談に関する著作の紹介、それに実作、そして、宮部さんの好きな短編を付け加えています。欲を言えば後半(作品)がもう少し多ければな と思いますが!!! | ||||
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