路上のX

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評判

路上のXの評価:

3.96/5点 レビュー 71件。 B ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全104件 61〜80 4/6ページ
No.44
(4pt)

今もどこかに

夢中になって、一日で読み終えました。
フィクションだとは思うものの、今の日本のどこかに、こういう子たちはいそうで、考えると切ないですね。
とはいうものの、JKたちにも、大人の視線で見れば、たしかに悪い所もあるし、何故、そっちに行くのぉーと声をあげたくなる場面もたくさんありました。リオナの場合はともかく、真由に関しては、もうちょっと考える点もあったのでは、とも。叔父の家の台所のシーンなど、あんたも食器ぐらい洗ってあげなさいよ、トイレ掃除したげなさいよ、などと思ってしまうのは、子どもの側に立てない大人目線のせい?
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.43
(5pt)

社会問題だと思うこれは

言葉では言い表せないような感情が湧いてきました。
すごくリアルな描写でした。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.42
(5pt)

社会問題だと思うこれは

言葉では言い表せないような感情が湧いてきました。
すごくリアルな描写でした。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.41
(4pt)

彼女たちなりの生きる道

つくづく小説というものの価値を思う。
データやドキュメンタリーだけではわかり得ない現状の、ほんの一段ほどかもしれないけれど、深いところに触れることを可能にしてくれる。しかもその世界に入り込んでしまうことで、肌感覚に近い体験ができる。もちろん、当事者たちと同じ体験ができるとまでは思わないけれど。

好きでそんなふうに生きているわけではないのに、社会の目は冷たく、ただモノのように扱われる彼女たち。そんな環境の中で彼女たちは学び、一日一日をやり過ごしている。読みながら、今すぐに渋谷の街に飛んで行って、とりあえずこの3人の女の子たちを救ってあげたい、という衝動に何度も何度も駆られた。しかし現実においては、この3人を救ったからといって根本的な解決になど到底ならないこともわかっている。
叫んでも届かない声。その声に積極的に耳を傾けるのは、責任を持たない大人だけ。
本当にこの社会は病んでいる。どこかが狂っている。
間違いだらけの社会のあり方なのだが、その歪みのシワ寄せはいつだって最も弱き者のところにいくのだ。

救われない彼女たちはどんどん強くなり、なんとかして生きていく。大人たちを憎み、社会を憎みながら、利用できるものは利用して。
それが社会通念的に正しい道だとは思わないけれど、彼女たちなりの道で生きていくことだけが、彼女たちの希望なのかもしれない。
大人を、社会を信じられなくなった彼女たちは、いったいどんな大人に、そして、どんな親になるのだろう。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.40
(4pt)

彼女たちなりの生きる道

つくづく小説というものの価値を思う。
データやドキュメンタリーだけではわかり得ない現状の、ほんの一段ほどかもしれないけれど、深いところに触れることを可能にしてくれる。しかもその世界に入り込んでしまうことで、肌感覚に近い体験ができる。もちろん、当事者たちと同じ体験ができるとまでは思わないけれど。

好きでそんなふうに生きているわけではないのに、社会の目は冷たく、ただモノのように扱われる彼女たち。そんな環境の中で彼女たちは学び、一日一日をやり過ごしている。読みながら、今すぐに渋谷の街に飛んで行って、とりあえずこの3人の女の子たちを救ってあげたい、という衝動に何度も何度も駆られた。しかし現実においては、この3人を救ったからといって根本的な解決になど到底ならないこともわかっている。
叫んでも届かない声。その声に積極的に耳を傾けるのは、責任を持たない大人だけ。
本当にこの社会は病んでいる。どこかが狂っている。
間違いだらけの社会のあり方なのだが、その歪みのシワ寄せはいつだって最も弱き者のところにいくのだ。

救われない彼女たちはどんどん強くなり、なんとかして生きていく。大人たちを憎み、社会を憎みながら、利用できるものは利用して。
それが社会通念的に正しい道だとは思わないけれど、彼女たちなりの道で生きていくことだけが、彼女たちの希望なのかもしれない。
大人を、社会を信じられなくなった彼女たちは、いったいどんな大人に、そして、どんな親になるのだろう。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.39
(5pt)

作者の魂を感じた

今が昔と比べて良い時代なのは当然のことだと思う。
だからって、これ以上の変化を求めることが贅沢で、無くても困らないなんて思っている人に気づいてほしい。
それは「今が良い時代」なのではなくて、「あなたが良い暮らしをしてる」だけのことだと。

いわゆる社会的弱者と呼ばれる人たちが、同じ日本でどんな暮らしをしているのか知っていますか。
(ちなみに女性や子どもも社会的弱者の定義に含まれます。)
知っていても、そこから抜け出せないことを本人の努力不足として、蔑むような人も少なくありません。
また、「努力」で解決できると思っている人の中には、「努力不足」の人は切り捨てていい存在だと思っている人もいます。

そもそも、成り行きで流れ着いたのが今の時代ではありません。
時代は、戦って、勝ち取られてきた結果です。
これからも勝ち取らなければいけないことがたくさんあって、
それは贅沢品ではなく、命がけで戦う理由と価値のあるものです。

私はこの題材を今更とは感じません。
いつまで経っても問題としてそこにあることが、また新たな問題であるとも思います。

小説としても、素晴らしい作品でした。
桐野さんって凄い作家さんなんだと改めて思いました。
社会問題の提起をするだけでなく、
エンターテインメント性も十分なスリリングな展開。
且つ、悲惨な展開ばかり用意して「衝撃作」と宣うB級ホラーやサスペンスとは異なる帰結。
「面白い」だけでは終わらない。
そして人の心はどこまでもリアル。
個人的にも大好きな作風です。他の作品ももっと読んでみようと思います。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.38
(5pt)

作者の魂を感じた

今が昔と比べて良い時代なのは当然のことだと思う。
だからって、これ以上の変化を求めることが贅沢で、無くても困らないなんて思っている人に気づいてほしい。
それは「今が良い時代」なのではなくて、「あなたが良い暮らしをしてる」だけのことだと。

いわゆる社会的弱者と呼ばれる人たちが、同じ日本でどんな暮らしをしているのか知っていますか。
(ちなみに女性や子どもも社会的弱者の定義に含まれます。)
知っていても、そこから抜け出せないことを本人の努力不足として、蔑むような人も少なくありません。
また、「努力」で解決できると思っている人の中には、「努力不足」の人は切り捨てていい存在だと思っている人もいます。

そもそも、成り行きで流れ着いたのが今の時代ではありません。
時代は、戦って、勝ち取られてきた結果です。
これからも勝ち取らなければいけないことがたくさんあって、
それは贅沢品ではなく、命がけで戦う理由と価値のあるものです。

私はこの題材を今更とは感じません。
いつまで経っても問題としてそこにあることが、また新たな問題であるとも思います。

小説としても、素晴らしい作品でした。
社会問題の提起をするだけでなく、エンターテインメント性も十分なハラハラさせられる展開。
悲惨な展開ばかり用意して「衝撃作」と宣うB級ホラーやサスペンスとは異なる帰結。
そして人の心はどこまでもリアル。
個人的に大好きな作風です。他の作品ももっと読んでみようと思います。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.37
(5pt)

辛くなる・・・

2流のドラマや小説は、主人公が危機に陥っても「ハア、でどうよ?」とまったく感情移入出来ないが、桐野さんの作品はどれもハラハラとし続ける。「真由!駄目だよそっち行っちゃ。早く戻っておいで!」と心の中で叫び続け、グッタリと疲れる。このまま、取り返しのつかないところまで行ってしまうのかと心配で仕方なかったが、どうにか最後は踏み止まったみたいで、良かったです。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.36
(5pt)

辛くなる・・・

2流のドラマや小説は、主人公が危機に陥っても「ハア、でどうよ?」とまったく感情移入出来ないが、桐野さんの作品はどれもハラハラとし続ける。「真由!駄目だよそっち行っちゃ。早く戻っておいで!」と心の中で叫び続け、グッタリと疲れる。このまま、取り返しのつかないところまで行ってしまうのかと心配で仕方なかったが、どうにか最後は踏み止まったみたいで、良かったです。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.35
(5pt)

コミュニティの崩壊

この豊かな日本の狭間で、今夜寝る場所と食べる為だけに身を差し出すJKと言われるある種ブランドを持った若い少女達。出てくる大人がクソばっかりで哀しくなる。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.34
(5pt)

コミュニティの崩壊

この豊かな日本の狭間で、今夜寝る場所と食べる為だけに身を差し出すJKと言われるある種ブランドを持った若い少女達。出てくる大人がクソばっかりで哀しくなる。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.33
(4pt)

自己肯定感の低い子、自尊心を持てない子

この本を読んでいる時、ちょうど「児童・生徒の自殺対策講習会」を聞く機会があった。
その中に、「あなたは望まれて生まれてきた。あなたの両親はあなたを大事に育てたはずだから命を大切にしましょう」と訴える授業が、逆に、「親に愛された記憶のない子どもたち」を傷つけ、追い詰めるという話があった。
親や周囲の大人に大切にされた記憶のない子どもたちは自己肯定感が低く、困ったときに助けを求める行動を取ることができない。そして自傷行為を繰り返す。

ノンフィクションから着想したという「路上のX」の、真由とリオナの二人の違いがこの辺りにあるように思えて、この本の持つリアリティを感じるとともに、「著者はしっかり取材したんだろうな」と思った。

親や社会、システムに守られない少女は、剥き出しの、生身の身体のまま容赦なく傷つけられていく。真由たちの行末が気になって仕方ないラストだった。

しかし、「真由」という名が何度も「真田」に見えた。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.32
(4pt)

自己肯定感の低い子、自尊心を持てない子

この本を読んでいる時、ちょうど「児童・生徒の自殺対策講習会」を聞く機会があった。
その中に、「あなたは望まれて生まれてきた。あなたの両親はあなたを大事に育てたはずだから命を大切にしましょう」と訴える授業が、逆に、「親に愛された記憶のない子どもたち」を傷つけ、追い詰めるという話があった。
親や周囲の大人に大切にされた記憶のない子どもたちは自己肯定感が低く、困ったときに助けを求める行動を取ることができない。そして自傷行為を繰り返す。

ノンフィクションから着想したという「路上のX」の、真由とリオナの二人の違いがこの辺りにあるように思えて、この本の持つリアリティを感じるとともに、「著者はしっかり取材したんだろうな」と思った。

親や社会、システムに守られない少女は、剥き出しの、生身の身体のまま容赦なく傷つけられていく。真由たちの行末が気になって仕方ないラストだった。

しかし、「真由」という名が何度も「真田」に見えた。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.31
(4pt)

救われない人が救われない

まずは、同じ日本で一応寝るところもあってお金に困ることもなく、1日3食普通に食べることができて、仕事の悩みと言っても大したこともない自分がとっても幸せなんだなあと感じる小説でした。あと、私は高校出て予備校まで通わせてもらって大学を出たのですがその有り難さも教えられました。作者がラストにどういう意味を込めたかは、はっきりわかりませんでしたが私も他の方と同様に「救いがない」と感じました。ハッピーエンドで終わって欲しいとは思っていませんでしたが、救われない人が救われないまま終わったような感想を持ちました。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.30
(4pt)

救われない人が救われない

まずは、同じ日本で一応寝るところもあってお金に困ることもなく、1日3食普通に食べることができて、仕事の悩みと言っても大したこともない自分がとっても幸せなんだなあと感じる小説でした。あと、私は高校出て予備校まで通わせてもらって大学を出たのですがその有り難さも教えられました。作者がラストにどういう意味を込めたかは、はっきりわかりませんでしたが私も他の方と同様に「救いがない」と感じました。ハッピーエンドで終わって欲しいとは思っていませんでしたが、救われない人が救われないまま終わったような感想を持ちました。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.29
(5pt)

どうしても分からない

作家さんは何を考えて、既出の名前や芸能人を連想させる名前を、自分の小説の
登場人物に付けるのか?今まで誰も使ったことのない名前を付けようとは、全く
思わないのだろうか?複数の作家の作品で、特定の人物を集団リンチしているの
ではないだろうけれど、心が疲れている人は、往々にして要らんパズルを解きが
ちなので、読むのは中々辛いのでは?身体障害者が読みやすいものを探るばかり
でなく、精神障害者にも優しいコンテンツの在り方が、きっとあると私は思いま
す。おかしなことを言ってすみません。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.28
(4pt)

「救い」を表現してほしかった

「家族や愛が大事・・」といったような、ありきたりで抽象的な軽い結末ではなく良かったと思う。
だが、結末にもう少し「救い」があってもよいのではないか。
ルポやノンフィクションではなく「創作(小説)」なのだから、救いようのない「現実」に対して、
作者なりの「解決策」や「希望」を提示してほしかった。
たぶんそれが「一流」の表現なのだと私は思う。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.27
(4pt)

「救い」を表現してほしかった

「家族や愛が大事・・」といったような、ありきたりで抽象的な軽い結末ではなく良かったと思う。
だが、結末にもう少し「救い」があってもよいのではないか。
ルポやノンフィクションではなく「創作(小説)」なのだから、救いようのない「現実」に対して、
作者なりの「解決策」や「希望」を提示してほしかった。
たぶんそれが「一流」の表現なのだと私は思う。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.26
(5pt)

やはり桐野さん

「夜のそのまた夜の暗い夜」も生い立ちの異なる3人の若い娘が明日を探す話だったが、場所が渋谷の「路上のX」は街を思い出しながら読めて身近に感じた。
真由が苛立ち、怒り、口汚く毒づくシーンは、その変化がとてもリアルで、彼女の心細さ閉塞感を感じ心がヒリヒリした。
私は繁華街を歩くだけで男嫌になりそうだと感じることがある。そして、世間知らずの娘が親子喧嘩の勢いでその街に走ることをずっと恐れていた。かつては自分も徘徊していた街。
読後の余韻が続き作者の健在ぶりを知る。
このテーマを桐野 夏生が書いてくれてうれしかった。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.25
(5pt)

やはり桐野さん

「夜のそのまた夜の暗い夜」も生い立ちの異なる3人の若い娘が明日を探す話だったが、場所が渋谷の「路上のX」は街を思い出しながら読めて身近に感じた。
真由が苛立ち、怒り、口汚く毒づくシーンは、その変化がとてもリアルで、彼女の心細さ閉塞感を感じ心がヒリヒリした。
私は繁華街を歩くだけで男嫌になりそうだと感じることがある。そして、世間知らずの娘が親子喧嘩の勢いでその街に走ることをずっと恐れていた。かつては自分も徘徊していた街。
読後の余韻が続き作者の健在ぶりを知る。
このテーマを桐野 夏生が書いてくれてうれしかった。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309