路上のX

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評判

路上のXの評価:

3.96/5点 レビュー 71件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全104件 41〜60 3/6ページ
No.64
(4pt)

文庫本だと勘違いしてましたが、発送も早くすごくきれいな状態で届きました。どうしても見たかった新刊なので。通常1700円半額以下で買えてよかったです。また、おねがいします。家庭環境の複雑な高校生の苦悩や悩みがまざまざと描かれてて面白かったす。JKのアルバイトお気楽なのかと思ってましたが、過酷なのだと思いました。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.63
(4pt)

文庫本だと勘違いしてましたが、発送も早くすごくきれいな状態で届きました。どうしても見たかった新刊なので。通常1700円半額以下で買えてよかったです。また、おねがいします。家庭環境の複雑な高校生の苦悩や悩みがまざまざと描かれてて面白かったす。JKのアルバイトお気楽なのかと思ってましたが、過酷なのだと思いました。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.62
(5pt)

期待通り

好きな作家
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.61
(5pt)

期待通り

好きな作家
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.60
(5pt)

逞しく生きる少女達

10代後半のまだ保護者を必要とする家庭に恵まれない少女達が何人か登場しそれぞれの親がどんな人か?精神状態や児童一時保護所にも触れていて興味深かったです。
桐野夏生さんの洞察力は凄いです。同じような少女が憑依して描かせているのでしょうか?と思うほどです。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.59
(4pt)

路上生活をする少女たちの実態が生々しく描かれていた

路上生活をする少女たちの実態が生々しく描かれていた。

育児放棄や虐待、レイプ、JKビジネスなど、普通に生活している高校生とは無縁の世界に入り込んでいく主人公の真由には同情してしまう。

物語に登場する3人の少女の中でも、リオナの境遇は特にひどかった。何度も再婚するうえ娘を信用しない母親、暴力を振るう義理父の中でも必死に生きる術を身につけ、一人でも生きていくためにJKビジネスの世界にはまっていく。

個人的には、秀斗のマンションでの生活の場面が好きだった。ドMという独特の趣味が垣間見れた。

お金が欲しくて切羽詰っている子どもを利用した大人のビジネスがまかり通ってしまう世界があることを痛感する物語だった。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.58
(4pt)

路上生活をする少女たちの実態が生々しく描かれていた

路上生活をする少女たちの実態が生々しく描かれていた。

育児放棄や虐待、レイプ、JKビジネスなど、普通に生活している高校生とは無縁の世界に入り込んでいく主人公の真由には同情してしまう。

物語に登場する3人の少女の中でも、リオナの境遇は特にひどかった。何度も再婚するうえ娘を信用しない母親、暴力を振るう義理父の中でも必死に生きる術を身につけ、一人でも生きていくためにJKビジネスの世界にはまっていく。

個人的には、秀斗のマンションでの生活の場面が好きだった。ドMという独特の趣味が垣間見れた。

お金が欲しくて切羽詰っている子どもを利用した大人のビジネスがまかり通ってしまう世界があることを痛感する物語だった。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.57
(5pt)

だらけた生活を送ってる時に読むと身の引き締まるような小説

女子高生の思考を言葉にするのは相当難しいんじゃないかと思う。
村上龍のラブ&ポップのような一人称の手法もあるだろうが、
知性ある大人が社会的な客観小説として書くには知性や語彙のさじ加減が相当困難じゃないでしょうか。
これは元々の頭の良い少女二人を主役に据える事で見事にクリアしています。
生きる事、生活する事の厳しさはときには女子高生のように考えてみないと分からないという事もあるでしょう。
筆者はファッションや音楽が分からない作家では決してなく、ここでは敢えて回避されて書かれてます。
辛さや残酷さを淡々と受け止めながらも芯がぶれないでいられるように。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.56
(5pt)

だらけた生活を送ってる時に読むと身の引き締まるような小説

女子高生の思考を言葉にするのは相当難しいんじゃないかと思う。
村上龍のラブ&ポップのような一人称の手法もあるだろうが、
知性ある大人が社会的な客観小説として書くには知性や語彙のさじ加減が相当困難じゃないでしょうか。
これは元々の頭の良い少女二人を主役に据える事で見事にクリアしています。
生きる事、生活する事の厳しさはときには女子高生のように考えてみないと分からないという事もあるでしょう。
筆者はファッションや音楽が分からない作家では決してなく、ここでは敢えて回避されて書かれてます。
辛さや残酷さを淡々と受け止めながらも芯がぶれないでいられるように。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.55
(4pt)

男は勿論、女も屑ばかり登場する桐野らしい傑作

帯文引用“幸せな日常を断ち切られ、親に棄てられた女子高生たち。ネグレクト、虐待、DV 、レイプ、JKビジネス。かけがえのない魂を傷めながらも、三人の少女は酷薄な大人たちの世界をしなやかに踏み越えていく。こんなに叫んでも、私たちの声は届かないの?”

男は勿論、女も屑ばかり登場する桐野らしい傑作。

渋谷でホームレス生活する元JKと中卒のナンチャッテJKの物語。

JKものというより少女ホームレスもの。

レイプされた過去が標準装備されているが、記憶してるのが辛い地獄の体験なので、本人も具体的な事は思い出せず、詳細なレイプ場面はない純文学である。

レイプ犯への直接的復讐の方法を参考に汁!

賢い女犯罪者の少女時代を描いたノワールシリーズへと発展して欲しい。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.54
(4pt)

男は勿論、女も屑ばかり登場する桐野らしい傑作

帯文引用“幸せな日常を断ち切られ、親に棄てられた女子高生たち。ネグレクト、虐待、DV 、レイプ、JKビジネス。かけがえのない魂を傷めながらも、三人の少女は酷薄な大人たちの世界をしなやかに踏み越えていく。こんなに叫んでも、私たちの声は届かないの?”

男は勿論、女も屑ばかり登場する桐野らしい傑作。

渋谷でホームレス生活する元JKと中卒のナンチャッテJKの物語。

JKものというより少女ホームレスもの。

レイプされた過去が標準装備されているが、記憶してるのが辛い地獄の体験なので、本人も具体的な事は思い出せず、詳細なレイプ場面はない純文学である。

レイプ犯への直接的復讐の方法を参考に汁!

賢い女犯罪者の少女時代を描いたノワールシリーズへと発展して欲しい。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.53
(5pt)

どうすれば救えるのか

虐待やDV、ハラスメント等の弱い者いじめは
最終的に「力が弱く経済力の無い者」に回って来る。

小さな子供がそうだけど、
男の子は思春期以降は身体が大きく力が強くなる。
(個人差はあるけど女子よりは強くなる)
でも、女の子は真面目に生きようとしたら力が弱く経済力も無いまま。

義務教育以降なら働ける、というのは正論ではあるけれど
保護者の後ろ盾がない未成年が働くことは
環境に恵まれなければ簡単に搾取の対象になってしまう。

だけど女の子は性的に自分を売ればその時は経済力ができる。
危険と隣り合わせではあるけれど。

虐げられている子、居場所のない女の子が性的に自分を売る事を
ただただ非難するのは、結局それも弱い者いじめの延長でしかないのでは…
と思わせる内容の本だった。

親や保護者が経済的に自立する年齢まで
きちんと後ろ盾になる覚悟を持つのはもちろんだけど
そうでない子には社会的に保護する制度をきちんと作って、
使いやすく整備し、それらを提示したうえで、ようやく
「性的に自分を売ってはいけない、他に安全に生きて行く方法が
こんなにたくさんあるのだから」
と言えるのではないかと思った。

救いの無いラスト、と他のレビューにあったけど
現状ではそうなるよね、と思うラストだった。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.52
(5pt)

どうすれば救えるのか

虐待やDV、ハラスメント等の弱い者いじめは
最終的に「力が弱く経済力の無い者」に回って来る。

小さな子供がそうだけど、
男の子は思春期以降は身体が大きく力が強くなる。
(個人差はあるけど女子よりは強くなる)
でも、女の子は真面目に生きようとしたら力が弱く経済力も無いまま。

義務教育以降なら働ける、というのは正論ではあるけれど
保護者の後ろ盾がない未成年が働くことは
環境に恵まれなければ簡単に搾取の対象になってしまう。

だけど女の子は性的に自分を売ればその時は経済力ができる。
危険と隣り合わせではあるけれど。

虐げられている子、居場所のない女の子が性的に自分を売る事を
ただただ非難するのは、結局それも弱い者いじめの延長でしかないのでは…
と思わせる内容の本だった。

親や保護者が経済的に自立する年齢まで
きちんと後ろ盾になる覚悟を持つのはもちろんだけど
そうでない子には社会的に保護する制度をきちんと作って、
使いやすく整備し、それらを提示したうえで、ようやく
「性的に自分を売ってはいけない、他に安全に生きて行く方法が
こんなにたくさんあるのだから」
と言えるのではないかと思った。

救いの無いラスト、と他のレビューにあったけど
現状ではそうなるよね、と思うラストだった。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.51
(4pt)

生きていくにわ

本を読み終わった後インタビューして書いたように中書で凄く感銘しましたので中学生の孫娘に読んで見てわと正月に来るから薦めるつもりです
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.50
(4pt)

生きていくにわ

本を読み終わった後インタビューして書いたように中書で凄く感銘しましたので中学生の孫娘に読んで見てわと正月に来るから薦めるつもりです
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.49
(4pt)

しらない日常

JKと呼ばれる子たちの日常が読みやすくまとめられている。ニュースなどでたまに聞いたりするけれど。知らない世界。一部の男性のどうしようもない性向、所業、本当に理不尽。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.48
(4pt)

しらない日常

JKと呼ばれる子たちの日常が読みやすくまとめられている。ニュースなどでたまに聞いたりするけれど。知らない世界。一部の男性のどうしようもない性向、所業、本当に理不尽。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.47
(4pt)

性被害に遭いやすい年代の若い人達に読んで欲しいです。

路上のXを読む半年程前に、本屋さんで 中村敦彦さんと鈴木大介さんの共書、貧困とセックス イースト新書 を買って読んで、暗澹たる気持ちになったのですが、軽い気持ちで手に取って読んだ路上のXも、同じ題材を主題にしていて、桐野さんは他の本もそうですが、きちんと取材をされて、小説を書かれている方なんだな~と思いました。

中村さんと鈴木さんの本は、路上のXで提言されている主題、貧困女性、困窮女性、子ども達に、じゃあどうすればいいか?がきちんと書かれてあるので、2冊合わせて読むといいんじゃないかな~と。

路上のXでは主人公の女性がレイプされてしまい、警察にも時間がたってからですが駆けこむのですが、証拠がないと言う事で立件は無理であると・・・・・。

2003年、早稲田大学にスーパーフリーと言うサークルがあって、そこでは若い女性を狙ったレイプが頻繁に行われていて、あるひとりの勇気ある被害女性が友達の付き添いで警察に相談、すぐに警察指定の病院へ行き検体を取れたため刑事事件として立件できたわけですが、どれだけの若い女性が性被害に遭ったら迅速に動かなくては相手を加害者として立件できませんよと教えてもらえているでしょうか?。知らない人の方が多いし、学校できちんと授業で教えるべきではないかと思います。

私が学校関係者だったら、桐野夏生さんの路上のXと、中村さんと鈴木さんの共書、貧困とセックス(イースト新書)と、2003年にあった早稲田大学のスーパーフリーの事件の概要を 10代の、これからそういう被害に遭いやすい年代の若者に読んでもらうと思います。

路上のXでは親から遺棄された若い女性3人が出てくるのですが、困窮している若い女性は、社会やお金も体力もある男性からは助けられる事はありません、搾取されるか、足元を見られた施しを受けるだけで、困った女性を助けるのは同じ立場の弱い困った女性達で、弱い者同士が支え合ったり助け合うしかないわけです。

弱者に弱者を支えさすと言う、違う形の貧困の構図が出ていて、困窮している若い女性のひとりは、祖母の援助で何とか高校入学できるメドが立つわけですが、祖母の事故死と言う形でその道が阻まれてしまいます。祖母の焼死は住環境の貧しさからで、悪くなる事はあっても、良くなる事はない、本来社会がサポートすべき社会的弱者への支援がOかマイナスで、

物語の最後の場面で、流産した仲間のひとりが、病院で知り合った高齢者のおじいさんの家にお世話になるから、残りのふたりで何とか暮らして行けたら、と話し合う場面があるのですが、男性でも高齢になれば女性と同じ社会的弱者となって、やっと同じ目線の中に社会的弱者が入るのかと思うと、明るい話なのか、実はそうではないのか・・・・。

高齢となった男性が若い女性を引き入れてフォローしてもらおうとするのは、自分と同じ男性だと、きちんとお世話してもらえないと言う自覚があるからではないかとも思います。

青木悦さんの著書、アスファルトのたんぽぽ、いじめは戦後社会の総決算と言う本の中で、日本と言う国が経済至上主義を掲げて、そちらの方へ舵取りした辺りから、子どもや高齢者への虐待が急増したと書かれてあるのですが、結局、その舵が変わらないまま、今に至っていると言う話なんだと思います。

母親である事をやめた母親をもつ女の子は、ひとりで生きていく事を決心しても、母親の顔を見に行ったり、自分とは違い落ち着いた成育歴の知り合いを突き放す等、人間である事をやめなかった、路上のXはリオナさんと言う女性が軸となって、主人公が自分とは違う道を行くよう提言するので、救いがない中の救いになっています。

現実は自分よりも若く世間も知らない無垢な女性を喰い物にする女性もいるでしょうし、岩波文庫から出ている女たちのアジア 松井やより さんの本の中で、自分と同じ地元の若い女性をブローカーに売る女性も出てきて、ひどい話ですが、でも、今の若い人達に必要なのはそういう現実のある社会に今私達は生きていると言う事実を知る事と、じゃあどうすればいいか?のふたつを常に考え模索し、最悪そういう事態に陥った時に迅速に行動する、抗議する勇気を持つ事でしょう。

それと世界はリオナさんのような人に支えられていて、そしてそういう人達は決して決して表に出る事はないんだな~と思います、でも本を読んだ読者は知っている。そういう見えない心ある人達の存在が今ある社会を存続させていると知る事が出来るわけです。

火垂るの墓では生きる事が出来なかった社会的弱者の象徴である兄妹が、繁栄した神戸の町を見ている場面で映画は終わるわけですが、そういう人達は存在していて、本来その人達のいる場所に私達はいるかもしれない。自分の無理のない範囲で、社会的弱者の人に対してやれることはあるんじゃないか、リオナさんだって出来ているわけですから。
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801
No.46
(4pt)

性被害に遭いやすい年代の若い人達に読んで欲しいです。

路上のXを読む半年程前に、本屋さんで 中村敦彦さんと鈴木大介さんの共書、貧困とセックス イースト新書 を買って読んで、暗澹たる気持ちになったのですが、軽い気持ちで手に取って読んだ路上のXも、同じ題材を主題にしていて、桐野さんは他の本もそうですが、きちんと取材をされて、小説を書かれている方なんだな~と思いました。

中村さんと鈴木さんの本は、路上のXで提言されている主題、貧困女性、困窮女性、子ども達に、じゃあどうすればいいか?がきちんと書かれてあるので、2冊合わせて読むといいんじゃないかな~と。

路上のXでは主人公の女性がレイプされてしまい、警察にも時間がたってからですが駆けこむのですが、証拠がないと言う事で立件は無理であると・・・・・。

2003年、早稲田大学にスーパーフリーと言うサークルがあって、そこでは若い女性を狙ったレイプが頻繁に行われていて、あるひとりの勇気ある被害女性が友達の付き添いで警察に相談、すぐに警察指定の病院へ行き検体を取れたため刑事事件として立件できたわけですが、どれだけの若い女性が性被害に遭ったら迅速に動かなくては相手を加害者として立件できませんよと教えてもらえているでしょうか?。知らない人の方が多いし、学校できちんと授業で教えるべきではないかと思います。

私が学校関係者だったら、桐野夏生さんの路上のXと、中村さんと鈴木さんの共書、貧困とセックス(イースト新書)と、2003年にあった早稲田大学のスーパーフリーの事件の概要を 10代の、これからそういう被害に遭いやすい年代の若者に読んでもらうと思います。

路上のXでは親から遺棄された若い女性3人が出てくるのですが、困窮している若い女性は、社会やお金も体力もある男性からは助けられる事はありません、搾取されるか、足元を見られた施しを受けるだけで、困った女性を助けるのは同じ立場の弱い困った女性達で、弱い者同士が支え合ったり助け合うしかないわけです。

弱者に弱者を支えさすと言う、違う形の貧困の構図が出ていて、困窮している若い女性のひとりは、祖母の援助で何とか高校入学できるメドが立つわけですが、祖母の事故死と言う形でその道が阻まれてしまいます。祖母の焼死は住環境の貧しさからで、悪くなる事はあっても、良くなる事はない、本来社会がサポートすべき社会的弱者への支援がOかマイナスで、

物語の最後の場面で、流産した仲間のひとりが、病院で知り合った高齢者のおじいさんの家にお世話になるから、残りのふたりで何とか暮らして行けたら、と話し合う場面があるのですが、男性でも高齢になれば女性と同じ社会的弱者となって、やっと同じ目線の中に社会的弱者が入るのかと思うと、明るい話なのか、実はそうではないのか・・・・。

高齢となった男性が若い女性を引き入れてフォローしてもらおうとするのは、自分と同じ男性だと、きちんとお世話してもらえないと言う自覚があるからではないかとも思います。

青木悦さんの著書、アスファルトのたんぽぽ、いじめは戦後社会の総決算と言う本の中で、日本と言う国が経済至上主義を掲げて、そちらの方へ舵取りした辺りから、子どもや高齢者への虐待が急増したと書かれてあるのですが、結局、その舵が変わらないまま、今に至っていると言う話なんだと思います。

母親である事をやめた母親をもつ女の子は、ひとりで生きていく事を決心しても、母親の顔を見に行ったり、自分とは違い落ち着いた成育歴の知り合いを突き放す等、人間である事をやめなかった、路上のXはリオナさんと言う女性が軸となって、主人公が自分とは違う道を行くよう提言するので、救いがない中の救いになっています。

現実は自分よりも若く世間も知らない無垢な女性を喰い物にする女性もいるでしょうし、岩波文庫から出ている女たちのアジア 松井やより さんの本の中で、自分と同じ地元の若い女性をブローカーに売る女性も出てきて、ひどい話ですが、でも、今の若い人達に必要なのはそういう現実のある社会に今私達は生きていると言う事実を知る事と、じゃあどうすればいいか?のふたつを常に考え模索し、最悪そういう事態に陥った時に迅速に行動する、抗議する勇気を持つ事でしょう。

それと世界はリオナさんのような人に支えられていて、そしてそういう人達は決して決して表に出る事はないんだな~と思います、でも本を読んだ読者は知っている。そういう見えない心ある人達の存在が今ある社会を存続させていると知る事が出来るわけです。

火垂るの墓では生きる事が出来なかった社会的弱者の象徴である兄妹が、繁栄した神戸の町を見ている場面で映画は終わるわけですが、そういう人達は存在していて、本来その人達のいる場所に私達はいるかもしれない。自分の無理のない範囲で、社会的弱者の人に対してやれることはあるんじゃないか、リオナさんだって出来ているわけですから。
路上のX Amazon書評・レビュー: 路上のXより
4022515309
No.45
(4pt)

今もどこかに

夢中になって、一日で読み終えました。
フィクションだとは思うものの、今の日本のどこかに、こういう子たちはいそうで、考えると切ないですね。
とはいうものの、JKたちにも、大人の視線で見れば、たしかに悪い所もあるし、何故、そっちに行くのぉーと声をあげたくなる場面もたくさんありました。リオナの場合はともかく、真由に関しては、もうちょっと考える点もあったのでは、とも。叔父の家の台所のシーンなど、あんたも食器ぐらい洗ってあげなさいよ、トイレ掃除したげなさいよ、などと思ってしまうのは、子どもの側に立てない大人目線のせい?
路上のX (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 路上のX (朝日文庫)より
4022649801