■スポンサードリンク
サラバ!
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
サラバ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 61~80 4/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
希望通りの商品でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の人生を幼少期からの回想で振り返っていく。視点が一人称だから、読書をあまり嗜まない自分としては読みやすかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
抜け落ちる毛髪に悩み、定職にも就けず受身であることが処世術ではないと歩は気づきます。 親友の須玖と鴻上が交際していることを知った歩が悪意に満ちた言葉を投げかける姿は読むのが辛かった。 沼のような自己嫌悪に陥った歩に姉は「自分の信じるものを見つけなさい」と毅然とした態度で諭し、父親は二人が結婚するまでの秘密を明かします。 啓示を受けて再訪したエジプトでは過去の親友のヤコブと再会。自分には見えていても言葉に言い表せない化け物を書くために人生を捧げようと決意します。 「サラバ」とは、別れや友情を意味するだけではなく、自分が背負ってきた経緯や偶然を受け入れて、それでも前に進もうとするための合い言葉でもあったのです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
展開が面白い!上中下と分かれていて自分は特に中が好きでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おもしろかった。主人公とその家族の半生が綴られていた。それぞれの人生を凌駕する方向で。それぞれの幸福と醜悪と誤解が絡み、紆余曲折しながら、生きる糧を模索する普通の家族の物語かな。イラン、エジプト、日本にステイト、震災、テロが、織り込まれ、宗教、音楽、映画、小説が散りばめれ、細かい描写が淡々と綴られている。淡々と綴られているところはストレスなく淡々とと読めてよかったし、このまま淡々と落ちもなく続いてもおもしろいなと思った。でも飽きて半年くらい止まった。が、また読み始めたら一気に読み終えた。最後まで読むと “「サラバ!」僕は、左足を踏み出す。” とありこの小説の最初の “僕はこの世界に、左足から登場した。”に繋がる。また読み始める。さらにおもしろい。輪廻である。謎が解け読み返すとそれぞれの人物に愛着がわく。 また、一人の半生と家族を含めてた周辺を細かく描写し少しの創造力を混ぜれば小説になるんだぁと思った。自分も小説を書いてみたくなった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物が全員「自分探し」をしている。 個性的な登場人物たちは、みんな魅力的で忘れられない強い印象を残すのだが、私の身の回りには一切いないタイプばかりで、実在感は薄い。 そのせいか「これは私自身の物語である」という共感は持ち得なかった。 けれども、著者ならではの熱量で大作を読ませる筆力には感服。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大好きな小説です。こんな本は他に読んだことがなく、宇宙人が書いたのかと思った。 言語が違うのに何故か言葉が通じること、鯨のこと、私も子供の頃に経験したかもしれないという気がする既視感。 上巻は夢の中のような、子どもならではの視点で書かれており、その後に通じる人間形成段階のストーリー。 伏線を回収するような類の小説では無いけれど、下巻ではもはや主人公とシンクロし、そちら側の気持ちで色んな感情を味わうことになる。 上巻がつまらないと感じる人は下巻のそれも感じることができないかも。 文章を読むのでは無く、読んでいると心の中で勝手に物語が進行していく、不思議な小説だ。 ただ心を裸にして感じる本だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読むのが楽しみすぎて、最後の100ページくらいはそれを読むための快適な場所で、誰にも邪魔されないように読んだくらいに好きな小説。 こどもが読んでもいいし、心が子供みたいな大人が読むと自然に泣けると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
入浴中や、筋トレのインターバルに読んでたんだけど、 こまぎれでも、全然おもしろかった。 恵まれた前半の人生から、徐々に自分を見失っていく主人公たち。 そしてそこから立ち直っていく物語。 自叙伝的小説なんだろうな。 文才ないけど、小説書いてみたくなった。 私も、「信じるもの」を見つけられるかな? 私も逃げずに立ち向かっていきたい! そう思わせてくれる、 前向きになれる本です。 オススメ♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公が成長し、姉の奇異ぶりが強調される。甘酸っぱい印象。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私にとって親や兄弟のように近しい関係にある人であればあるほど理解できていないし理解しようという努力もなかなか出来ません。親は親、兄弟は兄弟でしかなく、そうした自分との関係以前に親兄弟もそれぞれ一人の男性、一人の女性、一人の人間なのだと受け止めるのは人生半ばに差し掛かった今の私にも難しいことです。 幼少の頃から青年期にさしかかるまで両親や姉、そのほか周囲の人々を自分との関係においてしかとらえていなかった主人公が、やがてそれぞれの人をさまざまな悩みや葛藤を抱えた人間として理解しようという兆しを見せるようになる、その痛みを伴う成長過程が描かれた小説であるように私は感じました。 主人公はさまざまな迷いや行き詰まりをも経験します。自分の考え方、捉え方が根本的に間違えていたのかも知れないという戸惑いは、主人公をしばしば自己嫌悪に陥らせることにもなります。子供のときから貫いてきた外界に対する「静観」という姿勢が時として人を傷つけてしまうこと、憎しみの対象であるはずの姉から愛されていたということ、いちばん薄幸であるように見えた人が実はいちばん幸せな人であったということ、 自分自身の未熟さ、卑小さへの自己嫌悪はしばしば主人公の歩みを停滞させますが、一方ではその自己嫌悪が次の出会いや気づきに向けて背中を押してくれているようにも思います。 最初から終わりまで主人公の「僕」には勝利の栄光といえるものが何一つありません。何かを成し遂げたいという願望はあるけれど、結局何も成し遂げられず、敗北と挫折を心の片隅に感じながら生きている私のような人間にとって共感するところの多い物語です。 主人公のアンバランスさ、とりわけ家族の中での自分を被害者的にとらえている所などはかつての私に重なるところがあり、全編を通してまるで自分のことを書かれているような一抹の不快感もありましたが、読後感はとても爽やかでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上中巻を読み終え、下巻でまさかの思わぬ展開になる。ひっくり返る、という感じ。しかも自分と重なる事もあり、共感していた。どの世代にも楽しめる事間違いなし!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕が37年かけてたどり着いた、大げさに言えば人生の目的が綴られている。小さい頃から感じやすい姉と共に暮らし、母親と姉との折り合いが悪い中で自然と物事をやり過ごす力、傍観する力、受け身で生きる力を身につけた僕が、中年の手前になって人生の大きな意味に気づいた物語。初めは脇役だったおばちゃんが、実は大変な役割を担って物語を、世界を動かしている。 人により感じ方は違うと思うが、「嫌われる勇気」の内容と通じるものを自分は感じた。他人に左右されるのではなく、自分が信じるものを自分の価値観を持って見つけることが大事だな、と自分には感じられた。 自分の中に信じるものを持っている人はどのくらいいるのか。信じるものを会社の役職、年収、車、家にしか見出せない人生でよいのか、と考えてしまう。いまの大人の過半数は信じるものがないか、あっても即物的なものしかないのではないか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自己肯定と他者を比較することの愚かさみたいなものが伝わってきた。しかし、その展開はどこか劇的すぎるところがあり(つながりが良すぎる)気が引けた。また、実は他人を馬鹿にしている自分という像が描写からわかりずらかった。 読者の想像を掻き立てる文章は早く次のページをめくりたくさせ、作者の力を感じたのだった。結果的にみれば、読みやすく、それが良いところでもあり、その読みやすさがこの作品の欠点でもあると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家族が突然イラン行きを告げられ、日本に戻り、エジプトに行く過程で、父母関係が悪化する様などが主人公である、僕の幼少期視点より語られる物語。姉が独自の精神世界もち、クラスからも浮いた存在であるところから始まり、色んなマイノリティーが社会との関わり方を探し続ける。エジプシャンと歩が「サラバ!」の合言葉のもと、互いに精神的な支えになっている。歩むは元々卑猥な写真を見せられたことから始まったか。母と姉をつないでいた父が母と言い争いが絶えず別れることになり、これから彼らはどうなっていくのか。次巻に期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
案外、人によって評価が違うのが興味深い。個人的には上巻(中学生くらいまで)が面白く、中学~大学あたりからの薄っぺらさがからのラストが、まあうまくまとまってるとは思いつつ物足りなくもあったかも。 つまりは、子供のころから家庭環境が理由で「大人」として振る舞ってきた主人公が、中年とも言える年齢になったところで「自分」の無さに悩む、という筋がメインで、エキセントリックな姉に悩んだり、阪神ー東日本の震災などに巻き込まれつつ、観察しつつ、最後には当事者になっていくというところ。 カイロやエジプトなどグローバルなのは面白く読めたが、阪神淡路とオウムの後には神戸のサカキバラとか少年犯罪ラッシュとかあったなー、ってとこで国内についてはわりと甘めかなと。島本理生みたいに暴力振るったりする男が毎回出るのもあれだが、極端に暴力の影がない物語だなー、という印象もある。見ないようにしているのだろう。いや、単に無いのだろうかもな。サブカルというか、カルチャー系というか、そんなリアリティ。だから、共感できる人と出来ない人と案外別れるのかも。 あ、でもなんだかんだ文章も安定しているし、読ませるとは思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
20代の頃にも読んでみたかった。(20数年前この本はまだ存在していないのだが) 読み終えた本は大抵は処分するのだが、大切にとってある。 ずっと傍に置いておきたい本である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的には西さんの作品はかなりツボなので何読んでも楽しめますが、これは特に面白かった。 全巻合わせて900ページほどあるけど、最後までまったく飽きずに読み進められました。 なんでこんなに引き込まれるんだろうとな考えてみましたが、やっぱり人間描写がリアルで、記号的な虚飾とかが一切ないからでしょうね。もしこれが全部実話だったとしても違和感ないし。 春樹小説みたい主人公がモテまくったり、鴻上とか言うクソビッチが登場する大学時代のエピソードは読んでいてモヤモヤしましたが、主人公はその後人生が斜陽になって思い悩んだりするので、良い具合に物語のバランスが取れているなと思いました。 あと主人公が小説を書くきっかけの一つとなった小説は、ホテルニューハンプシャーじゃなくてガープの世界の方が自然だったかも? あっちは創作に悩む作家が主人公ですし。 最高に素晴らしい作品でしたが、又吉の解説が邪魔くさいので☆はマイナス1としました。ご了承ください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の人生は、いわゆる「よくある人生」ではないが、どんな人生にも共感できる経験・心の移り変わりがあるのだな、と響く。著者は女性なのに、男性の心情をよく描いていると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
性別や育った環境が違っても、共感できる喜怒哀楽が、切なく響く。大人になっていくってこういうことだなと思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!